過去ログその6
4/3/01 から 5/21/01まで
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質問犬さんへ
平成2年4月、神戸の須磨浦公園の「普賢象」(ピンク、八重咲)の中の1本に
ピンクの花と黄(緑)色の花(枝変わり)が入り混じって咲く樹が見つかった、と話題になりましたね。笠原基知治教授が平成3年と4年にその樹の調査を行い、明学の齊藤則夫教授に色素の分析を依頼した結果を紹介いたします。まず、材料の親の「普賢象」、黄緑色の枝変わりの部、「うこん」の3者の花弁を、それぞれTLCおよびHPLC分析、可視領域の吸収スペクトル分析を、生花での直接測定と酸性にしたメタノール抽出液とについて実施した結果、全ての方法を通して同じになり、@「普賢象」で認められたアントシアニンが枝変わり部と「うこん」とではごく微量になっている。この微量のアントシアニンは、赤変を始めた花弁が混入したため、と考えられる。A黄色2者では共にクロロフィルが認められたこと。また、かなりのフラボノール成分の存在が認められたが、期待されたカルコン、オーロン関係の色素は認められなかったこと。従って黄色の原因はクロロフィルの存在によること。Bこれらの結果を遺伝子の働きとしてみれば、アントシアニンを作成する働きの遺伝子が、その能力を欠くとともに蕾のときにあるクロロフィルの分解を不十分にする対立遺伝子に突然変異したと考えられる。C親のピンク遺伝子に対して黄色の方が劣性形質と推測されるが、現在のところ証拠は得られていない。D変異枝は周縁キメラとなって安定しているから、そこの定芽を接木などで独立させれば、第3の黄色品種が誕生する。
以上が笠原先生からのレポートです。今ごろ三島の遺伝研の桜は満開でしょうね。
関心のある方は、訪ねてみてはどうですか。1995年4月版「遺伝研の桜」(改訂版)も入手できると思います。我が家の御衣黄は2〜3日で開花します。
普通の朝顔を育てている者です。
何時も掲示板を楽しく拝見させていただいています。
さて、いつも親蔓の本葉5枚目位の所を摘み取っていますが、摘み取ると子蔓が伸びてくるようです。どのような仕掛けになているのでしょうか?
また、蔓を摘み取らずに放置すると、どのくらいの長さになるのでしょうか?
くだらない質問で申訳ありません。
今年はどの位の長さの蔓が出来るか試してみようと思っています。
またチャンスが有れば変化朝顔にも挑戦したいと思っています。
蔓の長さについては、勝手な想像ですが、30m位は伸びるのではないでしょうか。トリチェリの実験のように気圧も関係しそうですが、樹木の蒸散が非常に高い
所でも行われているので、アサガオでも可能性があると思います。ギネスブックに
挑戦してみる人はいませんか。
新宿の牧野富太郎展を見てきました。植物学だけでなくその植物画に驚かされました。高知にある記念館の小山館長も中学生の頃、その描き方を習われたということを、会場で上映されていたビデオで知りました。小山館長自身も単子葉植物のいくつかにその名を残す植物学者になられています。私は小山先生にアサガオ属のIpomoeaという学名を、なぜイポモエアでなくイポメアと言うのかなどつまらない
質問をしたことがあります。優しく答えてもらったことを20年以上も前なのに、
忘れないで覚えています。アサガオを通じて、人の縁の妙を知りたいと思います。
考えてみれば、変化アサガオも江戸時代に発現した形質が、いろいろな人の手を
経て、今の時代に伝わってきているのですね。
過去に出現した黄色のアサガオは、花弁で葉緑体を生産し続ける変異体だという可能性は無いでしょうか?黄色い花を欠く園芸植物では、黄緑色の花を黄色と称している例がありますが(今でも)。
実際、クロロフィルが退色していくタイプでは、カロチノイドの色が、うかびあがって来て、かなり黄色っぽい印象をうけます。
また、緑色のアサガオの記録や作出の試みというのは、あったのでしょうか?
文化文政期の押し花を見ましたが、とても小さな吹掛絞のスポットが
ありますので、現在黄花と言われているものと基本的には同じ変異を
黄花と言っていたのではないでしょうか。つまりCHI欠損と、スポット
を抑制するような変異をもつようなもの。葉緑体を作る変異では
ないと思います。
にたせんせいへご無沙汰しております。
いろいろお世話になっております。
4月1日は休日でしたが、新年度初日だったので、出勤した後、風来坊さんのところへ行ってきました。
で、バタバタしていてこのHPの黄色の朝顔を見ていませんでした・・・残念!!
話は変わりますが、
私にとっては
この年度初めの繁忙期を終えたら朝顔の季節の到来です。
近くに新しく市民農園ができるので、「野菜でなくてもよいか?」「朝顔を植えてもよいか?」と聞いたところ、「多年草でなければOKです」との返事をもらったので、昨晩10時過ぎにその市民農園を現地視察し、今朝申込のハガキを出しました。
というわけで、仕事の合間にその市民農園の抽選に当たったら、どう使おうかと楽しみ考えております。
今夏もよろしくご指導いただけますよう、この場を借りてお願い申し上げる次第です。
では、また。
質問犬さま
まず、文献に記載されている黄花についてお知らせいたします。「朝顔叢」(文化14年)に初めて「極黄采」というのが出ています。次いで「朝顔花競」(嘉永)という大坂の花合わせ番付に「黄葉縮緬極黄紅鳩絞縮臺孔雀」、嘉永6年刊の「朝顔花併」には、「南天極黄車八重」という図があります。また、同書には「淡雪チリメン南天極黄ト山鳩ト染分鳩地ヘ黒鳩絞フクリン咲分車牡丹」、「古金縮緬南天極黄臺狂」という花名が記載されています。どちらにもおそらくごく少量の吹掛絞のスポットが存在していたのではないでしょうか。 手元にある古い押し花では、「欝金紅絣縮み咲き」というのがありますが、桜の「欝金」と同じような花色のようです。
明治期の「朝顔の研究」(第1巻第3号)の牽牛花銘(中輪の部)銘鑑には「黄金」(斑入葉極黄)が記録されています。戦後、尾崎鉄之助氏は黄花朝顔を発表しましたが、本当の濃い黄色とまではゆかず、どうもクリーム色程度のようでした。中村長次郎氏も同じような意見でした。吹掛絞りのスポットがあったようです。私も当時この尾崎氏の系統を栽培してみましたが結果は同じでした。緑色の朝顔の記
録は今のところ見当たりません。 昭和52年に私の所で栽培した中に、極黄の朝顔が咲き、NHKのテレビで放映されましたが、これも吹掛絞のスポットが見た目にはわかりませんでしたが、顕微鏡で調べてみたところ、確認されました。この時の様子は、同年8月10日にNHK[趣味の手帳」で放送され、翌年、「私と趣味」という本(文化出版局)に書いています。
そうですか。ほぼ例外無く、吹掛絞りを併せ持っていますか・・。アントシアニンの合成経路を利用した黄花と言う事になると、濃色は望めないかもしれないですね。やはり、種間雑種か遺伝子のコピー&ペーストをするしかないでしょうか?
花弁に病的な縮みが表れるというのも、育種上の限界を感じさせますが・・(他植物の類似変異体では、聞きませんが)
緑色のアサガオの記録は無いという事なので‘極黄’が再発見なら、こっちはオリジナルですね。
‘single quotation marks’のブームって来ないですか?(誰に聞いてるの?)
大変ご無沙汰しております、NJのユキです。
去年はご親切に変化朝顔の種を送っていただいたのに、
その後の報告もせず、大変失礼しました。(あちゃお
さんにも、ごめんなさいしたばかりです)
昨年は春に雨が続き、お庭は全くの不作でした。
そこで、頂いた貴重な種は今年に繰り越すことになっ
たのです。今年は鉢まで買って張り切っています。
欲張ったおかげで?、先生とあちゃおさんの両方から
いくつかの種類の種を頂いたので、現在アメリカの盆栽
マニア(いるんですね、これが)の何人かに交渉して、
発育状況をきちんと知らせてくれる約束をしてくれる何
人かに種を譲ろうかと思っておりますのです。。
それ専用のメリケン「海を渡った朝顔達」朝顔リポート
ウェブサイトなんかも用意しちゃおうかと思っているの
ですが、全く花咲ない婆さん爺さん連中になってしまう
といけないので、結果がよければウェブサイトというこ
とでお許し下さいまし。。。。
東京は桜が満開なのに先々週あたり大雪が降ったとか。。
NJも今年は厳しい冬でした。
これからが一番美しい季節です。
木曜日、とても暖かで春、初夏の花の種蒔きをしました
ところ、翌日、翌々日と雨が降り、気温が一気に下がり
ました。
今年は頑張ります!
