cp (crepe) 縮緬 ちりめん 
由来:葉の表面(地合という)が細かく凸凹になり、織物の縮緬に似ることから命名
子葉:正常
通常葉:葉の表面が細かく凸凹になる。荒い凸凹のものを砂摺(すなずり)とも言う。翼片も不規則な形を示すことが多い。打込(cm)と組み合わさると強く抱える。葉が正常なものをcp-r (crepe-reversed) 並葉台咲 と呼ぶ(Q533等)。
花:花筒が折り返し、飛び出し、台咲(だいざき)とよばれる。栽培条件や系統によって飛び出さないものもある。曜の外側に毛茸(tricome)が発達するが、これはhr1-D (hairl-Dominant)優性毛蕾性-1 とcpが強く連鎖しているためである(開花直前の蕾が見やすい)。
その他:茎もよじれ、しばしば弱い帯化状になるなど不規則な形態を示す。稔性は比較的正常。
園芸的特性:変化朝顔の3大ジャンルの一つ、車咲牡丹系統(月の部)の基本変異として非常に重要。きれいな台をつけるには抑制的に栽培する。hr1-Dによってヘテロ株が鑑別可能。

cp m  車咲 くるまざき
由来:縮緬と立田(m)の2重変異体で、花弁が幅広く切れ込み風車状になるため、車咲と呼ばれる。また古くは大阪で雀咲とも呼ばれた。
子葉:立田の性質を示し、翼片が細く葉脈が目立つ
通常葉:立田と縮緬の形質を合わせた表現型。翼片が細く5裂し、葉は抱えることが多く芝舟葉(しばふねば)とよばれる。また打込(cm)と組み合わさると強く抱え、雨龍葉(あまりょうば)のようになる。
花:台咲の花弁が幅広く切れ込んだ花型を示す。
その他:立田の影響で雌しべが短くなり、その上変形・萎縮することが多いため系統によっては、ほぼ不稔になるが、ここに挙げた系統はある程度稔性があるためホモ接合で維持できる(正木)。
園芸的特性:縮緬と同様。車咲で稔性の高い系統は、牡丹出物の出現率が1/4になるため有用。

03030000 03130000 03160000 03220000
03030000.jpg 03130000.jpg 03160000.jpg 03220000.jpg
03490000 03500000 03520010 05090010
03490000.jpg 03500000.jpg 03520010.jpg 05090010.jpg
05100010 05130010 05160010 05200014
05100010.jpg 05130010.jpg 05160010.jpg 05200014.jpg
05220010 05230010 05240011 05260000
05220010.jpg 05230010.jpg 05240011.jpg 05260000.jpg
05280001 05290000 05300010 05310010
05280001.jpg 05290000.jpg 05300010.jpg 05310010.jpg
05320010 05330010 05340015 05360010
05320010.jpg 05330010.jpg 05340015.jpg 05360010.jpg
05430013 06260000 06260002 06260003
05430013.jpg 06260000.jpg 06260002.jpg 06260003.jpg
06260004 06440000 06450002 06450003
06260004.jpg 06440000.jpg 06450002.jpg 06450003.jpg
10040000 10170000    
10040000.jpg 10170000.jpg