遺伝子イデンシ記号キゴウ シン変異名ヘンイメイ シン日本語名ニホンゴメイ キュウ記号キゴウ アレルクラス オーソログ 発見ハッケン記述キジュツモノ クラス1 クラス2 詳細ショウサイクラス キュウ連鎖レンサ キュウイチ ゼンブクサ 種子シュシ 子葉シヨウ つる ハナ器官キカン ハナイロ その 保有ホユウ系統ケイトウ 標準ヒョウジュン系統ケイトウ 突然変異体の説明 原因遺伝子ゲンインイデンシ説明セツメイ Gene references
a3 a3-white a3シロ a-3 a3 DFR-B Imai1930&1938 flower   color 5 12.4 ± 1.2       * * * * *        ハナだけでなく植物体ショクブツタイ全体ゼンタイでアントシアニンの発色ハッショクがなく、胚軸ハイジククキ緑色ミドリイロで、ハナ白花シロハナ 原因ゲンイン遺伝子イデンシはアントシアニンの合成ゴウセイカカわるDFR-B遺伝子イデンシ  
a3-Bz a3-Blizzard 吹雪フブキ Bz  a3 DFR-B Imai1930&1938 flower   color 5 12.4 ± 1.2                   *    55   濃色地にシロハバヒロまたは条斑、斑点ハンテン模様モヨウアラワす。優性ユウセイ野生型ヤセイガタとのヘテロ接合セツゴウカラダではジョウハンフイブブンアワ着色チャクショクする。 原因遺伝子ゲンインイデンシはDFR-Bで変異ヘンイ遺伝子イデンシにはTpn5の挿入ソウニュウとゲノムの重複チョウフクがあり、アワイロはRNAiによる。  
a3-f a3-flecked a3雀斑ソバカス a-3f  a3 DFR-B Imai1930&1938 flower   color 5 12.4 ± 1.2       * * * * *    19 Q259 花冠にはアントシアニンの小さな斑点・ジョウハンハンテンがあり、しばしば大きなセクターや全色花となる。模様モヨウ境界キョウカイ明瞭メイリョウである。胚軸はミドリイロでしばしば条斑が入る。易変セイシツで全色に転化する。園芸的には時雨絞(しぐれしぼり)と呼ばれる。ct(ウズ)と連鎖レンサしている。 En/Spm関連のトランスポゾンであるTpn1がDFR-B遺伝子イデンシのイントロンに挿入しておりこれが体細胞で転移するため条班や咲き分け花が咲くことが示された(Inagaki et al. 1994)  Inagaki et al. 1994
a3-Mr a3-Margined 覆輪1 Mr-1  a3 DFR-B Imai1930&1938 flower   color 5 12.4 ± 1.2                  *    128 Q375 花冠カカンヘリ部分ブブンイロシロけ、境界キョウカイはやや不明瞭フメイリョウである。花弁カベンでは覆輪フクリンハバヒロがり、ギャク桔梗キキョウウズウズ変異ヘンイではハバホソくなる。優性ユウセイ変異ヘンイでヘテロ接合体セツゴウタイ覆輪フクリン部分ブブンホソく、不連続フレンゾクになることがオオい。 原因遺伝子ゲンインイデンシはDFR-Bで変異ヘンイ遺伝子イデンシにはゲノムのサイ配列ハイレツられる。  
a3-wv white vein ヨウビシロ new   DFR-B Yoneda flower   color                 *       花弁カベン維管束イカンソクブブンヨウビ)がシロくなる。マルバアサガオとのシュアイダ雑種ザッシュから米田ヨネダによって導入ドウニュウされた。マルバアサガオの遺伝子背景にアサガオの覆輪変異(a3-Mr) が導入されることで発現する。 原因遺伝子ゲンインイデンシはDFR-Bで変異ヘンイ遺伝子イデンシにはゲノムのサイ配列ハイレツられる。マルバアサガオの遺伝子背景にアサガオの覆輪変異(a3-Mr) が導入されることで発現する。  
a3-Ry a3-Rayed 車絞 Ry  a3 DFR-B Imai1930&1938 flower   color 5 12.4 ± 1.2                   *    30   カンムリの星状部だけが色で、他はアワイロとなって褪色している。 原因遺伝子ゲンインイデンシはDFR-Bで変異ヘンイ遺伝子イデンシはa3-Bzとオナ構造コウゾウをしている。そのため、模様モヨウチガいはホカ遺伝子座イデンシザ影響エイキョウカンガえられる。  
ac acuminate 南天 ac    AS1 (PHAN) Imai1930&1938 whole   shape 4 0       * *     *       23 Q1001 子葉柄と子葉の接着点がスコし広がり、子葉シヨウの肩(葉柄に近い側)がっている(スコす)。通常葉ツウジョウハ葉肩ハカタはこけて、翼片ヨクヘンは深く裂けて、先が尖り縁辺は裏ガワにまくれ、しばしば複葉となる。花冠は花筒の長い漏斗状で口径は小さく開き、縁辺が外側ソトガワにまくれ、ときどき不規則に裂ける。また、花冠ハナカンムリにはコマかいヒダジョウシワハイる。稔性は低い。 原因遺伝子ゲンインイデンシはAsymmetric leaf 1(AS1; シロイヌナズナ)、PHANTASTICA (PHAN; キンギョソウ)のオーソログである(黒木クロキ  
al2 albino2 白子シラコ new     Tamura (NIG) whole   color         *           2 Q550 子葉はほとんど純白。胚軸ハイジクにアントシアニンの発色ハッショクがある。発芽後1週間シュウカン程度テイド枯死コシする。Q550が変異ヘンイで、過去カコ記載キサイされた白子シロコ(albino)とは表現型ヒョウゲンガタコトなる。    
B1 Blown1 林風1 B-1      Imai1930&1938 leaf   shape 1 32.7       * *              24 Q402 子葉柄が次第シダイヒロがり、子葉シヨウ接着点セッチャクテンモットヒロがる。葉柄にも同様な特徴が現れる。葉は全体ゼンタイ非対称ヒタイショウユガみ、不完全フカンゼンツバサカケラ形成ケイセイされる。優性変異ユウセイヘンイで、ヘテロ接合セツゴウタイタイ野生型ヤセイガタとの中間型チュウカンガタハナがややオオきくなることもある。複数フクスウ遺伝子座イデンシザガられていたが、現存ゲンゾンするものはほとんどBlown1である。    
br brown 褐色種皮 br      Imai1930&1938 seed   color 1 6.9    *                   20 Q607 明るい褐色の種子シュシイロ江戸期エドキカン明治メイジキカン白種シロシュシともばれた。過去カコヤサセイのものもられていた。    
