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アサガオの研究はほとんどが日本で行われたため変異名のほとんどに英語の遺伝子記号だけでなく、日本語名もある珍しいモデル植物である。名称の由来はその突然変異体の表現型を端的に現しているものが多いが、江戸時代からの伝統的な名称を用いているものも多い。例えば立田は5裂したカエデ(紅葉)様の葉をつけるが、これは紅葉の名所、奈良県の竜田川にちなんだものだとされている。またアサガオには他の植物と比べて子葉、普通葉(本葉)、花に表現型が表れる、すなわち多面発現する変異が多いがこれは、江戸時代、子葉や本葉の形を観察することで突然変異体が見つかってきた経緯と、系統維持の際に早い段階で鑑別できる、多面発現する形質が優先的に残ってきたためだと考えられる。このような多面発現する変異体のうち、稔性のある変異を「性(しょう)」、不稔の変異を「筋(すじ)」と古来読んできており、系統維持には重要な概念であったと思われる。例えば渦性(contracted)、柳筋(maple-willow)のように言う。ただし、現在の遺伝学から言うと立田性(maple)も柳筋(maple-willow)も同じMAPLE遺伝子の突然変異によるものであり、ハイポモルフ(hypomorph;遺伝子の発現量が減少した変異)の程度の違いを言っているに過ぎない。
突然変異体の遺伝学的解析は、外山亀太郎(1916)、竹崎嘉徳 (1916)らによって始められ、その後、特に、今井義孝と萩原時雄によって精力的に研究され、対立性検定や連鎖群の調査、連鎖地図の作製等が行われた。1956年(昭和31年)に日本で開催された国際遺伝学会議におけるアサガオ展示のために、萩原がそれまでに見つかった変異についてまとめている(Hagiwara 1956; Hagiwara 1977; Takenaka ; Yoneda and Takenaka )。これによると、それまでに記述された変異(対立遺伝子=アレルも含む)は219にのぼり、そのうち71の遺伝子座は染色体上の座位が決められ、75は連鎖群が明らかになっている。
しかし、萩原が用いた変異と、今井が実験に用いた変異との対立性等は検証できなかったため、統一せず、別個の遺伝子座としてしまったもの(3の文献で新たに追加した遺伝子座がそれに相当する)、独立にマップした結果を足してしまった部分等見られ、現在見直すと間違っている部分も多い。例えば、sp(吹掛絞)を、今井によってマップされたy(黄葉)やde(手長牡丹)と同じ第3染色体にしているが、spとdeの距離が40%程度離れており、独立が疑われるが、実際にyとspは別染色体に座乗していることが明らかになっている。
残念なことに彼らが実験に用いた系統はほとんど残っていないため、現存している変異がどの表現型マーカーと連鎖しているか、また、対立性検定で同一遺伝子座の変異か確認する作業を続けている。花色や蜻蛉葉などの形態変異では複数の遺伝子座の変異が同一の表現型を示すとされているが、上に書いた理由で、今井と萩原の解析した変異が本当に別の遺伝子座に相当するか疑わしく統一する作業も行っている。そのため、現存する変異が少なくなっているが、江戸期から保存されてきた変異の大部分は現存していると考えている。
外山亀太郎 (1916) 一二のMendel性質に就て. 日本育種学会会報: 1-9.
竹崎嘉徳 (1916) 朝顔の遺伝. 日本育種学会会報 1: 12-13.
Imai, Y. (1930) Description of the genes found in Pharbitis Nil. Genetica 12:297-318.(文献1)
Imai, Y. (1938) The genes of the Japanese morning glory. Jpn. J. Genet. 14:24-33.(文献2)
Hagaiwara, T. (1956) Exhibits for international genetics symposia, Science council of Japan.
Hagiwara, T. (1956) Genes and chromosome maps in the Japanese morning glory. Bull. Res. Coll. Agric. Vet. Sci. Nihon Univ. 5: 34–56. (文献3)
竹中要 (1958) 原色朝顔図鑑, 北隆館、東京.
萩原時雄(1977) アサガオの遺伝子と連鎖地図. 植物遺伝学 IV 形態形成と突然変異 木原均、山口彦之 編、裳華房、東京.