みなさんの規模はよく知りませんが、うちでは昨年は約3000本を
圃場に植えて、300鉢程度(主として牡丹出物)を鉢に植えました。
どうしても地植えの方が楽ですので、鉢は面白いものや鑑賞価値が
高いものだけになってしまいます。種子は1万粒くらい播種
しました。今年はずっと少なく栽培する予定です。
昔の文献や記録を見ていますとどうやって育てていたのかと不思議に
思えるほどの多数のアサガオを栽培しています。小川信太郎氏は毎年
10万粒播種していたようですし(採取するのはこれから選抜した
一部でしょうが・・恐らく芽きりなしです)、今井先生も万にもおよび
ものすごい数栽培されていたようです。
たくさん播くというのは新規の突然変異体や組み合わせを得る上で
非常に有効ですが労力との兼ね合いもありますね。出物の親木の
だけだと、5寸鉢2つに各3本づつ植えてなんとか1系統の
維持ができます。
ちょっと外出しておりまして、昨日戻ってきました。空港が火事だったり
のアクシデントもありましたが。
本蔓を摘み取ると脇芽が伸び出してくるのは頂芽優勢という多くの
植物で知られている現象ですが、最適な成長ホルモン(オーキシン)
濃度が頂芽と側芽で異なっており、頂芽で合成されるオーキシンが
重力方向に移動して、その濃度が濃い?ために側芽の成長が抑制
され、頂芽を摘み取ると濃度が薄まって、側芽が成長すると説明
されています。最近の研究ではどうなっているのでしょうか、よく
知りません。
普通は子蔓を伸ばす仕立て方をすることが多いですが、成長の
悪い変化物では、本蔓を仕立てることも多いと思います。采咲き
系統の出物では勝手に無数の子蔓が出てくることも多いですね。
そんなお気になさらなくて結構ですよ(笑)。以前送った流星の出物
系統は日本でも成長が遅くて難しいですからニュージャージーでは
もっと大変かもしれません。ただ親木は大丈夫でしょう。
日本より高緯度地方が多い欧米は、夏は花芽の分化に必要な限界
暗期が長いし、温度が低いわでアサガオは栽培には向いていない
ようです。欧米ではマルバアサガオ(I.purpurea)やヘブンリーブルー等の
ソライロアサガオ(I.tricolor)ばかり売られているのはそのせい
もあるのでしょう。
私の勝手な考えでは、吹掛絞のようなCHI欠損では、カルコンが蓄積
しており、これのオーロンになる経路が増強されればより黄色が強くなる
のではないかと思います。この辺を積極的に推進する酵素(aureusidin
synthase)の活性がアサガオではどの程度あるのか知りませんが、人為的
に発現を強めてやるともっと黄色くなるかもしれません。希望的観測では
蓄積したカルコンが悪さをして、花弁を縮ませるが、オーロンは有害
ではないため、すっきりした花が・・咲くといいですね。
ただ質問犬さんが書いているように濃い黄色は望めないのでしょう。
渡辺先生の”極黄”というのを残念ながら見ていないのでわかりません
が、小川信太郎氏の本にある黄花は印刷の関係もあるでしょうが、
かなり黄色く見え、花弁も縮んでいません。
外国人が喋りながら両手をカニみたいにするのは、double quotation
(ここ重要)という意味だったんですね。最近知りました。先日も"epigenetics"と言ってましたね。
先日、遺伝学普及会におねがいしてましたアサガオのデータベースCD−ROMが
とどきました。これからゆっくり接続時間を気にせずいつでもみることができ
ます。いろいろ勉強させていただきます。
にたせんせい
地植えという手もあるんですね。ところで、出物のでない系統を見分けるのは
はやはり株毎に管理して、見極めていくしかないんでしょうか。
黄色いつながりではないんですが、今日は黄砂がすごかったですね。春に
なるとはるばる中国大陸から風で運ばれてきた砂であたりがかすんで見えます。
で、雨が降ると車が(特にぼくの車のように黒い車は)真っ白というか、
黄白色のほこりまみれになります。購入6年半、洗車は年に一回という
ペースですから余り関係ないんですけど洗車命の若いもんは泣いています。
で、>森川さま
出物の抜けた親木の見分け方ですが、獅子咲では系統によっても違いますが
葉の抱え方が 出物(獅子ホモ)>親木(獅子へテロ)>抜けた株
のように不完全優性またはGain of funcition変異の様相を呈して
おります。そのため獅子系統は出物の中でも一番維持が易しいです。
これでもなれないと難しいと言う方がいますが、中には、獅子変異と
かなり近い位置にある丸葉変異とヘテロ(トランスへテロ)の状態の
系統もあり、これだと、出物(獅子)、親木(抱常葉)、抜け株(丸葉)
となり親木の鑑別はもっと簡単です。
ところが柳の入った、柳、糸柳、針葉などの系統や、燕、渦こびとなど
ではヘテロ株にほとんど表現型が出ないので(柳のヘテロは鑑別できる
とものの本には書いているものもありますが、再現性は低いです)
3分の1の確率で抜けてしまいます。これはおっしゃるように株ごとに
管理して抜けて株を捨てていくしか方法はありません。
やっかいなことに鑑賞価値の高いといわれる系統には多くの場合、牡丹
変異も合わせもっていますし、これはつぼみがつくまでわかりません。
そのため、単純な獅子咲以外の系統は株ごとに採種していく必要が
あります。牡丹は遺伝子を取っていますから、親木の段階で抜けている
かどうか判別がつく系統もありますが、DNAを抽出してPCRをやんないと
いけないので、あまり実用的ではありませんね。
ストックのように致死遺伝子とバランスさせるとよいのでしょうが・・
にたせんせい
おはようございます。
昨夏に栽培した朝顔の種の整理が追いつきません。
先日も朔ごととった種をむく作業をしていたのですが、
DMなどの封筒(ちょっと厚めの紙のものもありました。)を使っていたためか、風通しの良いところに置いていた筈だったのですが、カビのようなものがついていて、黒い種なのに白っぽくなっていたり、
芽のようなものが1・2ミリ程でているものがありました。
今ごろお前なにを聞くんだ!と言われそうですが、
手を広げて栽培したのは昨夏が初めてでしたので、当然、種の整理の量がふえたのもこの秋以降がはじめてでしたので質問させて下さい。
上に書いたようなものはやはり、植えても発芽しませんよね?
保存しておく種からは除くべきですよね?
特にカビの影響で白くなった種はいっしょに保管する他の正常な種にもカビがうつるので外しておく方がよいですよねえ?
すいませんが、よろしくご教示願います。
では、また。
うちではさく果ごと、事務用の茶色封筒に入れておき、適当なときに
揉んで息でからを吹き飛ばす等やってから種子用の小型封筒に入れてます。
雨上がりには採種しないとか、気をつけてはいるのですが、やはり
カビが生えているものもあります。芽が出ているのは昨年の長雨で
発芽してしまったものでしょうか・・これはだめでしょう。
また、カビが生えているものは発芽率等、調子が悪いような気がします。
整理するときにひどいものは取り除いて捨てていますが、シリカゲル封入
して4度で保存する分にはあまり他の種子にカビが移らないように
思います。
誰か殻取りマシンと、芽きりマシンを作ってくれないだろうか・・
あ、濃硫酸処理って方法もありますが、系統ごとに最適時間も
違いますし、多くの種類が少しづつの場合は帰って手間がかかります。
にたせんせいへ
ご教示ありがとうございます。
朔から種をとるのがこんなに手間がかかるとは思っていませんでした。
結構大変ですよね。
教えていただいたとおり、発芽の見込みのないものは除くようにします。
それでは、また。
先生から分けていただいた種子の子孫を友人が分けてくれました。
(#515と#603です)
こちらをしっかり読んでから、朝の低温と相談のうえ播種しようと思います。
始めてなのでなにごとも心配ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
にた先生 おはよう御座います。
昨日は好天に恵まれ水仙鑑賞会兼朝顔の種子配布会を
無事終えることが出来ました。
お馴染のおーつかさん、あちゃおさん、恵子さん、他数名がお見えになり、
楽しい一日を過ごすことが出来ました。
皆さんこの夏に向かって朝顔作りに燃えていました。
種子配布リストはのちほどお送りいたします。
ご協力、ご支援に感謝申し上げます。
風来坊さんの水仙鑑賞会兼朝顔の種子頒布会がおこなわれ、途中、あちゃおさんをピックアップし、長男(小一)とともに行ってきました。
にたせんせいから風来坊さんのところへ送っていただいた種を沢山いただきました。ありがとうございました。種がいっぱいになっているので、申し込んだ市民農園が外れたらどうしようかと思いつつ、今夏の栽培計画をたのしく再検討しているところです。(これが、結構たのしいんですよね。)
また、
7月28日(土)午後1時30分から千葉県佐倉市の国立歴史民俗博物館の「くらしの植物苑」にて、にたせんせいによる変化朝顔の観察会がありますので、この掲示板をご覧のみなさまも、ぜひ、お越しください。
にたせんせいへ、
上の観察会の日の夕方、お時間がおありでしたら、風来坊さんや四街道のこやまさん、あちゃおさんなどを誘ってみますので、一杯ひっかけにいきませんか?
風来坊さんを会長に私を事務局に「千葉朝顔同好会」を立ち上げましたので、そのメンバー(これから集めるのですが・・・)や、この掲示板に登場されている近郊の皆様へもお声をかけたいと思います。
まだ、ず〜と先のことなので、時期が近づいたらご連絡ください。
お礼を兼ねて。
では、また。
昨日はおーつかさんにピックアップされたあちゃおです。
風来坊さんところ、とても楽しかったです。
種を大量に頂いて、すっかり「おたねもち」になりました。
ありがとうございました!
7月28日は予定が空くといいのですが。
こんにちは。
昨日、風来坊主催の集いに行き、
朝顔の種を頂きました。
ありがとうございました。
変化朝顔の種蒔き初挑戦なので、
ドキドキ、ウキウキ気分です。
7月28日の観察会、
何としても都合をつけて参加したいです。
種子を分けたり・テストしたり大変だったと思いますがありがとうございました。
もらった方々も、今年播かなくても、冷蔵庫に入れておけば何年も大丈夫ですから
余裕のあるときに育ててみるとかでもいいと思います。
今年は他にもリクエストが多くて、今週中には発送したいんですけど、結構
大変です。
おお、くらしの植物苑の観察会の講師ですね。7月28日ですか。実は
まだ聞いておりませんでした(笑)。一杯ひっかけるってのは非常に
魅力的ですね。というか歴博に行ったときは、よくご存知の酒天童子
みたいな先生がいらっしゃるので毎回結構飲んでます。
それでは、そのとき、ぜひ御一緒して、アサガオの話に花を咲かせ
ましょう。
頂いた種をアメリカの何ヶ所かに分けてみました。さて、どーなるでしょう?
それで、分けた各自から英語のウェブサイトないかな?と聞かれたのです。
なにせ、分けた相手が盆栽とか、木々も種から育ててしまうような人々なので
質問ぜめで咳き込んでいます。(ゲホゲホ)
何処か彼らが参考に出来る(育成方法、種の取り方など)英語のウェブサイト
、あるいは英語で受け答えして下さる方いらっしゃらないでしょうか?