bv brimmed vein 肌脱ハダヌ bv      Hagiwara1956 leaf   shape/size 5            *    *       10   翼片の下底で葉脈は縁辺に接している。花はやや大きく大輪タイリン品種ヒンシュのほとんどがこの変異ヘンイっている。洲浜スハマ多面タメン発現ハツゲン形質ケイシツ可能性カノウセイがある。    
c1 c1 white 白有色茎イロクキ c-1    Myb-related transcription factor Imai1930&1938 flower   color 3-error 88.4              *    29 Q260 白花シロハナ花筒ハナツツシロいがホカ部分ブブンは、子葉シヨウジククキトウフクめてイロ 原因遺伝子はアントシアニン合成酵素のほとんどの転写に関わるMyb様転写因子をコードする  (Morita 2006)。  
ca ca 白種子 ca    WD40-related transcription factor Imai1930&1938 flower seed color 1-error      * * * * * *    12 Q263 白色花、白種子、緑茎。シュシカワタケミジカ 原因遺伝子はアントシアニンやタンニンの生成、タケに関わる酵素群のWD40様転写因子をコードする(Morita 2006)。  
cd contorted 捻梅 cd  cd PI/GLO (InGLO1) Imai1930&1938 flower   shape 1                  *        4 Q557 花冠の星状部(ヨウビ)の先端センタンがわずかにガクする。部分ブブンテキガクした花弁カベンのため、開花カイカ不完全フカンゼンとなり、しばしばネジれてく。 ヨワいB機能MADS-box遺伝子の変異体。原因遺伝子はCD(InGLO1)で、プロモーター領域リョウイキに5塩基エンキ挿入ソウニュウ変異ヘンイつ(Hiramoto and Nitasaka)  
cd-ps contorted-petalless 弁花ベンハナ new cd PI/GLO (InGLO1) Tsuji (Rekihaku) flower   shape               *       Q607 花弁カベンガクユウズイカずいがずいに完全カンゼ転換テンカンし、ガクが10マイメスずいが6ホンある。不稔フミノヤナギササとの3重変異体ジュウヘンイタイでは花弁カベンがやや発達ハッタツする。Q607 2002-3株由来カブユライ(2005年出現ネンシュツゲンツジ仁田坂ニタサカ 典型的なB機能MADS-box遺伝子の変異体。原因遺伝子はCD(InGLO1)で、プロモーター領域リョウイキに4塩基エンキ欠失ケッシツ変異ヘンイつ(Hiramoto and Nitasaka)  
cm1 crumpled1 打込1 cm-1      Imai1930&1938 leaf   shape 1 14.9       1 *  1          52 Q441 葉に打込(凹凸オウトツ)があり、ヘリオモテガワカカえる。獅子、ササ、縮緬、手長牡丹との2タジュウ変異ヘンイカラダでは表現型ヒョウゲンガタツヨまり、子葉シヨウでも表現型ヒョウゲンガタアラワれ、オモテガワカカえる。劣性にえるが、上記ジョウキの2重変異体ではヘテロ接合でも表現型が現れる。複数フクスウ遺伝子座イデンシザられていたが、現存ゲンゾンするもののオオくはv1(斑入フイ)と連鎖レンサしているcm1である。 多重タジュウ変異体ヘンイタイ観察カンサツから、feやdlと同様ドウヨウウラセナカジクガワ決定ケッテイする遺伝子イデンシだとオモわれる(Iwasaki and Nitasaka 2006)  
Co Cordate 丸葉 co  Co   Imai1930&1938 leaf   shape 2 0          *              51   翼片ヨクヘマッタくない、心臓形の。Ipomoeaゾク標準的ヒョウジュンテキ葉型ハガタ優性変異ユウセイヘンイで、ヘテロ接合体セツゴウタイツバサカケラチイさい中間型チュウカンガタになる    
Co-H Cordate-Hederacea leaf ヘデラセア葉 coH  Co   Imai1930&1938 leaf   shape 2 0          *             10   アメリカアサガオ(I. hederacea)から導入ドウニュウされた(萩原ハギワラ)。各翼片カクヨクヘンは深く切込んでくびれており、翼片はしばしば5裂する。野生型ヤセイガタ並葉ナミハ三尖葉ヤセイガタサンセンヨウ)と交配コウハイするとF1はツバサカケラのややくびれた中間型チュウカンガタになる。    
cp crepe 縮緬 cp  cp   Imai1930&1938 whole   shape 2 91.4         *  * *       76   子葉シヨウ正常セイジョウだが、通常葉ツウジョウは、細かなコマカナテ凹凸オウトツ(縮緬地)の葉で、葉型ハガタもやや不整フセイケイガタになる。花筒がまれて中央チュウオウからすことがオオい(台咲ダイザキ)。優性毛蕾性1(h1-D)と強固キョウコ連鎖レンサ(またはオナ遺伝子イデンシ表現型ヒョウゲンガタ可能性カノウセイがある)しているため、cpのヘテロカブツボミ毛茸ケタケ発達ハッタツするため鑑別可能カンベツカノウ    
cp-r crepe-reversed 台咲 cpr  cp   Imai1930&1938 flower   shape 2 91.4                *        5   縮緬の対立遺伝子で劣性、花は台咲であるが、葉は縮まない。cpとのヘテロ個体コタイ台咲ダイザキになりヨワ縮緬地チリメンジになる。孔雀クジャクダイザキはpa遺伝子イデンシによる。    
cs criss-crossed 石畳 cs      Imai1930&1938 flower   shape 10                  *        15 Q567 花はしばしば花筒の基部まで切れ、れた花弁はしばしば互いに交叉する、萼は幅広くなる。    
Cse Curved sepal 曲り萼 Cse      Hagiwara1956 flower   shape                    *       0   萼片が裏側ウラガワセナカジクガワ)にる。アメリカアサガオ(I. hederacea)との交配から導入ドウニュウされた(萩原ハギワラ)。    
ct contracted ct  ct CYP90C1 (Arabidopsis ROT3) Imai1930&1938 whole   shape/size 5 12.4   * * *  * *      52   子葉、葉は小型コガタ萎縮イシュクしており葉肉が厚くフカ緑色ミドリイロ花冠カカン、種子も小型コガタ葉柄ヨウヘイチカ部分ブブンカサなりう。類似ルイジ変異ヘンイである桔梗キキョウウズクラべてハナカンムリマルい(丸咲マルザ)。花弁が厚いため長く咲いており二日咲きとも呼ばれる。過去カコヤサセイのものがられていたが、現在ゲンザイ系統ケイトウ非常ヒジョウ安定アンテイ。a3と強固キョウコ連鎖レンサしているため、覆輪フクリン雀斑ソバカス系統ケイトウはほとんどられていない。 ブラシノステロイド合成ゴウセイカカわるCYP90C1遺伝子イデンシ Hoshino and Jayakumar et al. 2016
