アサガオホームページ
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種子の提供

研究者、教育関係者、一般育種家へアサガオ種子の提供を行っております。

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基礎生物学研究所

NBRPアサガオ分担機関のウェブサイトです。各種DNAクローン、配列情報、着色変異系統の提供を行っています。ゲノムデータベースへのリンクもあります。

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お知らせ

2024-02-02
種子提供用のメールアドレスが変更になりました。
2023-04-18
令和5年度のアサガオ種子の提供を開始しました。
2023-03-20
本年度のアサガオ種子の提供は事務手続きの関係で休止しています。4月以降提供業務を再開いたしますのでしばらくお待ちください
2022-10-08
米田先生のアサガオ類画像データベースの更新を行いました。和文総説「アサガオの歴史と園芸」も追加しております。このリンクまたは左のリストの「関連リンク」からアクセスしてください。
2022-07-24
第11回アサガオ研究集会のプログラムを掲載しました。
2022-05-06
第11回アサガオ研究集会が7月30日(土)にオンラインで開催されます(主催;東京農工大学 山田哲也先生)。申し込み等の詳しい情報はリンク先をご覧ください。
2022-04-26
令和4年度のアサガオ種子の提供を開始しました。
2022-03-22
本年度のアサガオ種子の提供は事務手続きの関係で休止しています。4月以降提供業務を再開いたしますのでしばらくお待ちください
2021-06-02
タキイ種苗のご厚意で利用させていただいている種子の発芽処理(レーザー光による種皮の穿孔処理)ですが、そのまま播くだけで発芽し、発芽率も低下しないためご好評をいただいております。そのため、デフォルトでレーザー処理をした種子を提供するようにいたしました。
2021-04-30
アサガオ種子の提供を開始いたしました。
2021-03-15
本年度のアサガオ種子の提供は事務手続きの関係で休止しています。4月以降提供業務を再開いたしますのでしばらくお待ちください
2020-08-09
今年の九州大学のオンラインオープンキャンパスの企画でアサガオや研究室の紹介動画をYoutubeで公開しています。
2020-05-30
大変お待たせいたしましたが、アサガオ種子の提供を開始いたしました。提供可能になった系統、新規公開系統も追加しております。
2020-03-01
本年度のアサガオ種子の提供は事務手続きの関係で休止中です。4月以降提供業務を再開いたしますのでしばらくお待ちください。
 過去のINFORMATION

プレスリリース・トピックス

2017-08-30
筑波大学と農業・食品産業技術総合研究機構のグループがゲノム編集の技術を使って、アサガオの花や茎の色を変えることに成功しました。
2017-01-13
バイオリソースニュースレター BioResource now! にアサガオのゲノム解読に関する記事が掲載されました
2016-11-08
基礎生物学研究所の星野先生と慶応義塾大学の榊原先生らのグループの共同研究によって、ほぼ完全なアサガオのゲノム配列が解読されました。近年決定された植物ゲノムの中では突出して精度の高いゲノム配列であり、これと古典遺伝学的知見を利用することで渦(contracted)遺伝子の原因遺伝子も同定されています。今後、アサガオや近縁種を用いた関連分野の研究の加速が期待されます。
2016-01-13
名古屋大学の白武先生らのグループによって、アサガオの花弁の着色にかかわるInMYB1遺伝子を利用することで花弁細胞に特異的なプロモーターが開発されました。これは花弁を研究するためのツールとしてだけでなく、新しい花き園芸植物の品種開発にも応用できます。
2014-10-10
基礎生物学研究所の星野先生と鹿児島大学、サントリーグローバルイノベーションセンターのグループが幻の黄色いアサガオの再現に成功いたしました。
2014-07-02
農研機構(花き研究所)の渋谷先生らと鹿児島大学のグループが花の寿命を調節する遺伝子を発見しました。
2014-03-14
基礎生物学研究所の森田先生らとサントリーグローバルイノベーションセンター、農研機構(花き研究所)のグループらが花の色を濃くする遺伝子を発見しました。
 過去のPRESS RELEASE  (アサガオ関連のプレスリリース等を載せております。掲載に問題がある場合は管理者までお知らせください)。
 external-linkNBRP「アサガオ」の論文リスト

このウェブサイトについて

アサガオ(朝顔、英名:Japanese morning glory、学名:Ipomoea nil Rothまたは Pharbitis nil Choisyは他の同属の多くの植物種と同様に、熱帯アメリカ原産の植物だと考えられており、汎世界的に分布していますが、園芸的に利用されたのは日本だけで、日本独自の園芸・実験(モデル)植物だと言うことができます。
 日本へは奈良時代、遣唐使によって中国から薬草(下剤)として利用するために渡来したと考えられています。日本に渡来して以降の長い期間、数えるほどの変異はしか記録されていませんが、江戸時代後期の文化文政期には数多くの変異体が見つかり、大坂や江戸でアサガオの栽培ブームが起こりました。その後、幾度かの栽培ブームや系統消失の危機を乗り越えて現在まで保存されてきています。
 メンデルの法則の再発見以降、日本においてアサガオが遺伝学の実験材料として利用されるようになり、戦後は鋭敏に日長に反応して花芽を付ける性質から生理学研究の材料にも用いられるようになりました。現在では、花の色素の天然有機物化学、花色の発現、花弁の老化、花の開花機構等、さまざまな生物科学分野での利用も広がっています。
 当研究室は文部科学省(平成26年度から令和2年度までは日本医療研究開発機構)のナショナルバイオリソースプロジェクト(NBRP)の代表機関に指定されており、アサガオおよび近縁種の系統の収集・保存等の研究環境の整備を行っており、研究者にはこれらの系統の提供を行っています。このウェブページは、当研究室が保存しているアサガオの情報を提供し、アサガオを用いた研究活動に資するために1998年に仁田坂によって開設され、現在まで維持管理されています。

 

コラム:アサガオの学術研究が始まったのは100年以上前

アサガオはメンデルの法則の再発見以降、遺伝学の実験材料として利用され、最初の論文は1916年の日本育種学会会報、第1巻に2報の論文が掲載されたのが最初です。 ちなみに、この日本育種学会は現在の日本育種学会ではなく、1920年に設立された日本遺伝学会の前身です。外山はカイコを使って日本で初めてメンデル則の研究を行ってことでも良く知られています。以下のリンクをクリックするとオリジナル論文(PDF)を見ることができます。

Toyama, K. (1916) On some Mendelian characters. J. Jpn. Breeder's Assoc. 1(1):1-9.(外山亀太郎 一二のMENDEL性質に就いて)

Takezaki, Y. (1916) Inheritance of the Japanese morning glory. J. Jpn. Breeder's Assoc. 1(1):12-13 (竹崎嘉徳 アサガオの遺伝)2016/5/7

 

Close Up

2015年度より、タキイ種苗(株)の開発した特許技術「レーザー光照射による硬実種子の発芽改善方法及び発芽改善種子(特許番号4343790号;KR100558504)」の使用許諾を得て皆様への提供種子にも利用できることになりました。刃物や濃硫酸を用いたこれまで方法のような危険性もなく、短時間で大量に処理することができます。詳しくはこちらのページをご覧ください。

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