米田芳秋、竹中要 (1984) 原色朝顔検索図鑑, 北隆館、東京. (文献4)
Hagiwra (1956)の図を描き直した連鎖地図(クリックすると大きなマップが開く)
遺伝子記号 | フル表記 | アレル | 連鎖群 | 座位 | 文献 | 現存 | 突然変異体の説明 |
a-1 | a-1-white | 6 | 1, 2 | 白色花、緑茎、花冠は環境によっては、わずかに着色することがある。+a-1は+ca, +c-1, +r-1, +r-2, +r-3, +c-2および+[c-3]とともに花色表現の基本的補足遺伝子である。 | |||
a-1f | flecked-1 | 1 | 6 | 1, 2 | 花冠には花青素の小さな条斑があり、花筒は有色。a-1の対立遺伝子。 | ||
a-2 | a-2-white | 5 | 3 | a-1白と同じ表現型。 | |||
a-3 | a-3-white | 5 | 12.4 | 1, 2 | 1 | a-1白と同じ表現型。 | |
a-3f | frecked-2 | 1 | 5 | 12.4 | 1, 2 | 1 | a-3の対立遺伝子。胚軸にときどき条斑がある。花に小さい花青素の条斑ができる。易変遺伝子で全色に転化する。 |
a-4 | a-4-white | 1 | 3 | a-1白と同じ表現型。a-1, a-2, a-3 と同義遺伝子。 | |||
ab | albescent | 1, 2 | 子葉は白っぽく子葉柄も白い。第1葉はとくに白いが、後に出る葉は次第に普通となり、生育した植物体は正常となる。生存力は幾分低い。稔性は普通。 | ||||
ac | acuminate | 4 | 0 | 1, 2 | 1 | 子葉柄は子葉に付着する部分で太くなり、肩がはっている。葉片は深く裂けて、先が尖り縁辺は裏にまくれ、しばしば複葉となる。花冠は花筒のやや長い漏斗状で口径は小さく開き、縁辺がまくれ、ときどき不規則に裂ける。稔性は低い。 | |
al | albino | 1, 2 | 子葉はほとんど純白で、ごくわずかに葉緑素を含む。発芽後10-14日で枯れる。 | ||||
am | amber | 1, 2 | 子葉は初め鮮黄色で後に淡黄色となり、発芽後しばらくして枯れる。 | ||||
ar | anchor | 1, 2 | 葉柄は葉片の付根で太くなる。しかし屈曲しない。 | ||||
B-1 | Blown-1 | 1 | 32.7 | 1, 2 | 1 | 子葉柄が付根で太くなる。葉柄にも同様な特徴が現れる。葉片は手でしごいたような形となる。 | |
B-2 | Blown-2 | 8 | 23.5 | 1, 2 | 前者に似ているが表現型はやや弱い。 | ||
B-3 | Blown-3 | 5 | 12.4 | 3 | B1に似る | ||
b-4 | blown-4 | 1, 2 | B-1、B-2より表現型ははっきりせず上部の葉では特徴が分からなくなる。 | ||||
bb-1 | bobbed-1 | 2 | 1, 2 | 植物体に生じる毛が短い。萼の毛は見やすい。 | |||
bb-2 | bobbed-2 | 1 | 1, 2 | 毛が短い。 | |||
bd | broad | 1, 2 | 葉の腰が太く、丸葉遺伝子をヘテロにもった並葉に似ているが、葉形が少し乱れる。 | ||||
bf | buff | 1, 2 | 種皮が淡い褐色。 | ||||
Bh | Bushish | 3 | 3 | 葉は小さく叢生する。bs で表現される叢生と似ている。 | |||
bk | broken | 1, 2 | 葉は深く裂け花弁も不規則に裂ける。 | ||||
br | brown | 1 | 6.9 | 1, 2 | 1 | 種皮がココア色より明るい褐色である。 | |
brm | brown mutable | 1 | 1 | 6.9 | 3 | br の易変性対立遺伝子。brに対して優性。 | |
bs | bushy | 3 | 1, 2 | 葉は小型で草丈はやや低く、弱く叢生する。稔性は普通。 | |||
bu | bush | 1, 2 | 枝蔓が叢生して草丈は約60センチ。稔性は低い。 | ||||
bv | brimmed vein | 5 | 3 | 1 | 翼片の下底で葉脈は縁辺に接している。花はやや大きい。 | ||
Bz-1 | Blizzard-1 | 4 | 1, 2 | 1 | Bz-2, Bz-3 と協力して花に友禅模様をつくる。すなわち濃色地に淡色の条斑、または淡色地に濃色の条斑を現わし、ときには美しい白斑が濃色地にでる。 | ||
Bz-2 | Blizzard-2 | 0 | 1, 2 | Bz-1に同じ。 | |||
Bz-3 | Blizzard-3 | 5 | 3 | Bz-1に同じ。 | |||
bz-4 | blizzard-4 | 3 | 劣性の友禅模様。 | ||||
c-1 | c-1-white | 3 | 88.4 | 1, 2 | 1 | 有色茎白花、花筒は常に白い、+c-1は+ca, +c-2, +[c-3], +r-1, +r-2, +r-3 および +[a] とともに色素発現の基本的補足遺伝子。 | |