ct-1 contracted-1 渦1 new ct CYP90C1 (Arabidopsis ROT3) Hoshino and Jayakumar et al. 2016 whole   shape/size 5 12.4    * * *  * *       22 Q848 子葉、葉は小型で萎縮しており葉肉が厚く深緑色。花冠、種子も小型。葉柄に近い部分の葉身は重なり合う。Tpn14が挿入ソウニュウしており、復帰フッキする可能性カノウセイがある。 CYP90C1の第一ダイイチイントロンに順方向ジュンホウコウのTpn14が挿入している。 Hoshino and Jayakumar et al. 2016
ct-2 contracted-2 渦2 new ct CYP90C1 (Arabidopsis ROT3) Hoshino and Jayakumar et al. 2016 whole   shape/size 5 12.4    * * *  * *       22 Q851 子葉、葉は小型で萎縮しており葉肉が厚く深緑色。花冠、種子も小型。葉柄に近い部分の葉身は重なり合う。5'ガワ欠失ケッシツしたTpn14が挿入ソウニュウしており、安定アンテイ CYP90C1の第一ダイイチイントロンに順方向ジュンホウコウの5'側が欠失したTpn14が挿入しており、安定。 Hoshino and Jayakumar et al. 2016
ct-w contracted-weak ヨワウズ new ct CYP90C1 (Arabidopsis ROT3) Nitasaka whole   shape/size 5 12.4    * * *  * *       22 Q787 子葉、葉、花弁カベントウ、すべての器官がやや萎縮イシュク肉厚ニクアツになる。葉耳の重なりが渦ほどではない。過去カコ堺渦サカイウズ(semi-contracted; sc)とオモわれていた変異ヘンイオオくがこれに該当ガイトウする(仁田坂ニタサカ)。既存キゾン系統ケイトウ連鎖レンサ関係カンケイでほとんどが覆輪フクリンハナける。 CYP90C1の第一ダイイチイントロンに順方向ジュンホウコウのTpn15が挿入している。 Hoshino and Jayakumar et al. 2016
cu couple 夫婦咲 cu      Imai1930&1938 flower   shape/number 1 29                *        6   花柄(花梗)が1本でそれが1〜3ハナに分岐する通常の花とは異なり、葉腋から直接チョクセツ2個の花を生じる。第2の花は数日おくれて開く。浸透度がヒクく、成長後期セイチョウコウキ発現ハツゲンすることがオオい。    
cv clavated 吹詰フキツメ new   CLV1-related gene (Yasutake) Nitasaka whole   shape/size/number             * *       Q961 成長点セイチョウテン次第シダイ巨大化キョダイカし、棍棒状コンボウジョウまたはリボンジョウクキになる。またガク花弁カベンずいスウを6−8(オオくが6)に増加ゾウカさせ、ずいはフトミジカいものからココロ皮数カワスウ増加ゾウカ萎縮イシュクしたものになり、表現ヒョウゲンツヨいものではアタラしいツボミ転換テンカンしたものになる。雌性♀セイフネン不稔フミノ花粉カフン正常セイジョウ牡丹ボタン(dp)との2重変異体ジュウヘンイタイでは花弁カベンイチジルしく増加ゾウカし、いわゆる吹詰(ふきつめ)咲フキツメザになる。遺伝研イデンケン由来ユライのQ617(糸柳牡丹イトヤナギボタン系統ケイトウ)からタンリハナされた(仁田坂ニタサカ シロイヌナズナのCLV1のオーソログのCタンガワに3塩基エンキ欠失ケッシツがある(ヤスブシ  
dg dragonfly 蜻蛉葉トンボハ dg      Imai1930&1938 leaf   shape/size              *    *       343 Q79 葉の中央裂片は長くなり、翼片は左右に1ないし2タイあり、1タイ場合バアイ鍬形葉クワガタハばれる。花冠はやや大きくなる。現在の大輪朝顔の多くの系統にこの変異が導入されている(蝉葉は洲浜スハマ葉+蜻蛉葉)。 基部キブ先端部センタンブジク伸長シンチョウカカわる遺伝子イデンシ可能性カノウセイがある。  
di dingy ススケ di      Imai1930&1938 flower   color                       *    19 Q857 花色ハナイロをややアワく(dyよりい)濁った色に変える。野生ヤセイガタガタのバックグランドでは浅葱アサギ(あさぎ)イロばれるニゴった青色アオイロ    
dk duskish ニセカキイロ dk  dk UF3GT Imai1930&1938 flower   color           *    *    *    1 Q854 花色を淡く濁った色に変える(dyよりアワい)。胚軸ハイジクアワイロ。野生型花色の場合はやや淡い鼠色にする。 原因遺伝子ゲンインイデンシはアントシアンの合成ゴウセイカカわる、クバトウブン酵素コウソUF3GTである(森田モリタら)  
dk-m duskish-mutable ヤサ性偽セイニセガカキ new dk UF3GT Yamanaka flower   color         *   *   *     Q531 クライロアワ地色ジイロイロホソ刷毛ハケ目模様メモヨウ多数タスウハイる、マルバアサガオの条斑点絞ジョウハンテンシボのような模様モヨウウシナわれていたとオモわれていたが、既存キゾン系統ケイトウから再現サイゲンした(山中ヤマナカ)。野生型ヤセイガ花色ハナイロ背景ハイケイだと、アワ鼠色(グレー)地ネズミイロジアオ模様モヨウとなる。不安定フアンテイだが、雀斑ソバカスなどとコトなり、エピジェネティック変異ヘンイ UF3GT遺伝子イデンシ上流ジョウリュウ1.1kbにTpn10が挿入ソウニュウしており、このトランスポゾンのメチルハナ模様モヨウ表現ヒョウゲンしている(森田モリタら)  
dl delicate dl    FIL (YABBY) Imai1930&1938 whole   shape 9 0       * *     *      63 Q872 子葉はツバサカケラハバヒロヒラいており、脈が目立つ。変異ヘンイ系統ケイトウオモテジクガワカカえる。通常ツウジョウ葉は肩が少しこけ、ツバサ片もややホソく先が尖る。花はヒラヒラしない花筒ハナツツナガチイで、花弁カベンはやや細く5裂し、稔性が低い。 原因遺伝子は、転写因子であるYABBYファミリーにゾクするFIL遺伝子のオーソログをコードしており、変異体ヘンイタイダイ3イントロンにTpn138の挿入ソウニュウつ(黒木クロキ  