ここも、ぼちぼち英語化している裏サイトはあるのですが、忙しくて
あんましできておりません。
あちゃおさんのところ(うちにもメールは来てましたが)に来られた
Morning Glory Manさんのhpとかリンクがありましたので、このあたり
に行ってみたらいかがでしょう?
http://www.exoticplants.org.uk
詳細な栽培方法が書いたのはあまりないでしょうね・・昨年の歴博の図録に
英語の栽培法がありましたが、載せるわけにもいきませんし。
どうも彼らは正木とか親木のこと、出物になる確率や種の
取り方などを詳しく知りたいようなのです。
一応譲った種には先生のサイトに載っている写真等をコピ
ーして、出割も解説したのですが、出物になるかどうかは
芽が出てみないとわからない、という言い方で果たして良
いものでしょうか。正木, 出物系統の親木なら種は取りや
すいといった風で。
いや、私自身が勉強しないとこりゃダメですね。
出物系統の親木はParentというように説明したのですが、
正木、出物は何といって良いのやら。。。あちゃおさんの
HPもちょっと参考にして説明してみます。
先生のサイトとあちゃおさんのサイトを見て何とか書いたら通じたようです。
DemotoとMasakiに分けて説明をしたので、返信に「Oh!mine is both Demono.」
とか言って喜んでいます。
それで、どうやって英語にしたら良いかわからないのがいくつか。
正木と出物はそのままにしちゃえ、とDemono、Masakiにしたのですが、英語名はどうなんでしょうか? 親木はPraentにしたのですが、親牡丹はどうなんでしょうか?(いい加減なのでParent peony typeとかにしちゃったんけれど)
そもそも変化朝顔は何というのでしょうか? alternationとかTransformationとかいうんでしょうか? まあ無理に英語などに直さず、Henka Asagaoのほうが良いですかね・・・。
今のところ、NJ北部と南部(南部の気候はやや暖かく海に近いです)、フロリダ、ミシシッピに送りました。カリフォルニア、オレゴンあたりの人も欲しいと言ってます。なんか盛り上がってきちゃってリングを作ろうかと言ってる人もいます。発芽したらね・・・と祈りながら。
アサガオの英語訳では、今井先生の論文などをある程度参考にしていますが、
園芸的表現については人によってまちまちの部分もありますので、適当な
部分も多いですね。
変化アサガオをどう訳すかですが、monstrous morning gloriesなどと
言う表現も昔の論文などで見ますが、ニュアンスがよくわからないので
mutant Japanese morning gloriesなどとしています。
正木・出物は系統維持の違いから来た言葉ですので、正木はfertile stocks,
出物はsterile stocks, 親木はparental stocksなどとしたりもします。
また正木をsimple mutants、出物をdemono-type mutantsなどとも書いて
ますね。牡丹咲きはfully double (full-double) flowersなどとして
ますが、peony-flowered でもいいのだと思います。
親牡丹(親木と同じタイプの牡丹咲き)は・・おっしゃるように、parent
peony typeだったり、double flowers segregating from parental
plant candidatesなど文章で説明したりでしょうか・・?
黄掬水爪龍葉瑠璃総風鈴獅子咲牡丹の訳を、Yellow, dragon claws leaves,
and deep blue, all wind-bell-shaped petals, fully double flowers
などとしてますが、本当にこんなんでいいのか(笑)
昨年、ライデン植物園では、漢字を表意文字だと知っている人が結構いて、区切りのあるところで分けて、発音と、その意味を教えて欲しいと言われました。で、にたさんにもご相談して、こんなふうに翻訳しました。
青・糸柳・葉・藤紫・細切・采・咲・牡丹
ao/ito-yanagi/ha/fuji-murasaki/hoso-gire/sai/zaki/botan
green (standard colour)/thread willow (very fine willow-leaved)/leaf/dark lilac/fine splited/baton (form of flower reminds us about the splited paper taft what is put on tip of the batons, used by commanders on the battlefield in old Japan)/flower/peony-flowered (means full double)
悩んだのは、この花銘の花は、どう見ても「牡丹」には見えないことです。でも「牡丹」=full doubleとしてしまうと、後々まずいかなあというのがあって、とりあえず漢字の意味を翻訳して、実物の写真を見せながら、
・丸咲きの花のfull doubleが、雄しべ、雌しべが花弁に変化してボタンの花のように見えるので「牡丹咲」と呼ばれたのではないか。
・その後、アサガオに限っては、雄しべ、雌しべが花弁に変化していれば、ボタンの花に似ていなくても「牡丹咲」と呼ぶようになったのではないか。
と説明しました。おなじように「采咲」も、昔の武将が戦のときに使った采配の先っぽについた紙の房からきてるんですが、説明が大変でした。
で、最後まで説明したあと、少し間があって、「英語でこんな長ったらしい名前では、オランダ語にしたら、もっと長くなって、見に来たお客さんは最初の一鉢を見ただけで飽きて帰ってしまうから、簡単な名前を考えてくれ」と言われ・・・・・こうなりました。
Fine willow leaf, dark lilac fine-splited flower, double
で、結構いい加減かと思うとそうでもなくて、「立田」をmapleと訳していたら「mapleは、『楓』という文字ではないのか?」とツッコミが入りました。で、日本には、竜田川という詩歌に詠まれるほどの紅葉の名所があって・・・・・と説明しました。なんで知ってるんだと思ったら、ライデン植物園にはカエデの樹があって、プレートに「楓」の文字が彫ってありました。こんなんばっかしです。
伝統的な植物は、ちゃんと理解してもらおうと思うと大変ですね。
そうそう、demono(出物)は、ほぼ全員がdemonを連想して「キワモノの朝顔」と思うらしいです。
緑花のアサガオってあるのか・・・
少しインチキにも思えますが、咲かせることが出来る、とお答えしておきます。
実際に自身の目で確認しています。確かに緑色の花でした。
意外とイケテルかも・・・という印象でした。
正式な記述としては出ていないと思います。
さて、どうして緑になったのでしょうか?
シンキングタイムスタート!(どこかのクイズ番組のパクリ)
ニタ先生&Yamanakaさん、貴重なインフォありがとうございました。
なんかお2人の説明を読んでいたら、最近こちらのフォーラムでいろいろ話が出たダツラのことを思い出しました。上向き、下向きの花の話から始まって、名前がどーの、色がどーの、花もダブルとセミダブルかあるとかないとか、まあ凄いスレッドの数に登り、変化朝顔ほどではないにしろ、かなり皆混乱していました。
青糸柳葉藤采咲き牡丹(#603)の種を譲った人は出物よりも親牡丹の美しさに、これ咲かないかな、咲かないかな、とかなりエキサイトしていました。以下に送った人のほかにもインディアナ州に住む方にもお譲りしました。これで東、南、中部アメリカはカバー、あとは西部に1つ送って、ヨーロッパにも1件送ってみようかなと思っています。全員、途中結果と写真をアップしてくれるのを条件で譲りましたので、うまく咲いてくれるならサイトにアップします。フロリダの人はもう今すぐ蒔ける天候だとのこと、NJ組は渋っております。今日など寒くて暖房復活です。中西部は大雨で川が氾濫しているし、ヨーロッパ各地も雨がひどいようです。
頑張りまーす!
昼食に出た帰りに花屋をのぞいたところ、宿根朝顔の名札でノアサガオの
ピンク色と白色の苗が売られていました。昨年、にた先生が紹介していたのと
同じ系統のようです。さらに、その横に同じ宿根朝顔で「もみじ葉ピンク」と
書かれた株も売っていたので、とりあえず買ってしまいましたが、どうも
米田先生のページにあるモミジヒルガオのようです。
毎年新顔が出てくるのは楽しいのですが、ベランダ栽培家の身分では
鉢数のやりくりで頭が痛いのは困りものです。
そういえば去年、某動物病院の花壇にアイスランド・ポピーの緑花が咲いていました。花弁や雄しべがガク化したような感じでしたが・・。(ケシの仲間って開花とともにガク片は落下しちゃうんでしたよね、離層できないのかな・・)
葉と変わらないような色なので、あまり目立たず美しいというより珍奇な印象。緑花はシキミの花くらいの色がいいんでしょうね。
普通どんな植物でも多少は花弁にクロロフィルを残しているので、アサガオも緑花を作る事自体はそんなに難くは無いと思うのですが・・朝顔資料館さんに拠ると”何でもあり”の江戸時代の資料にも記録が無いと言う事で・・。(なんででしょう?)実際は地球のどこかで毎年咲いているっ?
っ?っ?っ?っ?っ?っ?っ?っ?っ?
Daturaつながりケシつながりですが、うちの近くの農家の庭先にやたらとPapaver somniferumが植えてあるんですよね。(かってに生えてくる?)古い園芸品種なのでしょうが中には、でっかい果実を付ける白色種も。
赤や紫。一重に八重の眠りの妖精・・・。
>TKさま:
花弁が緑色になっているってことは、花弁の色素体のクロロフィルが
強く出ている白花なんでしょうか。なんかの薬剤を食わせましたか?
