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系統番号のルール

当研究室で保存されているアサガオ系統は、保有する変異、由来、目的によって以下の系統番号に割り振られており、1997年に国立遺伝学研究所で保存されていた系統を移管した際の分類を引き継いでいます。そのため、系統番号でおおよその種類を知ることができます。
 ただし、一度系統番号を付けた後に保有する変異等によっては、他の系統番号を割り振る方が適当だと明らかになっても混乱を避けるために変更は行っていません。

当研究室のアサガオ系統番号には全て頭に”Q”がつきます。これはKyushu UniversityのKyu=Q です。
また、Q0007とQ7、7は全て同じ系統番号を表しています。Q0007等は、ソートの都合上系統番号のケタ数を揃えるための表記です。
Q+数字: 正規系統番号。
QX+数字: 交配系統、特性未確認の仮系統番号。将来正規番号になり別の系統番号が割り振られることがあります。その場合は由来の項目に旧番号が記載されています。
QE:東京古型等のEMS(エチルメタンスルホン酸;化学突然変異原)処理系統。 Q1072R(Q1072の白花a3-fおよび松島y-mが復帰した易変性系統)も突然変異誘発系統として、変異体スクリーニングに用いられています。
QR:組換え近交系統(RILs)、ゲノムプロジェクトにおいて、RAD-seqによるマーカー作製にも用いられた東京古型とアフリカ系統(Q63)のF2展開株の自殖をF8以上に進めた系統群です。
QK:法政大学の笠原基知冶によって収集されたマルバアサガオの系統群。特性調査後、正規番号を割り振る予定。

※他の研究機関固有の系統番号の接頭辞
AK 自然科学研究機構 基礎生物学研究所(NBRPアサガオの分担機関)
SU 静岡大学 米田芳秋先生の保有系統

正規系統番号(Q)   含まれる突然変異・説明
1- 100   近縁種、自然集団由来系統
101- 205   州浜(re 大輪)
206- 217   州浜(re 肥後)
218- 249   州浜(re 大輪)
250- 300   交配系統・基本変異系統
301- 399   木立(dw)
401- 500   獅子(fe)・獅子咲牡丹(fe dp)
501- 508   立田(m)
509- 539   縮緬(cp)・台咲牡丹(cp dp)・車咲牡丹(cp m dp)
540- 547   南天(ac)
548- 553   易変性系統・交配系統
554-561   捻梅(cd)
562- 571   石畳(cs)
572-577   乱菊(py)
578- 600   弱渦・縮咲(wr)・鼻葉・笹・渦・寿老人・南天・立田・他
601- 675   柳(m-w);糸柳葉(m-w dl)、針葉(m-w ac)
676- 683   燕(mi)・細柳、糸柳
684- 700   野生型、易変性、花色
701- 800   桔梗(s)、姫(tn)
801- 870   渦(ct)
871- 900   笹(dl)・石畳
901- 929   枝垂(we)
930- 950   帯化(f)
951-1000   渦笹牡丹(dl ct-w dp) その他牡丹(dp)をもつ系統
1001-1070   基本変異系統
1071-1088   易変性系統(a3-f等)
1089-1100   車咲牡丹(cp m dp)
     
続・正規系統番号(Q)   含まれる突然変異・説明
1101-1200 2001-2200 野生型、近縁種、実験用系統
1201-1400 2201-2400 州浜・大輪(re)
1401-1500 2401-2500 獅子(fe)
1501-1550 2501-2550 縮緬(cp)、立田(m) 出物
1551-1600 2551-2600 縮緬(cp)、立田(m) 正木
1601-1700 2601-2700 采咲(m-w, ac, dl)
1701-1900 2701-2900 基本突然変異(正木) 、実験用系統
1901-2000 2901-3000 その他の出物、実験用系統
     
正規以外の系統番号   説明
QX1-QX1328   交配系統、調査中系統
QK001-QK452   笠原系マルバアサガオ
QKX01-QKX35   笠原系マルバアサガオ
QE001-QE177   EMS-M2(2001-M1, 2013-M2)
QE1001-QE1594   EMS-M1 (2013)
QR0001-QR0210   TKS x Africa =X943 RILs

 

 

 

 

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