c-2 | c-2-white | 3 | c-1白と同じ表現型。 | ||||
c-3 | c-3-white | 3 | 3 | c-1白と同じ表現型。 | |||
ca | ca-white | 1 | 1, 2 | 1 | 白色花、白種子、緑茎。花筒は常に白。+caは+c-1、+c-2および+[c-3]とともに色素原をつくる。 | ||
cai | ivory | 1 | 1 | 1, 2 | caの対立遺伝子で種子は象牙色。白色花、花筒は白。緑茎。 | ||
cb | cb-white | 3 | 3 | caと協力して白種子をつくる。 | |||
cd | contorted | 1 | 1, 2 | 1 | 花冠の星状部が葉緑素を含んだ機械的組織を有するため、花が捻れて咲く。ときには手で開かないと開花しない。 | ||
ch | chocolate | 1, 2 | 種皮が暗褐色でココアより濃い。 | ||||
cl | curly | 1, 2 | 子葉は小さく葉片は葉柄に直角に屈曲し、葉の着生状態が卍状に捻れたように見える。完全不稔。 | ||||
cm-1 | crumpled-1 | 1 | 14.9 | 1, 2 | 1 | 葉に打込がある。劣性であるが、笹、乱獅子、縮緬、手長牡丹には上位である。 | |
cm-2 | crumpled-2 | 9 | 5 | 1, 2 | cm-1に同じ。 | ||
cm-3 | crumpled-3 | 2 | 66.4 | 3 | cm-1に同じ。 | ||
cm-4 | crumpled-4 | 3 | 3 | cm-1に同じ。 | |||
cm-5 | crumpled-5 | 2 | 28.2 | 3 | cm-1に同じ。 | ||
cm-5D | crumpled-5 dominant | 1 | 2 | 3 | cm-5の優性対立遺伝子。 | ||
cn | chestnut | 8 | 1, 2 | 淡褐色種皮。 | |||
co | cordate | 2 | 0 | 1, 2 | 1 | 心臓形の葉。 | |
coH | Hederacea-leaf | 1 | 2 | 1, 2 | 1 | アメリカアサガオ(I. hederacea)との交配雑種から移入された。中央の葉片は深く切込んでおり、翼片はしばしば再裂する。アサガオの野生型葉型と比べて優性である。 | |
coa | cocoa | 1, 2 | 褐色(br)よりも濃くチョコレート(ch)よりも淡い種皮。 | ||||
cp | crepe | 2 | 91.4 | 1, 2 | 1 | 縮緬地の葉、花筒の折込のために生じる盃状の花には変化が多い。蕾は有毛。 | |
cpr | reversed | 1 | 2 | 1, 2 | 1 | 縮緬の対立遺伝子で劣性、花は台咲であるが、葉は縮まない。 | |
cr | cream | 3 | 1, 2 | 花はクリーム地で花青素の条斑が入る。胚軸は緑、時に条が入る。易変遺伝子で全色花の普通に返る。Ry-1でなくRy-2に連鎖する。 | |||
cs | crisscrossed | 10 | 1, 2 | 1 | 花はしばしば花筒の基部まで切れ、細い花弁は互いに交叉する、萼は幅広い。 | ||
Cse | Curved sepal | 3 | 1 | 萼片が曲る。アメリカアサガオ(I. hederacea)との交配から移入された。 | |||
ct | contracted | 5 | 12.4 | 1, 2 | 1 | 子葉ならびに葉は形詰まって深緑、葉肉厚く脆い。花輪も種子も小さい。時おり易変的になって正常に復帰する。 | |
cu | couple | 1 | 29 | 1, 2 | 1 | 葉腋に2個の花梗を生じる。第2の花は数日おくれて開く。 | |
Cy | Cream yellow | 3 | 88.4 | 3 | 吹掛絞りの花の地色でクリームがかった黄。 | ||
D | Dilute | 6 | 23.8 | 1, 2 | 標準花色のBradley's blueをamparo purpleに減色する。 | ||
dc | deep-crumpled | 1, 2 | 葉の打込がいちじるしい。 | ||||
de | deformed | 3 | 48.6 | 1, 2 | 子葉は丸く肩がこけ、裂片は浅く切込み、子葉柄が長い。葉は肉薄く葉柄が一般に長い。蔓にくせがあって姿が乱れる。花も乱れるが雄蕊、程度が強いと雌蕊も弁化し八重咲きとなる。現在では絶種となっている。 | ||
df | deficient | 1, 2 | 子葉にときどき細かい白斑がはいり、そこが不規則に欠如する。葉や花でもしばしば白斑が現われ、そこが欠如する。 | ||||
dg-1 | dragonfly-1 | 6 | 1, 2 | 1 | 葉の中央裂片は著しく長くなり、翼片は左右に1ないし2個。花冠は幾分大きく、曜はまれに5条を越える。現在の大輪朝顔の多くの系統にこの変異が導入されている。 | ||