こんどこそっと教えてください。ちなみに捻梅(cd)は曜の先端が
緑色ですね。
>定吉さま:
ノアサガオの色変わりは私もかなり期待したのですが、やっぱりノアサガオ
のため、花付が悪くてよくないですね。例の西表朝顔だったりオーシャンブルー
などと呼ばれている外国産ノアサガオと交配して選抜する資源としては
よいのでしょうが・・Ipmoeaなのに、なぜかモミジバヒルガオと呼ばれている
ものはどうも耐寒性が弱いようで、ノアサガオは大丈夫でしたが、戸外
では枯れてしまいました。これは花はよくついてはいました。
>質問犬さま:
ケシ(P.somniferum)は子供のころまでは、自分でも栽培してました。
特に牡丹芥子と呼ばれる、かなりゴージャスなやつですが、そのうち、
「育ててよいケシ・悪いケシ」なるポスターが出回りはじめまして、
栽培しなくなりました。それでもこぼれ種で勝手に生えてきますね。
欧米では今でも普通に種子が売られてて、かなり綺麗な品種も多い
ですが、新聞沙汰になりそうなので、遠慮しています。
アメリカなんかだと、その道の方々は、室内で強い電照のもと育てて
いるらしいですが、敵もさるもの、赤外線フィルターをつけたビデオを
まわしてヘリで住宅街をスキャンして、踏み込まれるとのことでした。
で、踏み込んでみると爬虫類マニアだったりするんですよね。これが。
っていうのは、こちらで売っているオピウムでしょうね、きっと。
種交換でも平気で出回っておりますよ。使い方間違ってもらっっちゃ怖いことになりそうです。
そう言えば、英国の女性が(ウェールズ)変化朝顔を是非、というので譲ることにしたのですが、何か交換で種を譲ります、とおっしゃって下さって、私の好きな青い花の種リストを送ってくれたのですが、その中にDwarfのヘブンリーブルーがありました。へぇーヘブンリーブルーも小型化しているのかーとちょっと驚きでした。
まあ、ケシに関しては庭を飾る程度ならいいんでしょうね。実際、近くに警察の施設があるのですが黙認しているようです。アヘンを採るために栽培しようと思ったら、畑で沢山作らないといけないでしょうから。(室内栽培するには豪邸がいりますねぇ)DaturaとかCannabisなら数株で黒字ですけど・・。
そういえば、ヒルガオ科にも脳に効く種類ありましたよね。アサガオの種は飲んでも下痢するだでけでしょうが・・。(下しきったむこうに、何かが見える??・・・うんこ。)
このページの表紙の車咲牡丹系統(cp m dp)は、本来、鼠色で黄葉と花色
がリンクしているようですので、柿(dy)だったと思います。ところが、他の
表現型は同じで、青花の系統(1093等)が出てきていますので、
固い連鎖が外れたとは思えないため恐らくdyに挿入していたトランスポゾン
(Tpn)が飛び出したんでしょうね。
アステカの昔から有名なのは、ヘブンリーブルーなどの Ipomoea tricolor
の種子ですがLSA(Lysergic acid amides)のようなLSD様物質を含んでいて、
服用すると幻覚が現れるそうです。またpurpureaも効くって書いてあったり
もします。Phabitinのような下剤成分を抜くためにマニアの方は・・・など
処方も詳しく書いてあるページも存在しますが、キノコが問題になっている
昨今、良い子のみんなは真似したらだめだぞ。
にたせんせいほかみなさま
おはようございます。
先日、申し込んでいた市民農園が抽選の結果当たりました。
150区画に250名(複数の区画も申込可能なので区画数にするともっと大きくなるでしょうが)の申込だったそうです。園芸への関心の高さを痛感しました。
そこで、去年より多く朝顔を栽培できることになったので、
いろいろ、にたせんせいも含め風来坊さんや変化朝顔研究会・変化朝顔同好会(渡辺好孝せんせい主宰)から沢山種をいただいてる中から、どれを栽培しようかと考え中です。これが、なかなか愉しみで、さらに、この機会にいろいろ調べるので変化朝顔の知識を得るよい機会になっています。
そこで質問!
「燕」という系統(?)がありますが、
このHPでは見つけることができません。歴博の「伝統の朝顔U」の図録には1ページだけのっていましたが、もし、このホームページで該当する写真や内容がありましたら、どこか教えて下さい。
この夏の栽培計画に入れるかどうか迷っていますので。
このアサガオホームページは、結構くまなく見たつもりですが、みつけられなくて・・・。
では、また。
あと、にたせんせいへ
メールありがとうございました。
また、ご返事します。
は、遺伝子リストのmiのところのリンクか、変化朝顔の出物・正木のところに
写真があります。最近、獅子咲牡丹のある系統から突然、燕が出るものが
見つかって、昨年は燕獅子咲牡丹が咲きました(画像掲示板を見たら写真
があります)。これは獅子と牡丹が維持されいるところから、交雑という
よりも自然突然変異なのでしょうか?
燕も戦後、絶滅したと思われていたのですが(自然突然変異によって)
再発現した系統です。
質問犬 様
> まあ、ケシに関しては庭を飾る程度ならいいんでしょうね。
> 実際、近くに警察の施設があるのですが黙認しているようです。
えーと、御禁制のケシは1本でも駄目なはずです。昔、勤務先で
生えているのが見つかり、警察官が来て引き抜いていったそうです。
ご覧になられたケシは、黙認ではなく、単にご近所の警察に知識の
ある方がおられないためだと思います。
知らずに植えていたのであれば、罪も問われないとは思いますが、
知っていながら植えていれば当然有罪ですから、ご注意下さい。
あっ、ここは子供も見てますね。
控えます。
定吉さま たぶん警察だけじゃなく、農家のおばちゃんも知らないんだと思います。(まさか確信犯ではないでしょう)P.somniferumも生える事が禁止されていることを知らないんだと思います。
「バッファローも俺もここが禁猟区だとは知らなかったんだよ。」って、無罪になるかどうかは別にして、おばちゃんも捕まったらこう言うしかないでしょう。
リクエストしてました種子届きました。
どうもありがとうございます。
今から、GWの種播きが楽しみです。
を作りました!!
このHPの関連リンクの「朝顔の庵」と「水仙百花&朝顔百花」の掲示板に載せました。地域限定で申し訳ありませんが、会費なし(実費のみ)の気楽な会ですので、近郊他県の方もぜひ、ご入会下さい。
一応、栽培歴がこの夏で3年目の若輩(年齢が30台中ですが、朝顔は「若輩」ですよね。)ですが、私おーつかが事務局をしております。
会長は、風来坊さんです。
宣伝ですいません。
では、また。
マダムユキにお世話になっております在米南支所です。
#603青糸柳葉藤紫細切采咲牡丹・・・3粒
#515車咲牡丹・・・3粒
を頂きました。
4月22日・・・芽切りして濾紙上で吸水
青〜の1粒は吸水させたら粉々に割れてしまい
車〜の1粒は吸水させたらかびが生えてしまいました。
4月23日・・・よく膨らんだ各2粒をポットに
4月25日・・・発芽(温度だけがとりえなもので)
青〜の種皮をふるえながら取り除きました。
これまで見てきた「朝顔」とは違う、くしゃっとした子葉ですが
芽切りが大胆すぎて傷をつけてしまったのでしょうか?
それとも、これが正しい姿でしょうか?
うちのデジカメでは様子が分るほどの写真がとれませんでした。
車〜の発芽はまだ1粒だけです。
2枚ぴったりくっついた子葉は、Q426の赤丸がない方に似ているのですが・・・
このまま育てていいのでしょうか?
種まきですが、当方では芽きりして、吸水させずいきなりポットに
播くことをお勧めしております。たっぷり水やりすれば、同じこと
ですし、カビが生えたり見える部分での心配がなくなります。
426の赤丸がない方というのは、親木の子葉のことですか?
515はやや細身の子葉、603は出物ですので、抱えた子葉が
ほとんどで、もしかすると小型の糸柳の子葉が分離してくるかも
しれません。普通の(野生型)の子葉と少し形が違いますが、くしゃっと
した感じではないと思います。そのうち展開してくるのでしょう。
にた先生、返信ありがとうございました。
#515の2本目も発芽しました。
#603・・・この状態を抱えていると言うんですね・・・
すでにプールが賑わい始めています。
みなさんはいかがお過ごしでしょうか。私は昨年採種分の整理やらヘテロ形質
のチェックを今ごろやってます。昨日・今日で6000本ほどつぼみを捻って
みたり、解剖してみたりしてます(少し目がかすんできましたが;笑)。
牡丹探りってシンプルな作業ですが、牡丹が出てくると今だにうれしいですね。
でも端から、はさみで切って捨てているので、学生が「朝顔が可愛いって言う
のは嘘でしょう」と言ってます。うーむ。
変化朝顔の系統維持は確率勝負ですが、采咲き系統(柳入り)は勝率低い
ですねえ・・負けがこむと、15本親木を植えて、柳と牡丹が出るのは1本
だったりします。これが3重不稔だったりするともっと厳しいこともあります。
そのため、リクエストには応じられないものも結構あります。
>ふじたま様:発送が遅くなりましたが、今年のリクエスト分の発送がやっと
終わって、届いたというメールをいろいろいただきます。可愛がってくださいね。
>おーつか様:会の設立おめでとうございます。千葉はアサガオに縁の深い、
今では都会でしょうが、昔で言う鄙の地ですね(都鄙秋興の鄙)。変化朝顔
の会としては、現在、4つ目でしょうか。普及に育種に頑張ってください。
アサガオは普通に育てているだけでも(自然)突然変異でいろいろな新しい
形質が出てきます。そんなのがあったら種子をちょこっとわけていただける
ととても嬉しいです>ALL
朝顔図譜の写真を眺めていて、フト数週間前の出来事を思い出しました。
私が某所で朝顔図譜の花模様を見せて現存するアサガオの色模様の変異についての“講演らしきもの”を致しましたところ、その後で、江戸時代の浮世絵を研究されている某研究所の先生方(複数)から独立に、「図譜の花の模様などは、画工の想像の産物だと思っていて、実在していたとは思わなかった・・・・」との旨のコメントを戴きました。
“芸術的”視点からの研究と“生物学的”視点は、“文系”と“理系”に分かれているため か(?)同じ土俵に上がる機会があまり無かったのではないかと思いました。
[にた先生にガンバッテ頂かねば!:イツモ他人事ミタイデスンマセンガ・・・・]
私も根っからの理系ですので、まさか図譜とかの模様が想像の産物と思って
おられる専門家がおられるとは思いもよりませんでした。もちろん、あさが
お叢の七小町のように、一本でそこまで変化しないだろうという、やや嘘
臭いものもありますが、伊藤若冲の絵なども意匠のようでいて、実に正確に
時雨絞り(雀斑)の模様を描写しているように思います。日本でははっきり
と文系学科と理系学科の情報の隔絶があるようですね。外国ではどうなのか
のか、ただの1ポスドクだった経験しかないので良く知りませんが。ここら
は外国人のしげ先生が詳しいかもです(笑)。
最近では、いろいろな歴史関係の方と知り合いになって、お話は話を伺
っていると、私と見方がかなり違うので非常に面白いです。人間関係の調
べ方のノウハウなどがあるようで、私は全然かなわないんですけど、逆に、
その人が目的として、作りだした植物自身(品種)の考察があんまりない
ように感じてます。しかし、アサガオとか本草とかやられている方はアマ
チュアでもけっこう古文書が読めるんですね。最近の学生は明治の日本語
の論文ですら、よく読めません(英語もちゃんと読んでいるのか疑わしい
が・・)。
私はシッグ先生にこそ期待しております。私はしょぼしょぼです。
アサガオの1回目の直播き分の植え付けが終わり一段落、3割ほどがすでに発芽しています。同じ条件でも種類によって発芽の早遅や、適不適の差がかなりあるようですね。
昨日は福島のスイセンの育種家のところへスイセンの見学にいってきました。
今日は午後から歴博へ行って、辻先生の観察会にお邪魔しようと思っています。
確かに、最近の学生サンには戦前(明治でなく昭和でも)の萩原先生の論文などの日本語は難しく[こんなことを嘆くのは老化現象ですかネ]、最後に付けられている英文要旨の方が分かりやすいようです。
ただ、18世紀のCurtis's Botanical Magazine などの英文は今学校で習う英文とそれ程大きくは変わってはいないので、日本語の変化の激しさの方に驚くべきなのかも知れません。
処で、引用が多少長くなりますが、中村長次郎氏のアサガオ(昭和36年発行)に、“大正になってアサガオにも、メンデリズムがよく合致することが学者によって説かれた後も、変化咲の培養家はがんこにこれを否定しつづけた。ことにボタン咲の発生は、環境に左右されるという意見が根強く、親木は必ず小鉢でやせ作りをして採取しなければ、ボタン咲はにげると戦前まで培養書にも書かれてきた。しかし今はこれらの説を信奉した老人も多くは故人となった。”と書かれております。
私は変化咲は“イジメテ小さく育てる”とどこかで耳にしたような印象をもっていて、実際にも小型のしか見たことが無かったので、歴博で初めて牡丹の入った大型の変化咲を見て大変驚きました。
そこで、変化咲を育てたことの無い素人の質問ですが、変化咲を大きく育て(られ?)ない理由は遺伝的要因もあるとは思いますが、それ以外に、戦前(江戸時代?)からの上記のような考えが、本来の理由はもはや意味がなくなっても、ノウハウ(秘伝?)として受継がれた点があるためなのでしょうか?
