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第9回アサガオ研究集会のお知らせ(名城大学 2017年3月4日〜5日)

 1916年に創刊された日本育種学会会報の第1巻第1号に掲載された「一二のMENDEL性質に就いて」(外山亀太郎)、「朝顔の遺傳」(竹崎嘉徳)から始まるアサガオやアサガオ近縁種の学術研究は、遺伝学に留まらず生理学、天然物化学、分子生物学等の幅広い分野へ広がりを見せました。学術研究100周年目にあたる2016年には、アサガオの高精度な全ゲノム配列が解読され、アサガオ遺伝子配列の他、突然変異の主要因であるトランスポゾンや連鎖地図情報などの整備・解明が進みました。アサガオ・ナショナルバイオリソースプロジェクトの進展と併せ、アサガオ研究のさらなる発展が期待されるフェーズに来ています。アサガオが属するヒルガオ科、近縁のナス科植物を研究対象とされる方々との連携促進を図りながら、幅広い研究分野の研究成果の発表を通して交流を図るとともに、研究の発展に繋げていきたいと考えております。アサガオや近縁種の研究者だけでなく、他の植物を材料とする研究者の参加もお待ちしております。

主催:アサガオ研究集会世話人会
共催:ナショナルバイオリソースプロジェクト・アサガオ
後援:農林水産業・食品産業科学技術研究推進事業「画期的機能を持つ野菜の接ぎ木システムの実用化と接ぎ木効率を向上させる接ぎ木接着剤の開発」
世話人:名城大学農学部 森田 裕将
    名古屋大学生命農学研究科 白武 勝裕
    基礎生物学研究所 星野 敦

日時:
2017年3月4日(土)14:00 〜 5日(日)12:10

場所:http://www.meijo-u.ac.jp/about/campus/farm.html
名城大学・春日井キャンパス・農学部附属農場 
愛知県春日井市鷹来町菱ケ池4311-2
 講演会場 教育研究館
 交流会会場 農場内セミナーハウス

参加費:
研究集会 無料
交流会 3,000円(学生・大学院生1000円)

参加申し込み:
参加人数を把握するため事前の申し込みをお願いいたします。
以下のフォームにご記入いただき、ymorita(アットマーク)meijo-u.ac.jpへ送信ください。
(講演される方は、2月24日までにご送付ください。)
また、研究集会への当日参加も歓迎いたします。
但し、交流会は準備の都合がございますので、事前の申し込みをお願いします。場合によっては当日申し込みできない可能性もございます。

アクセス:http://www-agr.meijo-u.ac.jp/labs/nn023/access.htm)
・JR春日井駅より
名鉄バス「小牧駅」、「大草」又は「パナソニックエコシステムズ」行き 「総合体育館前」(乗車時間12分)下車 徒歩5分
・名鉄小牧駅より
名鉄バス「JR春日井駅」行き「南町屋」(乗車時間14分)下車 徒歩5分
・自動車の場合(施設内駐車スペースあり)
東名高速道路・春日井ICまたは名古屋第二環状自動車道・勝川ICより15分

宿泊:
各自でご予約をお願いいたします。JR春日井駅、名鉄小牧駅周辺に宿泊施設がございます。
また、附属農場内の宿泊施設への宿泊も可能です(1500円程度)。ご希望の方はご連絡ください。

連絡先:名城大学 森田 裕将
        Tel: 0568-41-8837 / Fax:0568-81-1589
        ymorita(アットマーク)meijo-u.ac.jp

――-申し込みフォーム(ここからコピー)――-
氏名:
所属 :
職名 :
メールアドレス :
3/4 夜に予定されている交流会への参加: 参加する   参加しない
講演希望: 希望する  希望しない

講演を希望される方は氏名、所属、講演タイトルを以下の見本に従って記入してください(発表申込期限は2月24日といたします)。
○森田裕将1、星野 敦2 (1名城大学農学部附属農場、2基礎生物学研究所)
アサガオ花弁の吸光度と着色領域のQTL解析

その他のご希望・連絡事項等:
――-申し込みフォーム(ここまで)――-

 

第九回アサガオ研究集会 プログラム
平成28年3月4日(土)-5日(日)
名城大学農学部附属農場 (春日井キャンパス 教育研究館1F多目的室)
主催:アサガオ研究集会世話人会、共催:ナショナルバイオリソースプロジェクト・アサガオ
後援:農林水産業・食品産業科学技術研究推進事業「画期的機能を持つ野菜の接ぎ木システムの実用化と接ぎ木効率を向上させる接ぎ木接着剤の開発」

1日目  3月4日(土)
14:00 開会の挨拶 森田 裕将 (名城大学農学部)

セッション1 座長:久保山勉 (茨城大学農学部)
14:05 異科接木の研究

  • ○野田口理孝1、2 (1名古屋大学大学院生命農学研究科、2JSTさきがけ)