dp-1 duplicated-1 牡丹1 dp  dp C-MADS (AG) Imai1930&1938 flower   shape/number 6 0                *        160 Q606 雄ずいが花弁カベベンし、雌ずいは花弁カベンガクカエ構造コウゾウをとるアタラしいハナ転換テンカンし、これが何重ナンジュウにもカエしている。園芸的には千重咲とか万重咲と呼ばれるものである。開花後、翌日ヨクジツ内部の蕾が咲くことがある。完全カンゼンミノ 原因遺伝子は、転写因子であるC機能MADS-box遺伝子のAGのオーソログ。dp-1では、ダイ2イントロンに片側カタガワ反復ハンプク配列ハイレツだけチイさなTpn-botanが挿入ソウニュウしており、エクソン3からエクソン9および下流カリュウ領域リョウイキまで欠失ケツシッパイしている(Nitasaka2003) Nitasaka 2003
dp-2 duplicated-2 牡丹2 dp  dp C-MADS (AG) Imai1930&1938 flower   shape/number 6 0                *        160 Q607 表現型ヒョウゲンガタ牡丹ボタン1と区別クベツできないが、遺伝子イデンシ構造コウゾウコトなる。 原因遺伝子は、転写因子であるC機能MADS-box遺伝子のAGのオーソログ。dp-2では、ダイ2イントロンに複雑フクザツ構造コウゾウをしたTpnが挿入ソウニュウしており、エクソン3からエクソン9の途中トチュまで欠失ケツシッパイしている(Hiramoto and Nitasaka)  
dp-3 duplicated-3 牡丹3 dp  dp C-MADS (AG) Imai1930&1938 flower   shape/number 6 0                *        160 Q414 表現型ヒョウゲンガタ牡丹ボタン1と区別クベツできないが、遺伝子イデンシ構造コウゾウコトなる。非常ヒジョウマレ対立遺伝子タイリツイデンシ 原因遺伝子は、転写因子であるC機能MADS-box遺伝子のAGのオーソログ。dp-3対立遺伝子タイリツイデンシは、dp-2の構造コウゾウクワえて、下流カリュウにTpn132が挿入ソウニュしている(Hiramoto and Nitasaka)  
dp-pt duplicated-petaloid 八重咲 pt  dp C-MADS (AG) Imai1930&1938 flower   shape 6 0                *        5 Q783 雄ずいの弁化による八重咲、弁化は葯から初まる。一般的イッパンテキ成長セイチョウ前期ゼンキベン程度テイドツヨく、雌ずいの一部イチブガクする。後期コウキではベンヨワまり、しばしば野生型ヤセイガタになる。ベンの程度のヨワハナミノセイはある。ベツ遺伝子イデンシ変異ヘンイだとオモわれていたが、牡丹ボタン(dp)のヨワ対立遺伝子タイリツイデンシ 牡丹ボタン(DP)遺伝子イデンシダイ2イントロンに完全長カンゼナガのTpn109がDPの転写方向テンシャホウコウ逆向ギャクムきに挿入ソウニュウしている。野生型ヤセイガタ一重ヒトエ)のハナでは野生型ヤセイガタ半分ハンブンのレベルまで転写産物テンシャサンブツリョウ回復カイフクしている(Hiramoto and Nitasaka)  
dw dwarf 木立コダチ dw      Imai1930&1938 whole   shape/size           * * * *    * 59 Q375 ハイ軸は短く、子葉はニクアツアツで硬い。通常ツウジョウはややナガくなる。蔓は太く、節間フシアイダミジカい。約75cm内外しか伸びない。花冠はアサんだ星形(星咲ホシザ)になることがオオくほとんどの系統ケイトウ早咲ハヤザきである。稔性ネンセイヒクく、さくカジツあたりの種子シュシスクない。ジベレリンを噴霧フンムするとシュートの性質セイシツ復帰フッキする。 ジベレリンの合成ゴウセイカカわる遺伝子イデンシ可能性カノウセイがある。  
dy dusky dy    UF3GGT Imai1930&1938 flower   color 3 27.2       * * *   *    93 Q114 クライロケイニゴった花色ハナイロにする変異ヘンイ。この変異ヘンイ単独タンドクではネズミイロ(グレー)、クラベニ変異ヘンイとの2ジュウ変異体ヘンイタイでは茶(柿)色チャイロハナイロシメす。黄葉(y1)と強固に連鎖(1.3%)しており、キイロ変異ヘンイ系統ケイトウオオい。 原因遺伝子ゲンインイデンシはアントシアンの合成ゴウセイカカわる、クバトウブン酵素コウソUF3GGTであり、変異体ヘンイタイには、トランスポゾンの離脱リダツによるカンガえられる4塩基エンキ挿入ソウニュウられる(Morita et al. 2005) Morita et al. 2005
[ef] early flowering 早咲き ef        flower   physiol                          *  4   花が時期的に早く咲く。コトなる遺伝子座イデンシザ変異ヘンイフク可能性カノウセイタカいが、まとめて表記ヒョウキしている    
efp-1 enhancer of flavonoid production-1 アワイロ1 new   CHI-related protein (new) Morita et al. 2014 flower   color         * * *   *   1 Q274 花色ハナイロイチジルしくアワくなり、胚軸ハイジク、つるの着色チャクショクアワくなる。 原因ゲンイン遺伝子イデンシは、アサガオでハジめてつかったカルコン異性イセイ酵素コウソ(CHI)関連カンレンタンパクシツ。このアレルには、Tpn13が挿入ソウニュウしており、しばしば復帰フッキ変異ヘンイアワイロから濃色ノウショク)をこす。 Morita et al. 2014
efp-2 enhancer of flavonoid production-2 アワイロ2 new   CHI-related protein (new) Morita et al. 2014 flower   color         * * *   *   ? Q228 花色ハナイロイチジルしくアワくなり、胚軸ハイジク、つるの着色チャクショクアワくなる。 原因ゲンイン遺伝子イデンシは、アサガオでハジめてつかったカルコン異性イセイ酵素コウソ(CHI)関連カンレンタンパクシツ。このアレルには、Tpn14が挿入ソウニュウしている。 Morita et al. 2014