なお、私も都合がつけば7月28日には歴博へ行きたいと思っておりますので、どうか宜しく。
確かに、大輪咲きが肥培して、大きくするのに大して、変化咲きは昔から、
ある程度いじめて作るのが基本とされてきたようです。もちろん、中村氏の
記述にあるような、肥培したり、地植え(これも肥培することと同意)に
すると、牡丹や葉出物が逃げると信じられていたという非科学的な面も
あると思いますが、ある程度、理にかなった側面もあります。
1)俗に高級出物と呼ばれている、牡丹を含む系統は、大きな鉢にうつす
(本植え)する前に牡丹咲きかどうかを判別(牡丹探り)をしないといけ
ない。アサガオの花芽の分化は、もちろん短日条件にも影響を受けますが、
小さな鉢でいぢめて、発育を制限してつくると花芽の分化が早くなります。
比較的最近の学会発表の要旨でもあったような気がしますが、これは、
栄養成長が不良になると、生殖成長を盛んにして、次代に賭けよう
とする植物の適応進化の結果だと思います。ま、人間でも危機的状況だと
排卵・着床率があがるという話もありますし、そんなものでしょうか。
ここで、最初から栄養成長が盛んな状態で、のびのび育てると、花つきが
遅れて、一重出物か牡丹出物かの鑑別が遅れて栽培上問題があります。
黄葉(y)が青葉よりも変化朝顔では好まれますが、これは、観賞上だけで
なく、栄養成長が盛んでないため、花芽分化が早いからという理由もあり
ます。
2)このあたりは、植物学上、常識なのかそうでないのか知りませんが、
花器官で、がく、花弁(whorl1,2)は、葉などの栄養成長が盛んでも大き
くなりますが、雄しべ、雌しべ(whorl3,4)は、生殖成長が盛んなときに
発達します。アサガオは盛夏には、盛んに花を咲かせますが、おしべ、
雌しべの発達が悪く、稔性が低いですが、秋になって全体の草勢が弱って
くると雄しべ、雌しべが発達して種子をよく結ぶようになります。
ちゃんとした?変化朝顔では主として牡丹咲、八重咲が観賞されますが、
これらは雄しべ、雌しべ(Whorl3,4)が弁化したものですが、上記のような
理由で、生殖成長を盛んにしたほうがこれらが発達して、見事になる。
実際に、風鈴獅子などではわかりにくいですが、管弁獅子や采咲き系統では、
いぢめて育てた方が、中の花弁が伸び出して見事になりますね。花の大きさ
はそうでもないですが。
3)肥培すると、車咲牡丹系の台がつきにくくなる。変化物の中で一番
ちゃんと咲かせるのが難しいのが、このジャンルで、肥培すると、どうしても
台(花筒の折り返した部分)が中途半端に折れたものとか、普通の丸咲きの
ようになってしまう。
などが、変化物はある程度いじめて作れといわれることの理由でしょうか。
ブームのころはどの程度の培養条件だったのかよくわかりませんが、少ない
写真を見てみると比較的小型の草姿の写真が多いように思いますから、かなり
いじめて育てていたのではないでしょうか。昨年、渡辺先生のご自宅で、
岡不崩の牽牛花図譜の、原画(元のアサガオのスケッチ)を見せていただき
ましたが、図譜ではかなり立派な大きい花に見えますが、えらく小さい
のには(花径3−4cm程度?)には驚きました。
そういうわけで、基本的にはのびのび育てた方がよいと思いますが、ものに
よっては、いじめて栽培するのもありかなと思います。私は適当に栽培
していますから、あまりどうこう言えた立場にはありませんが・・
今日は、佐原館長と辻先生の「花の人のかかわり」だったですね。僕も
今年の観察会のテーマはもらっていますが、どれも面白そうで、近かったら
行ってみたいですね。歴博のくらしの植物苑は、規模はそれほど大きくない
ですが、在来品種のコレクション(もちろんアサガオも)など面白いところ
だと思います。渡辺重吉郎先生のほかの伝統園芸植物のコレクションも
面白いですね(私の趣味と一致してます)。伝統植物の品種名は、能とか
古典から由来していて、他の植物と重複しているものも多いですが、時代
を感じさせるものもあります。戦前の品種だと、戦勝とか戦友とか。
アサガオも固定した品種だと、文化文政期のように品種名をつけても
よいかもしれませんね。でも、センスというか、古典などの素養も必要
かもしれませんが(笑)。故木村資生先生(岡崎出身)がパフィオ(洋蘭)
を趣味で培養していて、ご自分で作られていた花に、恩師の名前など
いろいろ品種名をつけていたのを思い出しました。ガーデンライフなんか
にも出られてましたね。偉い先生だったので、とても園芸談義などでき
ませんでしたが。
早速、大変御丁寧なにたさまの御説明、どうも有難う御座います。
処で、実は最近久し振りに画像投稿用掲示板を覘き、“ソライロアサガオのフライングソーサーは不安定でブルースターに戻りやすい”と書かれてました。
確かにフライングソーサーは不安定でブルースターに似た模様の花を咲かせますが、白種子のブルースターとは別物ではないかと思われてなりません。
事実、フライングソーサーは Darold Decker、ブルースターは D. Denholm によって作出されたと Morning glory man サン のHPには書かれてますが?
私も、崔さんと話したり、Morning glory manさんのページを覗いて
おや?と思っていたところです。
Tricolorのバリエーションについてあまり栽培が経験がなかった
(あまり詳細に観察していなかった)ため、そのように
勝手に思っておりました。実際、Flying Saucersの1株の中で、ほと
んど絞らず、ブルースター様の花を咲かせるものがあることや、ある種子
会社(VAN HEMERT)の売っているFlying Saucersの種子にBlue Starの
のような白種子がかなり混じっていることから、そう思っていたのですが、
考えてみたら関係ないですね。DNAの構造が違うといわれるとグーの
音も出ません。
確かに、崔サンによればヘブンリーブルーは種子会社によって色々だそうで、
100年以上育てられているためだと思いますが、もしかしたら、オランダなどの会社によっては'Clarke`s Extra Early Strain' 以前の系統も売られている様な気もしてなりません。
思ったのですが、フライングソーサーは、絞りの弱い、ブルースター様の
花をしばしば咲かせますが、これの子孫はどうなるでしょうか? ちゃんと
継代したことがないのですが、模様は揺らいでも、germlineは安定な
ような気もしてきました。青い花など出てこないような感じですし・・・?
ところで、Morning glory manさんのところにある、Summer Skiesという
品種(ごく淡いブルー)は不安定なようで、面白そうですね。
手元の園芸書(RHSのGarden Plants A-Z)を見ると、Tricolorの品種
として、Crimson Rambler (Red)、Roman Candy(Cerise and white,
variegated leaves)なども載っていますが、現存すると面白いです。
しかし、purpureaとして、tricolor(Wedding bells?)の写真が
載っているくらいだからいいかげんかもしれないですが。
市販されているサカタなどのヘブンリーブルーも昔のは、秋遅くにならないと
咲かないので、あまり相手にしていなかったですが、最近のは早咲きのよう
です。それこそ、Clarke`s Extra Early Strainを導入したのか、とすると
それまでの日本の系統は、もっと昔の起源だったのか・・謎です。
ここの掲示板は連続投稿すると調子わるいですね。すみません。その場合は
一度ブラウザを立ち上げ直すといいようです。
僕もMorning glory man サンが Summer Skies は“不安定”と書いてあるので、てっきり易変性ですぐ復帰変異してしまうのかと思って聞いてみたところ、 Summer Skies は“絞らない”そうです。
ただ、“不安定”で、後代にヘブンリーブルー様の青花が出現するとのことで、こればかりは彼が種子を増やせたらいずれ実際に貰って育ててみないことには実体がよく分からないと思いました。
昨今、牛肉であーだこーだとモメているヨーロッパへも変化朝顔の種を1人だけ譲ろうと思ったら、もう物凄い問い合わせで困っちゃいました。結局、経験豊かな数名に断りきれず、お譲りすることに。先生に頂いた種のほかにあちゃおさんからも頂いた種があるので、それも混ぜて送ることにしました。(2、3つしか遅れないと言ってもそれでもいから、と皆強情で・・・笑)
最終的に、ニュージャージー、フロリダ、オレゴン、ミシシッピ(みなみ嬢)、インディアナ、カナダ、と一応、北アメリカは東西南北に別れ、ヨーロッパはイングランド、ウェールズ、スコットランドとフランスとの国境に近いドイツへ渡ることになりました。
そこで、番号がわからない系統がいくつかあるのです。
1.青立田尾長抱葉淡紫切咲
2.松島葉時雨絞
3.青丸葉時雨絞
写真とか何処かにあるでしょうか? 譲る相手にあなたのところへはこーいう種が行きますよ、と教えてあげたいもので・・・。
それから、青常葉紫覆輪石畳咲(正木)は#567で正しいですか?