dg-2 | dragonfly-2 | 5 | 1, 2 | dg-1に同じ。 | |||
dg-3 | dragonfly-3 | 1 | 3 | dg-1に同じ。 | |||
dg-4 | dragonfly-4 | 3 | 3 | dg-1に同じ。蜻蛉葉遺伝子は同義遺伝子である。 | |||
dh | dwarfish | 1, 2 | 矮性で草丈38cm内外、渦性で子葉は小形、不稔。 | ||||
di | dingy | 3 | Ridgwayのmauveのような暗い花色。 | ||||
dk-1 | duskish-1 | 10 | 35 | 1, 2 | 1 | 柿色に似て著しく淡い。最も濃い藍色の場合をRidgwayのvinaceous pupleとする。duskish-1は少なくとも次のような複対立遺伝子を包括する。high-ruled(線が多い)、medium-ruled(線が普通にある)、unstable-plain(不安定全色)、stable plain(安定全色)。色々な復帰変異を起す。 | |
dk-2 | duskish-2 | 5 | 34.2 | 1, 2 | 偽柿-1とは異なっていて柿に似ている。 | ||
dl | delicate | 9 | 0 | 1, 2 | 1 | 子葉は脈が目立ち裂片は細い。葉は肉薄く、肩が少しこけ、裂片の先が鋭く尖る。花は細く5裂し、稔性が低い。 | |
dlm | delicate-mutable | 1 | 9 | 1, 2 | 笹の優性対立遺伝子で、しばしば正常に転化する。 | ||
dp | duplicated | 6 | 0 | 1, 2 | 1 | 花は芯まで弁化しており、花の中に萼をもった蕾が幾重にも存在し、雄雌蕊は完全に欠如している。開花後内部の蕾が咲くことがある。 | |
dt | dotted | 1, 2 | 茎と花に花青素の班点が現れる。易変遺伝子。 | ||||
dv | defective | 1, 2 | 種子はなはだしく痩せ、汚れたような淡褐色、乾燥した種子の重さは普通のものの半分、苗は痩せて小さく形が整わない。生存力は幾分弱く、稔性もやや低い。 | ||||
dw-1 | dwarf-1 | 2 | 1, 2 | 1 | 子葉軸は短く、子葉は硬い。蔓は太く、約75cm内外しか伸びない。節間は短い。花冠は星形。 | ||
dw-2 | dwarf-2 | 9 | 3 | 木立-1に同じ。 | |||
dw-3 | dwarf-3 | 5 | 1, 2 | 木立-1に同じ。 | |||
dwy | dwarfy | 1, 2 | 蔓は短く、節間も短いため葉が密生する。 | ||||
dy | dusky | 3 | 27.2 | 1, 2 | 1 | いわゆる柿系統の花色を表現するもので、濃藍に該当するものは、Ridgwayのdark hyssop violetである。+[dy], +[dk-1], +[dk-2],および+[di]は補足遺伝子で正常をつくる。 | |
e | extended | 6 | 1, 2 | 淡色性(fainted)に働いて花筒を全色にする。 | |||
e-ab | albescent-enhanced | 1, 2 | 帯白色(albescent)の働きを強める変更遺伝子。子葉は肉薄く細形となり白さを増す。 | ||||
e-Pj | projected-enhanced | 1, 2 | 突起(Projected)遺伝子に働いて、それを強める変更遺伝子。葉に大きな突起を生じる。 | ||||
ef | flowering-earliness | 1, 2 | 花が時期的に早く咲く。 | ||||
Ex | Expanded | 5 | 1, 2 | 花の覆輪を拡大し、その結果花の中央に星状の色彩を残す。 | |||
f-1 | fasciated-1 | 8 | 2.5 | 1, 2 | 1 | 帯化茎に関する遺伝子で、その表現にはf-2, f-3と協力を要する。変異性が高く時折表現型が普通となる。稔性は低い。 | |
f-2 | fasciated-2 | 8 | 1, 2 | 1 | f-1およびf-3と協力して帯化を生じる。 | ||
f-3 | fasciated-3 | 1 | 1, 2 | 1 | f-1およびf-2と協力して帯化を生じる。 | ||
fa | fainted | 5 | 3 | 花色を薄める。dk-2(偽柿-2)に強く連鎖している。 | |||
fd | faded | 1 | 1, 2 | 1 | 胚軸は緑色であるが、下部の地面にはいったところに少し紅味がある。花色はごく淡色、覆輪に入ると雲輪が現われる。 | ||
fds | smeary | 1 | 1 | 1, 2 | 褪色性(暈)の対立遺伝子。花色をうすめる。強く働くと濃藍をRidgwayのlight violet-blueにする。覆輪があるとその内部に濃輪ができる。 | ||