efp-3 enhancer of flavonoid production-3 アワイロ3 new   CHI-related protein (new) Morita et al. 2014 flower   color         * * *   *   ? Q522 花色ハナイロイチジルしくアワくなり、胚軸ハイジク、つるの着色チャクショクアワくなる。 原因ゲンイン遺伝子イデンシは、アサガオでハジめてつかったカルコン異性イセイ酵素コウソ(CHI)関連カンレンタンパクシツ。このアレルには、Tpn14が挿入ソウニュウしている。 Morita et al. 2014
f1 fasciated1 帯化1 f-1      Imai1930&1938 whole   shape/size/number 8 2.5          * *  *       11 Q931 園芸エンゲイテキにはイシ(せっか)とばれる。f1, f2, f3の3重変異体ジュウヘンイタイになってはじめて突然変異形質トツゼンヘンイケイシツ発現ハツゲンする。成長点セイチョウテンヨコヒロがるためクキはリボンジョウになる。ダイ通常葉ツウジョウハ葉柄ヨウヘイホソ小型コガタになることがオオい。また不安定フアンテイもしくは浸透度シントウドがややヒクく、正常セイジョウツルになるカブややフト程度テイドツルになるカブ頻出ヒンシュツする。花弁カベン・雄ずいスウがやや減少ゲンショウし、比較的ヒカクテキチイとなる。稔性は低い。江戸期エドキ孔雀葉クジャクハ系統ケイトウから出現シュツゲンしたらしく連鎖レンサがはずれていないため、ほとんどの系統ケイトウが孔雀変異ヘンイをもつ。    
f2 fasciated2 帯化2 f-2      Imai1930&1938 whole   shape/size/number 8            * *  *       11 Q931 f1, f2, f3の3重変異体になって帯化が発現する。f1とおおよそ20%連鎖レンサしている。    
f3 fasciated3 帯化3 f-3      Imai1930&1938 whole   shape/size/number 1            * *  *       11 Q931 f1, f2, f3の3重変異体になって帯化が発現する。    
fe feathered 獅子 fe    KAN1 Imai1930&1938 whole   shape/number 2 1.2      * * 1 *        32 Q441 子葉はツバサカケラ先端センタンがややトガる。葉は野生型によく似るが、翼片ヨクヘンがややチイさくなる場合バアイもある。また、ヘリはほとんど平らか、あるいはオモテガワに軽微に抱える。花はミダキク(py)にややており、細い曜が増えてヒダ状になり、これがしばしばけ、附属弁になり花筒の外部につく。生殖器官は正常に見えるが稔性は低い。打込ウチコミ1との2重変異体タジュウヘンイタイは、子葉と葉にもしわがあってオモテガワカカえ、この形質ケイシツ不完全フカンゼン優性ユウセイシメすためヘテロカブ鑑別カンベツできる。裏側ウラガワにもクロロフィルの発現ハツゲンツヨ両面リョウメン柵状組織サクジョウソシキ発達ハッタツする。葉柄ヨウヘイナガび、クキ不規則フキソク屈曲クッキョクをする。獅子シシ連鎖レンサしたmf1をつと風鈴フウリンばれる管弁状クダベンジョウンのものになり、やはり花弁カベ裏側ウラガワ細胞サイボウオモテガワガワオナじような円錐エンスイガタケイ転換テンカンする。 原因遺伝子ゲンインイデンシは、シロイヌナズナのKAN1のオーソログであり、突然トツゼン変異体ヘンイタイには、CタンマツガワにTpn102が挿入ソウニュウしており、表現型ヒョウゲンガタコトなる獅子系統シシケイトウオナ遺伝子イデンシ構造コウゾウをしている(Iwasaki and Nitasaka 2006) Iwasaki and Nitasaka 2006
Gb Globose 芋葉 Gb      Imai1930&1938 leaf   shape/size/number 2           *     *       19   葉形は丸味を持ち、翼片の発達ハッタツが悪い。花はオオきく、しばしば5曜以上となる。州浜系の大輪に移入したものに大黒葉(re+Gb)や恵比須葉(re+Gb+dg)がある。    
h1-D hair1-Dominant 優性毛蕾性1 h-1D      Hagiwara1956 flower   shape 2 91.4                *       0   ツボミタケ発達ハッタツする。トク開花カイカマエツボミセナカ軸側ジクガワヨウビ部分ブブン顕著ケンチョである。優性ユウセイ変異ヘンイで、cpと強固キョウコ連鎖レンサしている。別遺伝子ベツイデンシ変異ヘンイではなく、cp変異ヘンイ自体ジタイ表現型ヒョウゲンガタ可能性カノウセイもある。    
hw half white 底白 hw      Imai1930&1938 flower   color                       *    20   花筒の基部キブチカガワの半分が白い。    
ig interaxial green 節間緑色 ig      Imai1930&1938 shoot   color 5 10.3       *    *          3   胚軸も茎も緑色であるが、クキや花梗の基部は着色し、花は有色。 クキにおけるアントシアニンの発現ハツゲン関連カンレンする転写テンシャ因子インシをコードしている(星野ホシノ  
[int] intense 濃色性 i     Imai1930&1938 flower   color 5 43                   *        花色を濃くする。野生型ヤセイガタアオイロ瑠璃ルリイロトウになる。おそらく オオくは intense-1(5-43)    
[lf] late flowering 遅咲オソザ anonym       flower   physiol                   *     低緯度テイイド地域チイキ自然シゼン集団シュウダン由来ユライ系統ケイトウられる。原因ゲンインテ遺伝子イデンシ複数フクスウ遺伝子イデンシかれる可能性カノウセイがある。    
[lt] light color アワイロ anonym       flower   color           *    *   *    137   胚軸と茎は淡色、花も淡色。アワ色花イロハナ総称ソウショウとして使用シヨウしており、複数の遺伝子座に分かれる可能性がある。    
