フロリゲンの探索には次のような方法がとられてきた。植物からの抽出物に含まれる未知物質を生物検定によって探す。植物ホルモンなど既知物質がフロリゲン活性をもつかどうかを検定し、花成に伴って内生量が増加するかどうかを調べる。植物からの抽出物に含まれる未知物質を機器分析または遺伝子発現によって探す方法もとられている。 花成を誘導された植物からの抽出物の花成誘導活性を検定するのがもっとも常識的な研究方法であり、これまでに多くの報告がある。しかし、どれも再現性がなく、成果はあがっていない。