fe | feathered | 2 | 1.2 | 1, 2 | 1 | 子葉にも葉にもしわがあって卷く。花冠はしばしば裂け、羽毛状の小弁が附属して奇態を呈する。稔性は極めて低いか、不稔である。 | |
fec | creased | 1 | 2 | 1, 2 | 獅子の劣性対立遺伝子、子葉には少し打込みがあるが葉は殆ど平らか、あるいは軽微な打込がある。花は獅子。外観上生殖器官は正常に見えるが稔性は低い。 | ||
fo | foliate | 7 | 0 | 1, 2 | 頂生花(terminal)の変更遺伝子として働き、程度を強める。頂生花をつけた花弁は長く伸び、丸形の小さいはを叢生し、ときどき分枝する。 | ||
fol | folded | 1, 2 | 蕾が終生開かないし、葯は裂開せずして不稔。 | ||||
fr | featheroid | 1, 2 | 葉は小さく、生長は悪い。花も小さく羽毛状となる。 | ||||
ft | faint | 5 | 1, 2 | 紅色系の花色に働いて花筒を帯紅程度にする。 | |||
g | glabrous | 1, 2 | 植物体に毛茸がいちじるしく少ない。 | ||||
Gb | Globose | 2 | 1, 2 | 1 | 葉形は丸味を持ち、翼片の生育が悪い。花輪大、しばしば5曜以上となる。州浜系の大輪に移入したものを大黒葉又は恵比須葉という。 | ||
gi | giant | 1, 2 | 子葉ならびに葉は大きく深緑、花も大きい。稔性は甚だ低い。 | ||||
h-1 | hair-1 | 2 | 91.4 | 3 | h-2およびh-3と協力して蕾に毛を生じる。特に蕾の先端に毛を生じる。 | ||
h-1D | hair-1 dominant | 1 | 2 | 3 | 1 | 毛蕾性-1の優性対立遺伝子。 | |
h-2 | hair-2 | 3 | 3 | 蕾の先端に毛を生じる。 | |||
h-2D | Hair-2 dominant | 1 | 3 | 1, 2 | 毛蕾性-2の優性対立遺伝子。 | ||
h-3 | hair-3 | 1 | 3 | 蕾の先端に毛を生じる。 | |||
h-3D | Hair-3 dominant | 1 | 1 | 1, 2 | 毛蕾性-3の優性対立遺伝子。 | ||
hs | hard seed | 3 | 種皮が硬くて、ナイフで傷をつけないと発芽しない。 | ||||
hw-1 | half-white-1 | 5 | 1, 2 | 1 | 花筒の下半分が白い。 | ||
hw-2 | half-white-2 | 4 | 50.6 | 3 | 花筒の下半分が白い。 | ||
hw-3 | half-white-3 | 3 | 花筒の下半分が白い。 | ||||
i-1 | intense-1 | 5 | 43 | 1, 2 | 1 | 花色を濃くする。標準型をRidgwayのdark bluish violetにする。 | |
i-2 | intense-2 | 8 | 1, 2 | 花色を濃くする。 | |||
ig | interaxial-green | 5 | 10.3 | 1, 2 | 1 | 胚軸も茎も緑色であるが、枝や花梗の基部は着色し、花は有色。 | |
Lb | Bracts large | 3 | 苞葉が大きい。アメリカアサガオ(I. hederacea)から導入された。 | ||||
Ln | Lined | 1, 2 | 花はやや淡色地で不規則な濃色の条班が入る。条斑にはいちじるしい変異がある。 | ||||
lp | lilliputian | 5 | 1, 2 | 胚軸や子葉ははなはだ短かく、子葉肉は厚く、巻込んで深緑。葉は小形で葉肉厚く、強く打ち込んでいる。葉柄もまた短い。苗の状態以上には生育しない。 | |||
ls | lobeless | 1, 2 | 葉は丸く完全な不稔。易変遺伝子で並葉に転化する。 | ||||
lt-1 | light-1 | 3 | 18.9 | 1, 2 | 胚軸と茎は淡色、花も淡色。 | ||
lt-2 | light-2 | 8 | 1, 2 | 淡彩-1に同じ。 | |||
lt-3 | light-3 | 1, 2 | 淡彩-1に同じ。 | ||||
m | maple | 3 | 0.4 | 1, 2 | 1 | 子葉は脈目立ち、耳は平行に近くならぶ。葉は深裂して楓の葉に似て、通常5裂する。花冠は5裂し、雌蕊はしばしば不完全、稔性は低い。 | |
mp | pine | 1 | 3 | 1, 2 | 子葉ははなはだ小、葉は糸状で松葉様。 | ||
mpm | pine-mutable | 1 | 3 | 1, 2 | 立田の対立遺伝子。子葉は非常に小さく、葉は糸のようである。花は細くさける。少し易変性で正常に返る。 | ||
mw | willow | 1 | 3 | 1, 2 | 1 | 立田の劣性対立遺伝子。子葉細く、脈目立つ。葉は柳の葉に似る。花は細く5弁に切れる。ほとんど完全不稔。易変性で立田に転化し、まれには正常に復帰する。 | |