m-1 maple-1 立田1 m  m WOX1 Imai1930&1938 whole   shape 3 0.4       * *     *       57 Q1018 子葉のややホソ翼片ヨクヘンは平行に近くならび葉脈ヨウミャク目立メダつ。葉は深裂して楓の葉に似て、通常5裂する。花冠は幅広ハバヒロく5裂し、雌ずいはしばしば不完全でミジカけている、稔性は低い。 WOX1オーソログであるMAPLE遺伝子イデンシ突然トツゼン変異体ヘンイタイダイ1エキソンの1塩基エンキ置換チカンによるナンセンス変異ヘンイ既存キゾン立田タツタ系統ケイトウはほとんどがこの対立遺伝子タイリツイデンシである。 tomiyama
m-2 maple-2 立田2 new m WOX1 Imai1930&1938 whole   shape 3 0.4       * *     *         Q1057 子葉のややホソ翼片ヨクヘンは平行に近くならび葉脈ヨウミャク目立メダつ。葉は深裂して楓の葉に似て、通常5裂する。花冠は幅広ハバヒロく5裂し、雌ずいはしばしば不完全でミジカけている、稔性は低い。ヤナギ復帰フッキ変異体ヘンイタイとしてられた変異ヘンイで、立田タツタ1より表現型ヒョウゲンガタはややヨワい(仁田坂ニタサカ)。 WOX1オーソログであるMAPLE遺伝子イデンシ突然トツゼン変異体ヘンイタイ。m-wに挿入ソウニュウしているTpn140の離脱リダツによってショウじたCタンダイ4エキソンナイブのフットプリントによるフレームシフト変異ヘンイ  
m-n1 maple-narrow1 ホソヤナギハ1 mn  m WOX1 Imai1930&1938 whole   shape 3 0.4    * * *     *       4 Q615 種子シュシはやせており、野生型ヤセイガタとはおおよそ区別クベツできる。子葉シヨウ小型コガタで、翼片ヨクヘン突出トッシュツする角度カクドセマ融合ユウゴウしている。ホソイく、花弁カベンホソイい、ツヨ立田タツタ対立遺伝子タイリツイデンシ。Q615からタンリハナされた(仁田坂ニタサカ)。ミノだが花粉カフンミノセイはある WOX1オーソログであるMAPLE遺伝子イデンシ突然トツゼン変異体ヘンイタイダイ2エキソンの4塩基エンキ挿入ソウニュウによるフレームシフト変異ヘンイ  
m-n2 maple-narrow2 ホソヤナギハ2 mn  m WOX1 Imai1930&1938 whole   shape 3 0.4    * * *     *       4 Q677 種子シュシはやせており、野生型ヤセイガタとはおおよそ区別クベツできる。子葉シヨウ小型コガタで、翼片ヨクヘン突出トッシュツする角度カクドセマ融合ユウゴウしている。ホソイく、花弁カベンホソイい。mp-n1よりツヨいIホソい)表現型ヒョウゲンガタシメツヨ立田タツタ対立遺伝子タイリツイデンシ。Q677からタンリハナされた(仁田坂ニタサカ)。ミノだが花粉カフンミノセイはある WOX1オーソログであるMAPLE遺伝子イデンシ突然トツゼン変異体ヘンイタイダイ4エキソンのフットプリントによるフレームシフト変異ヘンイ  
m-w maple-willow mw  m WOX1 Imai1930&1938 whole   shape 3 0.4       * *     *       64   立田の対立遺伝子。子葉細くUガタとなり、脈が目立つ。葉は柳の葉に似るがしばしば翼片ヨクヘンをつける。花は細く5弁に切れ、花弁カベン先端センタン鋸歯キョシができることがオオい。ほとんど完全不稔。易変性で立田に転化し、まれには正常に復帰する。花粉稔性はある。 WOX1オーソログであるMAPLE遺伝子イデンシ突然トツゼン変異体ヘンイタイ。Tpn140がCマッタンダイ4エキソンの末端マッタン挿入ソウニュウしている。既存キゾンヤナギ系統ケイトウスベオナ構造コウゾウ  
mb multi bract 偽洲浜ニセスハマ new     Nitasaka whole   shape/number         * *   *       Q643 子葉の翼片ヨクヘンが丸い。葉の裂片も同様ドウヨウだが、とくに中央裂片は著しく洲浜スハマ1よりこの傾向ケイコウツヨい。ガクや曜は6-7になり、苞葉ホウヨウも3−6にえることがオオい。花輪ハナワ洲浜スハマチガオオきくならない(仁田坂ニタサカ)。    
tp-1 tubed petal-1 風鈴フウリン mf1     Iwasaki and Nitasaka 2006 flower   shape 2             1       Q441 獅子シシ変異ヘンイハナにおける表現ヒョウゲンガタツヨめる変異ヘンイで、単一タンイツでは表現型ヒョウゲンガタアラワれないが、fe tp-1は風鈴フウリンばれる管弁クダベン先端センタンカエした花弁カベンける。feと連鎖レンサしている(Iwasaki and Nitasaka 2006) 不明フメイであるが、セナカジクガワ運命ウンメイ決定ケッテイカカわる遺伝子イデンシだとオモわれる。  
tp-2 tubed petal-1 クダベン new     Nitasaka flower   shape 2         1   1       Q402 獅子変異の花における表現型を強める変異で、管弁獅子系統がホモ接合で持っている変異。花の開きが弱くなり、葉にも表現型が表れ、葉の抱えも強くなる。風鈴獅子系統との交配F1で中間型になるため、tp-1と対立とした。    
mg magenta 暗紅イロ mg    F3'H Imai1930&1938 flower   color 4 10.8       *    *    *    296 Q79 胚軸ならびに茎は暗紅色、花も暗紅イロ(紅紫色)となる。ハナイロ基本キホン変異ヘンイ。prとの2ジュウ変異体ヘンイタイではモモベニイロとなり、dyとの2ジュウ変異体ヘンイタイではチャイロカキイロとなる 原因遺伝子ゲンインイデンシはアントシアンの合成ゴウセイカカわる、flavonoid 3'-hydroxylase(F3'H)遺伝子イデンシであり、変異体ヘンイタイには、1塩基エンキチカ置換チカによるナンセンス変異ヘンイがある(星野ホシノら2003) Hoshino et al. 2003
mi miniature mi      Imai1930&1938 whole   shape/size       * * * * *       9   種子はやせており、野生ヤセイガタガタとはおおよそ区別できる。子葉は特に小型で丸く肩がこけ、裂片は浅い。dwと同様ドウヨウに、葉も小型でややナガくなり、シュートも節間フシアイダミジカくなる。花は小さく星咲か5裂する。花は集まって小さな房状に叢生する。完全不稔。一時絶種となっていたが戦後再度サイド出現シュツゲンした。    
mt metalic 金属キンゾク光沢コウタク new     Nitasaka flower   color                 *     Q7 この変異ヘンイによって、スカーレットオハラ(Q7)のつ、金属キンゾク光沢コウタクのような蛍光ケイコウイロえるようになる。単一タンイツ劣性レッセイ変異ヘンイのようである。 花弁細胞の構造に関する変異体?  