14:35  アサガオのゲノム解読とゲノム情報の整備

  • ○星野敦1、Vasanthan Jayakumar2、仁田坂英二3、山崎由紀子4、榊原康文2(1基礎生物学研究所、2慶応大学理工学部、3九州大学大学院理学研究院、4国立遺伝学研究所)

15:15  ムラサキ(Violet)のリシーケンス:分子マーカー作成と変異遺伝子同定の試み

  • ○磯田和杜1、星野敦2、Vasanthan Jayakumar3、榊原康文3、仁田坂英二1(1九州大学大学院理学研究院、2基礎生物学研究所、3慶応大学理工学部)

15:30 休憩


セッション2 座長:星野敦 (基礎生物学研究所)
15:45  日中韓三ヶ国によるサツマイモのゲノム解読プロジェクト

  • ○白澤健太1、長崎英樹1、田中 勝2、高畑康浩2、平川英樹1、磯部祥子1 (1かずさDNA研究所, 2農研機構九沖農研)

16:05  NGSを利用したサツマイモ(Ipomoea batatas)における高密度連鎖地図の構築

  • 相川祥胤1、白澤健太2、岡田吉弘3、謝花治4、藏本晃栄 5、今井佑美6、磯部祥子2、田原誠1、○門田有希1 (1岡山大大学院環境生命科学、2かずさDNA研究所、3九州沖縄農業、4沖縄農研, 5京大院農, 6鳥大技術部)

16:25  ヒルガオ科植物の自家不和合性遺伝子座の再解析

  • ○土屋 亨、畠中 幸、地割 聖(三重大学・遺伝子実験施設)

16:45   休憩

セッション3 座長:仁田坂英二 (九州大学大学院理学研究院)
17:05  アサガオのゲノム編集

  • ○渡邊健太1、小林安那1、鷲塚澪1、小野公代1、久保山勉2、小野道之1 (1筑波大学遺伝子実験センター、2茨城大学農学部)

17:25  2020年東京オリ・パラ大会に向けた特産アサガオの活用

  • ○田旗裕也(東京都農林総合研究センター)

17:40  アサガオのマクロ植物学

  • ○竹能清俊(新潟大学)

18:10   交流会 (附属農場 セミナーハウス)


2日目 3月5日(日)
セッション4  座長:渋谷健市 (農研機構 野菜花き研究部門)
9:30 アサガオ台咲き変異体の原因研究

  • ○大橋惠一郎、戸田真人、長尾実果、武田征士(京都府立大学)

9:50  アサガオの光周性花成の分子基盤

  • ○小野道之、近藤貴浩、樋口洋平、太田雅之、新井祥子、小野公代 (筑波大学遺伝子実験センター)

10:10  アサガオにおける到花日数QTLの検出と候補遺伝子

  • ○勝山弘章1、白澤健太2、小野道之3、星野 敦4、仁田坂英二5、久保山勉1(1茨城大学農学部、2かずさDNA研究所、3筑波大学遺伝子実験センター、4基礎生物学研究所、5九州大学大学院理学研究院)

10:25 アメリカアサガオとアサガオの種間交雑不親和性および花色の濃さの系統間差に関する研究

  • ○野口真希1、星野 敦2,仁田坂英二3,久保山勉1 (1茨城大学農学部、2基礎生物学研究所、 3九州大学大学院理学研究院)

10:40  休憩

セッション5  座長:星野 敦 (基礎生物学研究所)
11:00 アサガオ由来花弁特異的InMYB1プロモーター

  • ○白武勝裕1、東未来1, 2、森本玲奈1、森田裕将3、星野敦4,5、飯田滋6、大島良美7、坂本真吾7、光田展隆7、高木優7,8、後藤弘爾9(1名古屋大院生命農学研究科、2農研機構野菜花き研究部門、3名城大農学部、4基生研、5総研大院生命科学研究科、6静岡県立大院生活健康科、7産総研生物プロセス、8埼玉大理工学研究科、9岡山県農林水産総合センター)

11:20 アサガオduskish変異体の解析

  • ○森田裕将1、星野敦2、石黒加奈子3、田中良和3、飯田滋4(1名城大学農学部、2基礎生物学研究所、3サントリーグローバルイノベーションセンター、4静岡県立大院生活健康科)

11:40  アサガオにおける自律性Tpnトランスポゾンの系統間解析

  • ○仁田坂英二1、磯田和杜1、星野敦2、Vasanthan Jayakumar3、榊原康文3、久保山勉4(1九州大学大学院理学研究院、2基礎生物学研究所、3慶応大学理工学部、4茨城大学農学部)

12:00  総合討論 

  座長:仁田坂英二 (九州大学大学院理学研究院生物科学部門)
  座長:星野 敦 (基礎生物学研究所)


12:10  閉会の挨拶  星野敦(基礎生物学研究所)

 

 

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