mg | magenta | 4 | 10.8 | 1, 2 | 1 | 胚軸ならびに茎は暗紅色、花は暗紅、詳しくいえば、Ridgwayのrood's violet、毛茸は白。 | |
mi | miniature | 1, 2 | 1 | 子葉は特に小型で丸く肩がこけ、裂片は浅い。葉も小型で花は小さく星咲か5裂する。花は集まって小さな房状に叢生する。完全不稔。一時絶種となっていたが戦後再発見された。 | |||
mim | miniature-mutable | 1 | 1, 2 | 燕の易変性対立遺伝子。 | |||
Mr-1 | Margined-1 | 5 | 1, 2 | 1 | 覆輪-2および覆輪-3と協力して覆輪を表現する。普通のアサガオは覆輪-2と覆輪-3を含むから、覆輪花と全色花とは一般に3:1に分離する。 | ||
Mr-2 | Mrgined-2 | 4 | 0.5 | 1, 2 | 覆輪の表現に補足遺伝子として働く。 | ||
Mr-3 | Margined-3 | 8 | 1, 2 | 覆輪の表現に補足遺伝子として働く。 | |||
Mr-4 | Margined-4 | 1 | 3 | おそらく覆輪表現の補足遺伝子。 | |||
Mr-5 | Margined-5 | 3 | 3 | おそらく覆輪表現の補足遺伝子。 | |||
Mr-f | Margined-fluctuated | 3 | 1, 2 | 覆輪の変更遺伝子で、その表現にいちじるしい彷徨変異を起こさせる。 | |||
Mr-r | Margined-reduced | 5 | 1, 2 | 覆輪の変更遺伝子で、覆輪の程度を減退させる。 | |||
Mr-rs | Margined-slight | 5 | 1, 2 | 覆輪還元遺伝子の対立遺伝子で、ごく少量の覆輪を表現する。 | |||
nl | non-lobe | 1, 2 | 芋葉(Globose)に働いて、ほとんど翼片のない葉にする。葉は長味の丸葉ともいうべき形。 | ||||
np | nipped | 1, 2 | 曜の頂端がわずかにつまんだようになって止まる。 | ||||
op | oblique-peduncle | 3 | 花梗が軸から斜に突出する。アメリカアサガオ(I.hederacea)から導入された形質。 | ||||
p | pear | 8 | 0 | 1, 2 | 1 | 普通は翼片のない長味の丸葉であるが、ときには翼片が発達する。子葉柄に軽微な林風様の癖がある。花は一般に小さい。立田に対して上位。 | |
pp | pear-petaloid | 1 | 8 | 0 | 1, 2 | 1 | 孔雀の八重咲で、雄蕊の弁化による。弁化は花糸から初まる。普通の一重咲孔雀の対立遺伝子。 |
pb | piebald | 1, 2 | 種子は黒いが、ときどき汚れた黄色の斑を生じる。雄蕊不稔-2(sm-2)と連鎖している。 | ||||
pc | precocious | 2 | 1, 2 | 早生で花蕾が蔓の基部から発現する。 | |||
Pe | Peroxidase | 1 | 4 | PelC, Pe2Cはパーオキシダーゼアイソザイム1C、2Cの構造遺伝子。PeOは不活性型。米田らによって研究・同定された。 | |||
pg | pigmy | 1, 2 | 子葉は小、きわめて小形の葉を叢生し、茎はほとんど伸長しない。不稔。 | ||||
Pj | Projected | 1, 2 | 丸葉に働いて小さな翼片様の突起をだす。並葉ではそれほどはっきりとはしない。 | ||||
pl | palmate | 2 | 1, 2 | 葉は5裂する。但し花は丸咲きで裂けない。 | |||
pp | pipy | 1, 2 | 花は管のようで小さい。易変性で正常に復帰する。 | ||||
pr | purple | 5 | 1, 2 | 1 | 花色の濃藍をRidgwayのcotigna purpleにする。ときどき野生型に復帰する。 | ||
pt | petaloid | 5 | 1, 2 | 1 | 雄蕊の弁化による八重咲、弁化は葯から初まる。程度が低ければ葯は花粉を吐く。雌蕊は正常。 | ||
py | polymorphic | 1 | 57.8 | 1, 2 | 1 | 子葉の裂片は詰まっており丸くなる。しばしば分岐し3葉の子葉となる。葉は一般に不規則に裂けて先が尖る。花は曜の数が極めて多く摺をとり、しばしば不規則に切れる。稔性はかなり低い。 | |
r-1 | r-1-white | 3 | 1, 2 | 1 | 茎は緑で花は白、花筒は着色する場合と白の場合がある。+ca, +c-1, +[a], +c-2, あるいは+[c-3]と協力して花の着色に関係する。 | ||
r-2 | r-2-white | 3 | r-1に同じ。 | ||||
r-3 | r-3-white | 3 | 1 | r-2に同じ。+r-1, +r-2および+r-3は補足遺伝子。 | |||
re-1 | retracted-1 | 7 | 1 | 1, 2 | 1 | 子葉の耳が詰まって丸い。葉の裂片も詰るが、とくに中央裂片は著しい。花輪は大きく、曜は6-7になる。稔性は低い。現在の大輪朝顔はすべて洲浜遺伝子を含む。 | |