p-1 pear-1 孔雀 p  p   Imai1930&1938 whole   shape 8 0       * *            14 Q931 普通は翼片のない長味の丸葉であるが、ときには翼片が発達する。子葉柄に軽微な林風様の癖がある。系統ケイトウによってはダイザキハナツツソトガワ附属フゾクベンける。立田との2ジュウ変異体ヘンイタイではツバサカケラがでない(上位)。ベツ変異ヘンイとして記載キサイされていた、成長点セイチョウテン屈曲クッキョクするspr(螺旋巻ラセンマキ)は孔雀クジャク多面発現タメンハツゲの1つだとオモわれる    
p-p pear-petaloid 孔雀八重クジャクヤエ pp  p   Imai1930&1938 whole   shape 8 0       * *   *        5   孔雀の形質ケイシツクワえて、雄ずいがベンする。弁化は花糸のからハジまる。    
p-p2 pear-petaloid 2 孔雀八重クジャクヤエ2 new p   Nitasaka whole   shape 8 0       * * * *        5 Q537 孔雀クジャク八重ヤエ同様ドウヨウであるが、ハナツツす台咲や花筒の外側に附属弁を付ける。また別変異として記載されていた、成長点が屈曲するspr(螺旋巻)の形質ケイシツシメす。Q442から出現シュツゲンした新規シンキ対立タイリツ遺伝子イデンシだとオモわれる(仁田坂ニタサカ)。    
pr purple pr    NHX1(InNHX1) Imai1930&1938 flower   color 5                     *     327 Q375 野生型ヤセイガタハナイロムラサキイロえる。オオくの系統ケイトウヤサセイシメす。mgとの2ジュウ変異体ヘンイタイベニもしくはアワベニイロになる。 原因ゲンイン遺伝子イデンシ液胞エキホウのpH調整チョウセイカカわるInNHXで5'UTRにTpn4が挿入ソウニュウしている(Fukada-Tanaka et al. 2000; Yamaguchi et al. 2001) Fukada-Tanaka et al. 2000; Yamaguchi et al. 2001
py polymorphic 乱菊 py  py   Imai1930&1938 whole   shape/number 1 57.8       * *    *       10 Q575 子葉の裂片は詰まっており丸くなる。しばしば分岐し3〜複数フクスウマイの子葉となる。葉は一般に不規則に裂けて先が尖る。花は曜の数が多くひだジョウとなり、しばしば不規則に切れる。ガクカズ正常セイジョウ。稔性はかなり低い。acとの多重タジュウ変異体ヘンイタイでは表現型ヒョウゲンガタイチジルしく亢進コウシンされる。    
py-w polymorphic-weak ミダキク2 new py   Shimizu (Kagoshima Univ.) whole   shape/number 1 57.8       * *    *       1 Q270 子葉の裂片は詰まっており丸くなる。しばしば分岐し3〜複数フクスウマイの子葉となる。葉は先が尖りややフカむ。花は5曜のことがオオいが、ヒラヒラせず漏斗ロウトジョウになる。ムラサキから出現シュツゲンした新規シンキ変異ヘンイ清水シミズ)。既存キゾンミダキク対立タイリツ    
r1 r1 white r1シロ r-1  r1 CHS-D Imai1930&1938 flower   color 3         *    *    *    0   胚軸ハイジク、茎は緑で花カンムリ(flower limb)は白イロ。花筒は遺伝イデンシテキ背景ハイケイによって着色する場合と白の場合がある。 原因ゲンイン遺伝子イデンシはアントシアニン合成ゴウセイ初期ショキ段階ダンカイカカわり、flower limbで発現ハツゲンするCHS-D(Hoshino et al. 2009)  
r1-1 r1-1 white r1-1白 r-1  r1 CHS-D Hoshino et al. 2009 flower   color 3         *    *    *    0   胚軸ハイジク、茎は緑で花カンムリ(flower limb)は白イロ。花筒は遺伝イデンシテキ背景ハイケイによって着色する場合と白の場合がある。ややヤサセイ 原因ゲンイン遺伝子イデンシはアントシアニン合成ゴウセイ初期ショキ段階ダンカイカカわり、flower limbで発現ハツゲンするCHS-DのイントロンにTpn3が挿入ソウニュウ(Hoshino et al. 2009) Hoshino et al. 2009
r1-2 r1-2 white r1-2白 r-1  r1 CHS-D Hoshino et al. 2009 flower   color 3         *    *    *    0   胚軸ハイジク、茎は緑で花カンムリは白イロ、花筒で発現ハツゲンする遺伝子イデンシ背景ハイケイによって着色する場合と白の場合がある。安定アンテイ 原因ゲンイン遺伝子イデンシはアントシアニン合成ゴウセイ初期ショキ段階ダンカイカカわり、flower limbで発現ハツゲンするCHS-DのイントロンにTpn6が挿入ソウニュウ(Hoshino et al. 2009) Hoshino et al. 2009
r3 r3 white r3白 r-3  r3 ANS Hagiwara1956 flower   color           *    *    *    0   胚軸ハイジク、茎は緑で花カンムリは白イロ アントシアニン合成にカカわるANS遺伝子イデンシ星野ホシノら)  
r3-1 r3-1 white r3-1 白 r-3  r3 ANS Hoshino et al. 2009 flower   color           *    *    *    0   胚軸ハイジク、茎は緑で花カンムリは白イロ アントシアニン合成にカカわるANS遺伝子イデンシにTpn8が挿入ソウニュウ星野ホシノら) Hoshino et al. 2009
r3-2 r3-2 white r3-2 白 r-3  r3 ANS Hoshino et al. 2009 flower   color           *    *    *    0   胚軸ハイジク、茎は緑で花カンムリは白イロ アントシアニン合成にカカわるANS遺伝子イデンシにTpn9が挿入ソウニュウ(星野ホシノら) Hoshino et al. 2009
r3-fd faded 褪色性(暈) fd  r3 ANS Imai1930&1938 flower   color 1         *    *   *    14   胚軸は緑色であるが、下部の地面にはいったところに少し紅味がある。花色はごく淡色、覆輪に入ると雲輪が現われる。 R3(ANS)遺伝子イデンシのアレル  
rc red cotyledons 赤子葉アカシヨウ new     Nitasaka cotyledon   color         *           0 Q1065 子葉シヨウにおけるアントシアニンの発色ハッショクツヨアカイロづく。自然集団シゼンシュウダ由来する系統ユライケイトウ東京古型トウキョウフルガタによくられる。    
re retracted 州浜スハマ re      Imai1930&1938 whole   shape/size/number 7 1       * *    *       259   子葉の翼片ヨクヘンマルくなる。葉の裂片の先端センタンニブマルくなり、とくに中央裂片は著しい。花輪は大きく、曜およびガクは6-7にえる。苞もしばしば増加ゾウカする。稔性は低い。現在の大輪朝顔はすべて州浜スハマ変異ヘンイを含む。    
s-1 star 桔梗渦 s    DET2 (PnDET2) Imai1930&1938 whole   shape/size        * * * * *       53   渦(contracted)に似ているが、萎縮イシュクする程度はやや弱く花は星咲。子葉も肥厚ヒコウし、ややマタヒラく。シュシカワカタ小型コガタワイセイ程度テイドイチジルしいウズこびとはこの変異ヘンイウズの2重変異体ジュウヘンイタイである。 原因遺伝子ゲンインイデンシはブラシノステロイドの合成ゴウセイ経路ケイロカンするPnDET2遺伝子イデンシをコードしており、変異体ヘンイタイは1塩基エンキ置換チカンによるミスセンス変異ヘンイである (Suzuki et al. 2003)。既存キゾ変異ヘンイスベ単一タンイツ構造コウゾウをしている(シアワハラ)。 Suzuki et al. 2003
sp speckled 吹掛絞  sp  sp CHI Imai1930&1938 flower   color 3 87.6       * * * * *    40 Q258 胚軸と茎に斑点ハンテンが現れ、花冠には色素を吹掛けたような斑点ハンテンができる。この班点の量は系統ケイトウによってコトなる。地色ジイロはオーロントウによるアワ黄色キイロのことがオオく、花弁カベンがしばしば壊死エシチヂんでく。クキ黄色キイロみをびる。 アントシアニン合成経路のCHI遺伝子にTpn2が挿入している(Hoshino et al.)  