FLとみなみさんはすでに種を植えられた様子ですが、うちのあたりは日中25度以上になりながら、夜は霜がまだおりるほど冷え込みます。5月下旬が目標です。
アメリカのヘブンリーブルーは夏にガンガンと咲きます。日本で売られているものとは違うんでしょうか? Crimson Rambler (Red)もあちこちで売られています。
この3連休中ににたせんせいをはじめ、皆さんからいただいた朝顔の種をほぼ播き終えました。25アイテム161粒というラインナップになりました。今日の千葉県地方は最低気温11度・最高気温16度と寒いので家の中にいれたままで出勤しました。
あと、庭の金網の塀沿いにイポメア・染め分け・吹っ掛け・曜白と播こうと思っているのですが、芽きり後すぐに植えられるかどうかわからないので質問です。
芽きりをした後植えるまで、どのくらい時間が空いてもよいのでしょうか?
上のラインナップは、芽きり後(先日にたせんせいがかかれていたので、水に浸さずに)すぐにビニルポットに播き水をたっぷり与えました。
残りの金網の塀沿いのものは芽きりをしてもすぐには播けないかもしれないので手順を考え中です。そこで上の質問についてお教えいただければありがたいです。
では、また。
ブルースター様の花を咲かせるフライングソーサーの子孫がどうなるかは調べていないのでよく分かりません。
実は、Ipomoea tricolor を育てみて未だ2年しか経っていないもので。
これは、フライングソーサーの易変性変異がどんな構造をしているかによると思いますが、アサガオやマルバアサガオなどの知見から類推すると、以下の様に大雑把には分けて考えられます。
絞り模様に:
(1)トランスポゾンが関係していない場合、
(2)トランスポゾンが関係している場合、
(2−1)DNA 型以外のトランスポゾンが関係している場合、
(2−2)DNA 型のトランスポゾンが挿入している場合、
(2−2a)非自律性因子が挿入している場合、
(2−2b)自律性因子が挿入している場合、
この内で(2−2a)非自律性因子の挿入の場合にアサガオの雀斑絞や吹掛絞が、(2−2b)自律性因子が挿入の場合にマルバアサガオの条斑絞があたります。
アサガオの雀斑絞から今井先生の white variant が、吹掛絞からも一見安定な cream が出現(Cream yellow からcream へ)しているので、ブルースター様の花模様は次世代へ伝達する可能性もあると思います。
また、(2−2b)自律性因子の挿入の場合もマルバアサガオの条斑絞の場合も笠原先生のMutator の活性により(一見?)安定な白色花が次世代に伝達する場合もあるようです。
ですから、
〈a〉ブルースター様の花模様は次世代へ伝達するのか?、
〈b〉伝達する場合にどの程度安定に伝えられるのか?、
の2点が問題で、さらにgermline安定性に関連するepimutation の可能性は?・・・・・と想像をたくましくすれば、心はちぢに乱れ・・・(ソンナワキャネエカ)。
処で、Crimson Rambler 、Roman Candyなどは以前 Ipomoea tricolor ではないと聞いたことがありますが、どなたか御存知ですか?
すごい人気ですね。今でも、いろいろ展示やらリクエストやら頼まれて
結構忙しいのですが、外国まで巻き込んだらえらいことになりそうですね。
私もmorning glory manさんからのメールに答えていたら、他の人からも
メールがいろいろ来るようになって、あわわと思っております。
ユキさんに直接お送りしたのは、402、515、603だと思いますが
ですが、他は間接的に経由してきた系統ですね。
ただ、青丸葉時雨絞りは違うと思います。石畳はよく出回っているのは
567です。1)の1.青立田尾長抱葉淡紫切咲は508、2)は
いくつか候補がありますが、配布したのは1072でしょう。
ヘブンリーブルーも今出回っているのは早いと6月から咲き始めますが、
日本の夏は暑すぎるのか、真夏は休みことが多いように思います。少し
涼しくなるとまたたくさん咲くようになるのですが、九州だけかな?
もう種子播きをしている方が多いようですね。うちはのんびりしていると
いうか、準備が手間取るため、早くて5月15日以降、昨年は6月初旬に
種播きしました。遅く播いても夏に追いつきますので、実はあまり変わら
なくて、早いと寒さでやられることがありますので、注意が必要です。
芽きりしたものは、すぐに播かなくても大丈夫です。1年は少なくとも
問題ありません。
お忙しい中、詳細な説明ありがとうございました。私もかねてより、
セクターが入るような不安定な絞り模様と、均一に入る絞り模様が
あって機構がどうなっているのかいろいろ思いを巡らしておりました。
後者では、遺伝子の上流等にトランスポゾンやリアレンジメントによる
発現を変えるような配列が入って、それが、メチル化などepigeneticな
ものでランダムに発現を変えていると考えていいのでしょうか。葉の
斑入りも同じような機構によるのかもしれませんが。
あまり関係ないですが、キキョウの白花も安定だと思っていましたが、
実生すると、雀斑とそっくりの青白絞り花が出てくるようなのでDNA型
トランスポゾンの挿入によるものですね。木本にも明らかにトランスポゾン
によると考えられる品種がありますが、研究はアサガオをはじめとする
草本の方がやりやすそうです。桜草も江戸時代に野生集団の群落でいきなり
絞り花が見つかって、その後の品種の発展につながっているようです。
Crimson Ramblerは書いて、気がつきました。種子ももっておりました。
これはマルバアサガオの紅花でした。Roman candyも赤白とあるのが
どうもマルバアサガオ臭いですね。Tricolorとpurpureaの区別がついて
いない記述をしばしば目にします。
フライングソーサーは ブルースターの様に曜が着色するのが悩ましいところで、遺伝子上流域へのトランスポゾンの挿入やら何らかのepigeneticな遺伝子発現制御やらが関わっているのかも知れません。
実は僕も躑躅など木本の絞り花を追掛けたこともありましたが、後で朝顔に手を染めて見て、遺伝学的手法の強みを実感致しました。
エラいこっちゃ、になりそうです・・・。私一人でもエラいこっちゃですから(笑)。先生に早く英語のサイトを、とお願いしたいところですが、恐ろしいことになりそうです・・・。実はハワイの日系の方からも是非に、という声がかかったのですが、どうも個人でガーデニングを楽しんでいるというより、Seed savingとかいろいろな花の系統を調べてストックとし保持しておられるようなので、商業的に使われても困りますし、研究はニタ先生がやっておられるのですから、別に海外でまた研究する必要もなく、いろいろ考えて一般に出回っている桔梗咲きと他の種類(確か大輪系統)の種を送りました。ところが、アメリカは郵便局が非常に雑に郵便物を扱うので、どうも機械に叩きのめされて?、種がクラッシュして届いたそうです。ちゃんとプチプチに包んで送ったのですが・・・。でも、変化じゃなくって良かったです。ホッ・・・。(桔梗さん、大輪さんゴメンナサイ)
スコットランドやウェールズの方にはちょっと気候が寒すぎるんじゃないかと何度か諦める方向へ持っていこうとしたのですが、グリーンハウスがあるだとか、ロータスの花も種から育てて咲かせて経験があるから、といって、くれくれ!モード(笑)。デジタルカメラがないと言ってたので、そうなると仮に花が咲いてもメールにアップしてもらえないのでは困る(ほとんど逃げモードでした)と言いましたら、お隣が貸してくれるって、と言う方が1人と、買ってきた!って言う方が1人で(買ったばかりのデジカメでお庭の写真をアップしてくれました)説得できず、お譲りすることに。もっと欲しくなったらニタ先生に直接頼めばいいのか?と言うので、大慌て! ニタ先生のサイトは内緒のままです。でも、全員がプロフェッサー・ニタに喜んでもらえるように頑張る、とハリキっています。一番日が当る最高の場所も確保したから、早く種送ってくれ、と今は後ろからどんどん蹴られているような状態です。アメリカの人は珍しい、という言葉に惹かれて欲しがりますが、ヨーロッパ、特に英国の方は由来などいろいろ知りたがって非常に熱心です。お国柄、ですね(笑)。
系統の写真は、左のリストの系統リストにありますので、コピーして
添付か何かで送ってあげてください。以下のそのURLです(系統番号を
クリックしてください)。
蜻蛉立田508
石畳567
松島雀斑1072
日本語のサイトを英語システムで見ると2バイト
コードの悲惨さで、字の幅が広がって、むちゃくちゃに表示されます。で、
外国の方は嫌気がさして見てくれませんです。くれくれメールがやたら来る
ようになると、邪険にできない性格上、いちいち対応していたら質問やら、
種子の配送で毎日が過ぎていきそうだし、良い考えないでしょうか(笑)。
しかし、アメリカやオランダの種苗店でもアサガオ(nil)がほとんど売られて
いないところを見るとやはり、寒すぎるのと、高緯度だと日が長くて開花
しそうにないので、気候にあっていないんでしょうね。少なくとも
purpureaよりは花持ちは良いし、いろいろ変化があって良さそうなのですが。
欧米・特に英国など本当、園芸の裾野が広くて、日本よりマニア(候補)が
たくさんいそうで、咲かなきゃいろいろ駆使してなんとかしそうです。
どうしてもって方がいたら、別にメアドを教えてもらってもかまいません。
私、アメリカにしか住んだことないですが、生物系の人でもアサガオとか全然
知らなくて、本屋の園芸書コーナーにもガーデニング(総論)の本ばかりで
日本のように、各論の本がなくて不満でした。日本人はみんな中流意識で
そこそこなんでもマニア、欧米人は、いろいろで、マニアはめちゃくちゃ
深いっていう印象があります(研究もそんな感じがしますね;笑)
話は変わりますが、アサガオほどではないですが、動物系も好きで
ロス近郊の亀マニア(なぜかレズのカップル)のお宅訪問したときも、
日本のマニアのように収集だけじゃなくて、ちゃんと繁殖狙いで、恐ろしく
いろいろ知っているのには驚きました(ミューレンバーグも初めて見て
嬉しかったですけど)。あ、私、ショウジョウバエもやってたか。
でも、私、種子配布しているのは、ボランティアでもなく、変化アサガオを
広めたいからでもなく、一応、Give-and-takeのためでして、
現在はgiveばっかりですが、そのうち、新規変異やら、新系統やらtakeも
少しは・・と願ってます。
以前瑞西デ大腸菌デ遊ンデイタ頃、独逸ノ仲間ガ大腸菌カラ玉蜀黍ヤ金魚草ニ転進スルノヲ目ノ当リニシ、“何時カ高等植物ノとらんすぽぞんヲ”ト思イツツ、出戻ッタ最初ノ春ニ見タ『源平ノ花桃』ハ、トテモ衝撃的デシタ。デスカラ、僕ノ“絞花”ノ原体験ハ、木本デス。
我モ以前ヨリ・・・と返そうと思いましたが、ちょっと無理です(笑)。
しかし、このくらいの字で辞書をひく学生ときたらちょっと嘆カワシイ。
木本では、先生の書いておられる、源平桃や、梅、木瓜、ツツジ、
画像に載せた牡丹などいろいろと咲き分け花の品種がありますが、いずれも
接木や挿し木など栄養繁殖できるようなもので、保存されやすかったので
しょうか。その点、草本だと多年草ならまだしも(といっても余り咲き分け
品種はないような気がします)、一年草はgermlineを通さないといけない
ので、どうしても抜けてしまうのでしょうか。残っている品種も安定な
ものが多いように思います。戦前まで、アサガオ、特に車咲牡丹の唐桑
刷毛目絞”(dy-mutable + α?)の模様花が最高点をつけられていたという
こともありますから、不安定でも希少価値の高いものを求めていたのでしょう。
最近では栽培人口も少ないし、大きさ、変わった形を追求するとどう
しても単純な色の花しか残らなくなってしまうようですし、不安定な模様
花はあまり好まれないという話を聞くにつれ、我々がそのような系統を
残さないとなくなってしまうような気がします。
“カウトウ植物ノ”とはじめたのですが、やはり無理です(笑)。
チャント植物学を修得しなかった僕の漠然とした感じでは、椿や皐月などの木本はどういう訳か綺麗なL2の呈色がでるものが多いように思います。勿論、カーネーション、キンギョソウ、ペチュニアなどと違い、我がアサガオはL1だけでなくL2やL3も淡いながらも立派に発色し、雀斑絞のL2の体細胞復帰変異体などは、今を盛りの躑躅の“曙”の様に花弁の縁がL1由来の白いギザギザ模様が見える時があります。実際、僕が歴博のアサガオを見に行った時、大輪の雀斑でトッテモトッテモ綺麗で典型的なL2の体細胞復帰変異の花が咲いているのを感激しつつ眺めた記憶があります。
にたせんせい
リクエストしてた変化アサガオの種子がまだ届かないのは
もしかしてリクエストしたはずのメールが届いてなかった??