re-2 | retracted-2 | 1 | 3 | 洲浜-1に同じ。 | |||
rl | rootletless | 1, 2 | 子葉は一般に浅く裂けている。蕾の幼いときは側根がないが後には太い曲がったぎこちない側根を生じる。分離比がいちじるしく低いが、これはrlを含む花粉管の伸長がおそいためである。 | ||||
Rt | Restricted | 2 | 1, 2 | 萼の毛茸分布を制限する。 | |||
Ry-1 | Rayed-1 | 5 | 0 | 1, 2 | 1 | 花は星状部だけが有色で、他は暈となって褪色している。 | |
Ry-2 | Rayed-2 | 3 | 3 | 放射状に花色を表現するためのRy-1およびRy-1およびRy-3との互助遺伝子。 | |||
Ry-3 | Rayed-3 | 4 | 2 | 3 | Ry-1に同じ。 | ||
s | star | 1, 2 | 1 | 渦(contracted)に似ているが、詰まる程度はやや弱く花は星咲。 | |||
Sa | Striated | 3 | 1, 2 | 淡色の地に細かい条斑が刷毛をかけたように分布する。条斑はヘテロの方が目立つ。花筒は白。 | |||
sb | shrubish | 5 | 6.7 | 1, 2 | 苗はやや小、葉の裂片は先尖り、葉質は硬い。枝蔓が下部から発生し、幾分叢生の気味あり。 | ||
sc | semi-contracted | 2 | 18.9 | 1, 2 | 子葉と葉が幾分厚くてもろい。すべての器官がやや渦性を示し半渦ともよばれる。葉耳の重なりが渦ほどではない。 | ||
sd | stunted | 1, 2 | 生長がおそくいじけている。茎はいじけ、葉はしわがより、花は不規則に裂ける。稔度は非常に低い。 | ||||
Sf | Shaded off | 3 | 花色が縁辺に向かってうすくぼける。 | ||||
sg-1 | stringy-1 | 5 | 3 | 茎は長くて糸のようである。めったに側枝を出さない。 | |||
sg-2 | stringy-2 | 3 | 3 | sg-1は+[sg-2]と共存すると並茎となる。 | |||
sh | shrubby | 1, 2 | 矮性で草丈45cm以下、枝蔓は密に叢生する。 | ||||
si | stiff | 5 | 3 | 曜が硬くなったため、花が開きにくい。 | |||
Sl | Stellate | 1, 2 | ホモの覆輪花に働く補足遺伝子。白い部分をひろげ花冠の中央に星形の花色を残す。 | ||||
sm-1 | male-sterile-1 | 1 | 1, 2 | 葯が不稔、胚珠は正常。 | |||
sm-2 | male-sterile-2 | 1, 2 | 葉が幾分小さく、花姿もまた小さい。葯は通常不稔。 | ||||
sm-3 | male-sterile-3 | 1, 2 | 花は小さく、葯は薄く、しわがよって褐色となる。 | ||||
sn | syncotyl | 1, 2 | 2枚の子葉が融着して盃状となる。不稔。 | ||||
sp-1 | speckled-1 | 3 | 87.6 | 1, 2 | 1 | 胚軸と茎に条が現れ、花冠には色素を吹掛けたような班点ができる。この班点の量にはいちじるしい変異がある。 | |
sp-2 | speckled-2 | 3 | 3 | 吹掛絞-1と同じ。 | |||
sp-d | speckled-decolorizer | 3 | 3 | 吹掛絞の変更遺伝子である吹掛絞還元に同じ。しかしほとんど総ての班点が脱色するから地色だけのように見える。 | |||
sp-r | speckled-reduced | 3 | 0 | 1, 2 | 吹掛絞の変更遺伝子。胚軸や茎はだいたい緑であるが、枝や花梗の基部には極く淡い色がある。花の地色は黄、青白、白などで、それに小点が時折あらわれる。 | ||
sph | spheloid | 1, 2 | 種子は小さくて丸味をもち、種皮は褐色。 | ||||
spl | pollen-sterile | 3 | 1, 2 | 花粉不稔。 | |||
spr | spiral tortion | 8 | 3 | 茎または葉柄が螺旋様に卷く。 | |||
spt | septalobata | 1, 2 | 立田の変更遺伝子。葉を7裂にする。 | ||||
sr-1 | side-reduced-1 | 5 | 27.6 | 1, 2 | 1 | 葉の翼片だけが詰り丸味をもつから葉全体が鼻形となる。 | |
sr-2 | side-reduces-2 | 3 | 3 | 鼻葉-1と同じ。 | |||
st-1 | striped-1 | 6 | 12.7 | 1, 2 | 淡い地色の花に条斑が不規則に現れる。 | ||
st-2 | striped-2 | 8 | 1, 2 | st-1に似ている。 | |||