sp-cr cream クリーム cr  sp   Imai1930&1938 flower   color 3         * * * * *     0 Q686 胚軸は緑で。花はクリームイロアワ黄色キイロ アントシアニン生合成経路のCHI遺伝子にTpn2が挿入している(Hoshino et al.)  
sr  side-reduced  鼻葉ハナハ sr      Imai1930&1938 leaf   shape              *             12 Q591 葉の翼片の先端センタンまってマルくなり、葉全体で鼻形となる。    
[stc] short-trichome ミジカタケ anonym       whole   shape        ND * * * *       13   植物体に毛茸がイチジルしく少ない。コトなる遺伝子座イデンシザン変異ヘンイフク可能性カノウセイがある。以前イゼンはglabrousとしていた。    
tfl terminal flower イタダキハナ new     Nitasaka shoot   shape/number             * *     1 Q1031 腋芽ワキメからショウじたシュートは途中トチュウ先端センタイタダハナける。頂生花は変形ヘンケイし、苞葉は叢生ソウセイする。頂生花の花梗は長く伸び、丸形の葉と蕾とを着生する。Q1031のっていた新規シンキ変異ヘンイ(仁田坂ニタサカ)。    
tn1 tiny1 ヒメ1 new     Takenaka (Nitasaka) whole   shape/size       * * * * *       27 Q777 植物体ショクブツカラダ全体ゼンタイ子葉シヨウハナ種子シュシ)が小型コガタになり、子葉シヨウ通常ツウジョウ特有トクユウ形態ケイタイをしている。性質セイシツもややヨワい。既存キゾヒメ系統ケイトウスクなくともtn1とtn2の多重タジュウ変異体ヘンイタイである。この変異ヘンイ表現型ヒョウゲンガタなのか不明フメイであるが、ヒメ系統ケイトウはほとんどがハヤシオれ、牡丹ボタン変異ヘンイをもつものはツボミ状態ジョウタイからほとんど開花カイカしない。    
tn2 tiny2 ヒメ2 new     Takenaka (Nitasaka) whole   shape/size       * * * * *       27 Q777 植物体ショクブツカラダ全体ゼンタイ子葉シヨウハナ種子シュシ)が小型コガタになり、子葉シヨウ通常ツウジョウ特有トクユウ形態ケイタイをしている。性質セイシツもややヨワい。既存キゾヒメ系統ケイトウスクなくともtn1とtn2の多重タジュウ変異体ヘンイタイである。この変異ヘンイ表現型ヒョウゲンガタなのか不明フメイであるが、ヒメ系統ケイトウはほとんどがハヤシオれ、牡丹ボタン変異ヘンイをもつものはツボミ状態ジョウタイからほとんど開花カイカしない。    
tr tube red ツツベニ new     Nitasaka flower   color                       *      Q1095 花筒の着色チャクショクくする。r1変異ヘンイとのコンビネーションで目立メダ おそらくハナツツ発現ハツゲンしているCHS-Eのタカ発現ハツゲによる  
tw tube white 筒白 tw-1     Imai1930&1938 flower   color                       *    193   花筒を白にする。ウズではシロ部分ブブンヒロがる。トク観賞価値カンショウカチタカめるためオオくの系統ケイトウがこの変異ヘンイつ。pr変異ヘンイ系統ケイトウ数少カズスクない おそらく花筒で発現しているCHS-Eのヒク発現ハツゲンによる  
v1 variegated 斑入 v-1      Imai1930&1938 leaf seed color 1 0    * * *  * *      344   葉に白斑を現し、茎に白条を生じる。子葉にも白斑が出る。種皮は黒褐色で背に黒縞がある。遺伝的イデンテキ背景ハイケイによってシロフイハイ程度テイドコトなり、m-wやfでは水晶スイショウフイとよばれる全部ゼンブソウジョウシロけたフイハイることがある。    
vy vivid yellow アザキイロ色葉イロハ new     Shimizu (Kagoshima Univ.) leaf   color           * * * *       1 Q268 子葉はアザやかな黄緑色でキイロより黄色キイロみがツヨい。若い葉も同様ドウヨウアカるい黄緑色で古くなるとキイロ区別クベツできなくなる。易変性。ムラサキから出現シュツゲンした(鹿児島大カゴシマダイ 清水シミズ)。キイロとの2重変異体ジュウヘンイタイはよりアワイロとなり、早期ソウキ枯死コシする。    
we weeping 枝垂 we    SCR (InSCR) Hagiwara1956 shoot   shape           *    *       * 27   負の屈地性を失っており、蔓は枝垂れ、支柱に巻き付かない。子葉シヨウはわずかにカカえ、胚軸ハイジク直立チョクリツしないことがオオい。戦後、織家氏によって大輪咲の天津(青斑入蝉葉)から発見された。内皮ナイヒ細胞サイボウソウ欠損ケッソンしている(Kitazawa et al. 2005) PnSCRのエクソンに3bpの挿入ソウニュウがある(Kitazawa et al. 2005) Kitazawa et al. 2005
we2 weeping2 枝垂2 new   SHR1 (InSHR1) Nitasaka shoot   shape         *   *     * 2 Q413 枝垂シダとは別遺伝子座ベツイデンシザ変異ヘンイで、枝垂シダ同様ドウヨウに負の屈地性を失っており、ツル枝垂シダれ、支柱シチュウかない。Q413(獅子牡丹系統シシボタンケイトウ)にフクまれていた変異ヘンイ単離タンリした(仁田坂ニタサカ)。内皮ナイヒ細胞層サイボウソウ欠損ケッソンしている。 PnSHR1のエクソンに1塩基エンキ置換チカンがある(Kitazawa et al. 2008) Kitazawa et al. 2008
[wht] white flower anonym       flower   color         *   *   *       a3, r1, r3トウのアントシアニンの合成ゴウセイカカわる変異ヘンイタイ対応タイオウする遺伝子座イデンシザ未同定ミドウテイのもの    
wr wrinkled 縮咲 wr      Imai1930&1938 flower   shape                    *       7 Q580 花弁カベンチヂむため星形を呈し、稔性が低い。易変性のものがあり、野生型ヤセイガタ復帰フッキする。    
y1 yellow 黄葉 y-1  y1 GOLDEN2(maize) Imai1930&1938 leaf   color 3 28.5       * *  * *       262   クロロフィルaが欠損ケッソンしており葉、茎が黄緑色。フルくはアイダキイロばれた。 同定ドウテイ星野ホシノら)  
y1-m yellow- mutable 松島 y-1m1  y1 GOLDEN2(maize) Imai1930&1938 leaf   color 3 28.5       * * * *         Q1075 黄葉であるが、トランスポゾンの転移テンイによる体細胞突然変異のため黄葉に緑色の点や班ができる。y1の対立遺伝子。易変性で野生型ヤセイガタ復帰フッキする。 同定ドウテイ星野ホシノら)