今からじゃもう遅いですか。
誰かあまってる方、おられたら譲って・・・
復帰変異はgerm cellを通ると唯の復帰変異になって、花柄は面白くも何ともなくなるので、やはり挿し木など栄養繁殖で保存する必要があるし、また木本は出来るので、periclinal や mericlinal chimera の花が目につくだけなのかもしれませんが・・・。
郵便の送付リストを見てみましたが、種子を送っていません。
また受信簿を見ても見つかりません。大変申し訳ないのですが
再度リクエストのメールを送っていただけないでしょうか。
すぐに種子をお送りします。
まとめてたくさん送りましたので、他にも漏れがある方が
あるかもしれません。失礼いたしました。
白花が所々復帰して有色の絞りが入る例はよく見ますが、その逆(野性花に白の絞り)の例があまり無いのはなぜ?
はじめまして
早速ですが、今年朝顔に興味を持ちました。
今までに朝顔は 作ったことはあるのですが、改めて興味を持つと言うほどではありませんでした。
ただ何となく種を蒔き、花が咲くと行った程度のことでしたが
今年は今までになく、いろいろと知りたいと思って朝顔関連のURLをさがしていました。
そんなとき、このあさがお掲示板を見つけました
どなたか、お返事いただけたらありがたいのですが
1.あさがお関連のホームページのアドレス
2.同好会や愛好会はネット上でありますか
3.現在入手可能な朝顔関連の園芸本はどんなものがあるか
4.いろいろな種類の 種.苗なんかの入手方法
よろしくお願いします
>千華凡さん:
アサガオ関連のHPのアドレスはこのページの関連リンクの趣味のところ、
同好会も同じくですが、上からたどってみてください。すぐに見つかると
思います。
アサガオ関係で入手可能な本は、カラー園芸入門アサガオ(田口秀丸
誠文堂新光社)、江戸の変わり咲き朝顔(渡辺好孝 平凡社)、
アサガオ 江戸の贈り物(米田芳秋 裳華房)などです。詳しくは
amazonで検索してみてください。
種子については最近まで、リクエストを受け付けておりました。もし
必要なら私までメールでお問い合わせください。また、簡単な変化
アサガオでしたら、桔梗咲き・姫性(紅ちどり等)、木立(矮性)
など市販されています。
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ここの掲示板もプリミティブなので、OSXのApacheサーバもテスト中
ですが、調子悪くないので、これに移行しましょうかねえ・・
しっぐ先生がもっとお詳しいかと思いますが、結局、アントシアニン
合成系の遺伝子にDNA型のトランスポゾンが挿入して遺伝子を不活性化
しているために白花になっており、これが体細胞中で飛び出して、再び
色素が作られるようになるから、有色のセクターが入るのだと思い
ます。 逆(有色地に白絞り)だと、白花になるような遺伝子にたま
たま、トランスポゾンが挿入するようなイベントが起こる必要がある
ため、まず見ることができないと考えられます。
この復帰する細胞層がLIだったり、LIIだったり(この場合遺伝
します)、LIIIだったりする場合は、シッグ先生が書いているように
見え方がいろいろ違ってきます。
ただ、吹雪(Bz)など、優性変異(gain-of-function)の場合は、
もっと複雑な事情(co-suppression等)があって、有色地に淡色絞り
に見えることもあるようです。
花蓮に、一天四海とか、大洒錦とかの”斑蓮(まだらはす)”という品種群
があって、これは、白い花弁の先から、斑状に紅が入って綺麗なのですが
これは交配で、他の品種に持っていけないと蓮の育種をやられている方が
嘆いておられました。これも、花弁は斑の変異を持っているのに、生殖
細胞をつくっている細胞層(LII?)は正常だからなのでしょう。
テストしてみます
歴博のある佐倉の藩士の家に生まれて幕末に福沢諭吉らと共に渡米し、明治になると農学社を開いて“津田縄”で人工媒助を奨励した津田仙の次女で、後にアサガオの古典遺伝学の研究で金字塔を打ち建てた今井善孝博士も留学した‘遺伝学の父’と称されるトーマス・ハント・モーガン教授(にた先生も研究されたショウジョウバエの研究によりノーベル医学生理学賞を受賞)の下で最初の日本人留学生(モーガンがコロンビア大学へ移る以前のブリンマー女子大時代)としてカエルの発生に関する論文を公刊した津田梅子のことが頭に浮かんできます。
彼女はアメリカの知人にアサガオの種子を送り、“どの種子が斑入りになるのか、どれが普通の種類かはわからないのです。でも毎年変種が出るというわけではなく、次の代で変わるかもしれませんから、今年の種子も蒔いてみて下さい。普通、7つに1つしか変種はできず、残りは普通の種類になるといわれています。でもその普通の種子を蒔くと、そこから変わった種類の子孫ができることがあります。”(1884年10月7日:大庭みな子著「津田梅子」)
私は科学の目をもち、アサガオの種子を海外に広めようとした最初の1人は津田梅子に違いないと思っていますので。
処で、Morning glory man サンは2歳のお嬢さんをアサガオの栽培家に育て上げ、近所の小学校にもアサガオの種を分けて育て方を教えてまわると書いてこられたので、イングランドの若者達の中からもアサガオに興味を持つ方々が増えればと思っております。
にたせんせい
先ほどリクエストのメールをお送りしましたので
申し訳有りませんがよろしくお願いします。
大輪アサガオは明日まく予定なんです。
今年の夏がたのしみです。
長すぎて、いったい誰のとこなんだかわからくなるほどの津田女史のお話、ありがとうございます(笑)。私には「科学の目」なるものはないようですが・・、どちらかと言うと蒔いて咲かなかったら悲しいので、あんたもちょっとやってみんさい、咲いたら種頂戴、とずーずーしい考えの元でのシェアでございます。
確かに変種が出るとは限らないので、来年以降も種が取れたら蒔き続けるように、とはアドバイス致しますが、たった2つ3つの種で来年以降も頑張れ、と言うのが正しいのかどうかは全く分かりません。発芽せんかも知れんよ、という前触れでお分けしていますが、みんな写真を見ちゃったもので、親牡丹がいいだとか、今から言うだけ言ってますね〜。
確かに英語システムで日本のサイト(英語バージョンでも)を見ると、おかしくなるようですね。説明文さえあれば、私がこちらで代理店?紛いをやっても構わないのですが、オタクからメールがくると困りますね〜。細かいことまで答える能力と知性がわたくしにはございませんので・・・いいから、物言わず蒔いてみろ、とか言い出しそうで自分が怖いです(笑)。
こちらのナーサリーでは本当に朝顔は見かけません。種がもっぱらですね。CAやAZのような砂漠地帯がある地域では、カタログ会社も朝顔系統の種(つる性のあるもの)は売りませんし。生物学上の問題があるようです、はびこって野性化してしまう恐れがあるんだそうで・・・。
アメリカで淋しいな、と思うのが、朝顔栽培とかマリゴールド栽培とか日本で散々やったような植物の栽培観察日記なるものがほとんどないことでしょうか。たまに、学校の庭を花でいっぱいにしようといったようなプロジェクトがあるようですが、夏休みに伴って子供達が鉢を自宅へ持ち帰る、といったような光景がないのはなんか淋しいものです。展覧会も蘭とかがメインで、もっと菊とかツツジにも目覚めてくれんかなーと願うのですが。
日本の朝顔を欲しがる方がよく言うのですが、日本朝顔の「赤」が非常に美しいんだそうです。青とかはヘブンリーブリーで見慣れているらしく?、赤は真っ赤でもなく、紅色をしているのが何とも言えず、良いんだそうです。そういえば、こちらの花は「赤」系だと、真っ赤になるか、モーヴ(紫がかった赤)になってしまい、紅色はめったに見かけません。そこへきて、曜白のように白の輪が混ざるものですから、いやぁーきれいだぁ、と皆さんおっしゃいます。ブッシュ化しないのもよろしいようです。
私の義理母も、曜白とスカーレットオハラ両方を咲かせた年に、もうスカーレットは要らんと文句ばかり言っておりました。お隣の木にまで登りついて(未だに枯れたまま蒔きついている)片づけが大変で・・・。お隣も裏の方も日本の朝顔を見て、それきれいね〜と賛美していました。ほれ見たことか、と笑ったものです。
最近こちらはとても高尚な話題で盛り上がっていますね。
楽しく拝読しております。種まきはもうちょっと先にするのだ。
さすがに人がいないです。こんな時に限って純水装置が水漏れ起こしたり
して、夜中寂しくモップで床を拭いてました。疲れました。
しかし、水をよけるのに物をどかしていたら、30年前くらいの
ガソリンストーブ発見。火の神様という意味のホエーブス725、かの