st-3 | striped-3 | 3 | 3 | st-1, st-2に似ている。 | |||
str | sterile | 1, 2 | 葉も花も小さい。生長も悪い。雌雄蕊とも不稔。 | ||||
su-Cy | Cream yellow suppressed | 3 | 88.4 | 3 | クリーム・イエローの色を抑圧して白の地色にする。 | ||
su-dg | dragonfly-suppressed | 7 | 31.6 | 1, 2 | 蜻蛉葉に働いて正常の三尖葉にする。 | ||
su-g | glabrous-suppressed | 1, 2 | 不毛性に働いて正常の有毛葉を生じる。 | ||||
Su-Mr | Margined-suppressed | 5 | 12.4 | 1, 2 | 覆輪の表現を抑制し全色花を生じる。 | ||
su-nl | non-lobe-suppressed | 1, 2 | 芋葉と無翼片(non-lobe)の存在において無翼片に働いて正常の芋葉にもどす。 | ||||
su-tw-1 | tube-color suppressor-1 | 2 | 3 | 花筒色抑圧-2と協力して花筒色の表現を抑え白い筒色にする。 | |||
su-tw-2 | tube-color suppressor-2 | 3 | 花筒色抑圧-1に同じ。 | ||||
sw | shallow | 1, 2 | 子葉は丸形で裂片の切込みが浅い。不稔。 | ||||
sz-1 | size-1 | 3 | 茎葉は正常であるが、花が大きくなる。 | ||||
sz-2 | size-2 | 5 | 3 | 大輪性-1に同じ。 | |||
t | terminal | 1 | 1, 2 | 花梗は長く伸び、丸形の葉と蕾とを着生する。頂生花には苞葉がない。腋生花には小さい苞葉がある。頂生花が先に咲く。 | |||
ta | tardy | 1 | 24.8 | 3 | 初めの頃の花蕾は総てしぼんでしまう。後には開花する。 | ||
tg | tinged | 3 | 1, 2 | 花色を極く淡い色にする。 | |||
tl | trilobata | 1, 2 | 立田の変更遺伝子。立田葉を3尖葉にする。 | ||||
tw-1 | tube-white-1 | 5 | 18.4 | 1, 2 | 1 | 花筒を白にする。 | |
tw-2 | tube-white-2 | 3 | 1, 2 | 花筒を白にする。 | |||
tw-3 | tube-white-3 | 4 | 10.8 | 3 | 花筒を白にする。 | ||
v-1 | variegated-1 | 1 | 0 | 1, 2 | 1 | 葉に白斑を現し、茎に白条を生じる。子葉にもときどき白斑が出る。種皮は黒褐色で背に黒縞がある。 | |
v-2 | variegated-2 | 2 | 51.9 | 3 | 斑入-1に同じ。 | ||
v-3 | variegated-3 | 3 | 3 | 斑入-1に同じ。 | |||
v-r | variegated-reduced | 1, 2 | 葉に淡緑色の細かい班がある。班入はときどき網状となる。班入に働く変更遺伝子。色素体の突然変異による。 | ||||
vi | virescent | 1, 2 | 子葉と葉は青白く、生育がおくれ、生存力が弱い。栄養不良のため、花も葉も小。 | ||||
vt | velvet | 1, 2 | 種皮に長毛を生じる。 | ||||
Wd | White-dominant | 3 | 花色を抑圧して白色とする。 | ||||
we | weeping | 3 | 1 | 茎は卷かず、植木鉢から直角に下向し、負の屈地性を失っている。戦後、織家氏によって大輪咲き(州浜)の天津(青斑入蝉葉)から発見された。 | |||
wl | wrinkloid | 1, 2 | 花にしわがよるが、程度は著しくない。 | ||||
wr | wrinkled | 1, 2 | 1 | 花は縮咲で星形を呈し、稔性が低い。易変性でなみに転化する。 | |||
xt | xanthic | 1, 2 | 子葉が鮮黄色で、後淡黄色となる。ときに緑班の入る易変遺伝子。普通は葉を出さないで枯死するが、緑班が生長点部にあると生育する。 | ||||
y-1 | yellow-1 | 3 | 28.5 | 1, 2 | 1 | 葉、茎が黄緑色。 | |
y-1m1 | yellow-mutable-1 | 1 | 3 | 1, 2 | 1 | 黄葉であるが、体細胞突然変異のため黄葉に緑色の点や班ができる。y-1の対立遺伝子。易変性で正常葉に転化する。 | |
y-1m2 | yellow-mutable-2 | 1 | 3 | 1, 2 | y-1の対立遺伝子。松島-1より易変性が強い。 | ||
y-2 | yellow-2 | 3 | 3 | 葉、茎が黄緑色。 | |||
ye | yellowy | 1, 2 | 子葉は黄緑色でしばしば緑班をもつ。若い葉も黄緑色で緑点をもつが、古くなると緑点が拡大して並葉のようになる。易変性。 |