植村直巳の愛機としても有名で、92年に製造中止になった・・625が
大ブスと呼ばれていたのに対して、これは小ブスと呼ばれ・・以下略。
まさに捨てる神あれば拾う神あり?ですね。あとで着火試験してみよう。
しかし、アメリカでは紅色が人気なんですか。確かに同じ紅色でも品種が
多い関係でいろいろあって、綺麗と感じるのでしょうか。ただし、あの
蛍光色的な紅色のスカーレットオハラは日本のアサガオがアメリカで
改良されたものです(どなたか詳しい経緯をご存知の方は教えてくだ
さい)。マルバアサガオ(common morning glory)にもスカーレット
オハラという品種がありますが、これもなかなか美しかったですよ。
アリゾナなど温かい地方で、市販が禁止されている種類もあるという
のは興味深いですね。そういえば、動物でも野生化しそうなものは
いろいろ州法で販売・飼育が禁止されているものがありました。
関係ないですが、多くの州で10cm以下の亀の市販が禁止されて
いますよね(サルモネラ菌の関係)。
>あちゃおさま:
私がやっている以上、高尚ってことはないです(笑)。うちの学生さん
達も、飲み会の後なんか、この人は一体・・といつも嘆いてます。
僕もそろそろ、今年の栽培の準備をしようと思ってます。しかし例年
はGWは寂しく芽きりしていましたね。今年は硫酸一発のが多い(と
思う)ので、そうでもないです。しかし1万粒くらいだったら2日
くらい根を詰めてやったら終わりますが。
ホエーブス725、懐かしい名前ですが
私のはいまだに現役です。買ってから20年以上になりますが
特に手入れもしてないのに故障したことがありません。
まさに名機です。製造中止なんてもったいない。
今日は大輪アサガオをまきました。
数が少ないので芽切りの作業もたいしたことはありませんが
うまくそろって発芽してくれるか楽しみです。
全く朝顔とは関係なのですが、こちらでは生卵食べちゃいけないんですよね〜。すき焼がやけにシラケるんです。日系のスーパーでは生OKの卵も売ってますが、高くて高くて・・・。今度、どーいう植物がどこあたりで販売禁止(種の送付)調べておきます。AZやCAの他にもハワイあたりがターゲットになっていることもありますね。まああそこは同じアメリカからでも、動物の持ち込みさえ厳しいし。
確かに亀見かけませんね〜。猿もいませんし。日本のように山の方へ車を走らせると「サル、サル、サル〜!」っていうのは全くありません。鹿がいきなりハイウェイへ出てきて(特にメスを探しておるオス)向こう側へ渡ろうとし、車に激突、バンパー修理代$2、000っちゅー話はよくあります。夏に鹿がドタンと路上でご臨終なされている光景もそう珍しくはありませんが、腐敗してまあ臭いのなんのって・・・。臭いといえば、スカンクの臭いが凄いです。思わず、窓閉めてムセかえるほどのの凄さです。
朝顔の種を蒔く時はリスに要注意です。穿り返えされてひどい目に合います。>毎年
外国の鶏はかなりの確率でサルモネラに汚染されてて、生卵もそうですが
鶏の刺身なんかももちろん無理みたいですね。日本のも徐々に汚染率が
上がっているとかで、将来、生卵ってのは食べられなくなるかもですね。
そういえばスカンクを轢いたらしばらく大変だって話を聞きました。
ボストン近郊に住んでましたが、ビーバーやら、オポッサム(有袋類)
とかいるのはちょっと驚きでした。
鶏といえば、日本にも鶏の品種がいろいろあって、保存会もいろいろ
あります。全国日本鶏保存会(私も小学生のころからの会員です)
のホームページができてますね。
全日鶏ホーム
この中の会員ページの下山さんのページの、長鳴く鶏のQuickTimeムービー
はかなりお勧めです。
>ホエーブスは立派に動きました。構造が単純ですけど、本当、名機
ですね。私のスベア123(20年物)は最近火力が弱いんですけど
なんでだろう。
皆さん、種子まきが早いですね。なんだか静岡は、5月に入ってから気温が低くて、まだ、まく勇気がありません。中旬以降になりそうです。
アサガオの種子の発芽適温は、20〜25℃くらいです。あまり温度が低くなると、土の中で腐ってしまったり、発芽しても双葉が緑色にならず枯れてしまいます。発芽してからも、朝方に冷え込むと葉が紫色に変色してしおれてしまったり、根の病気にかかりやすいので、注意しましょう。特に出物は弱いです。だからといって、過保護に室内に置いておくと、ヒョロヒョロになってしまいますし、難しいところです。
早まきしても、低温で生育が遅れるので、遅まきとそれほど生育に差が出ることはありません。生育が極端に遅い特殊な系統を除いて、6月上旬までに播けば、8月中旬には花が咲いてきます。保温の手間や、冷え込みの心配をしなくて済むぶん、遅まきのほうが、気が楽です。
花は早く見たいですが、せっかくの貴重な種子なので、焦って失敗するのは避けましょう。
しれませんね。
でも、GWを逃すと期を逸しそうで、わたしはGW中に播くようにしています。
というよりも、「なってしまっている」という方が正しい表現かもしれません。
昨日今日と千葉地方は晴れて暖かかったので、4月28日に播いた種が発芽し始めています。また、写真や絵とにらめっこしながら出物かどうか勉強しなければなりません。
わからなかい点がありましたら、また、皆さんご教示のほどよろしくお願い致します。
では、また
朝顔だけ種を蒔いてみましたところ、数日前に発芽しました。もちろん、市販されている桔梗咲きです。ここのところ、軒並み30度を超えた気候だったので試しに、と思って蒔いてみましたが、きょうからまた平均に戻るそうで、日中も18度くらい、夜は10度くらいまで下がるようです。まだまだ変化の種は蒔けませんね〜。
ニタ先生はボストン近郊にお住まいだったのですか?
ポストンは怖くて運転できませんね〜。オポッサムもたまに見かけますが、奴ら屋根裏とかに住み込みしcちゃうんですよね。MAでもかなり郊外に住んでいた友人は熊が出て怖がっていました。植えていたイチゴの上にドカンと座って全部食べていったそうです。
NJにも熊が出ます。今、ちょうど冬眠から起きてお腹空かせているので、狂暴になっていて、数週間前は下校途中の子供達をいきなり森から出てきた熊が追いかけて、通りがかりの人が助けなければ、とんでもないことになっていたようです。
スカンクにシューされたら、トマトジュースで洗うか、オートモービル用の油で洗うしか方法がないようです。犬がちょっかい出してシューされて、とんでもない臭いをお土産に帰宅したっていう話をよく聞きます。
ちょっと前の話ですいませんが、ゼラニウムで白覆輪の品種は、
「ミスター・レーン」と呼ばれているものです。(画像はこちら)
http://w3.poporo.ne.jp/~kondoh/flowers/zera06.jpg
今年の冬に枯らしてしまったのですが、高性の面白い品種でした。
セントポーリアのキメラ花や斑入りの覆輪と同じ、周縁キメラです。
なんだか急に暖かくなってきましたが、もう種子播いても問題ない感じですね。それと、今年、種子をリクエストされた方で受け取ってない方はお知らせください。なんか漏れがあったようですみません。
それ以外の方は、また来年ってことでよろしくお願いします。
>定吉さま: 種子ありがとうございました。今年育ててみます。ミスターレーン等はもってませんが、私も錦葉ゼラニウム(fancy leaved geranium-pelagonium)の品種を若干(和洋半々くらい30種類程度)集めていますが、良いですね。
周縁キメラとかの研究で使われた古典的材料でしたっけ。谷間の雪っていう品種がどうみてもHappy Thoughtという品種にそっくりだと思っていたら、やっぱり同じものでした。Apple Blossom(C系牡丹咲)もちゃんと咲くと綺麗ですが、雨に弱いですねえ。
にたせんせいへ
おはようございます。
先日、先生からお送りいただいたbW37の「渦小人」の子葉が出揃いました。15本のうち、2本は渦がほとんど無いので、出物ではないことがわかります(ヘテロが抜けて親木にもならないかもしれませんね。)が、他の13本はどれも渦が強いので大変期待しています。その中で子葉が反り返っているものは多分出物になると思いますが、判別する視点が他にあったら教えて下さい。
でも、9cmのポリポットに培養土で1粒づつ植えているので、本葉がでるのを待ってもいですよね。
あと、
台咲出物系の子葉の判別は本当に難しいですね。
渦小人と同じ植え方をしていて、仮植えを飛ばしていきなり本植えにすると思いますので、それまでの間に短日処理して確認しようと思っています。これが一番無難な方法だと思いますが、他に何か良い知恵がありましたら教えて下さい。
では、また。
渦小人:渦小人は渦(ct)のバックグランドで分離してくる強い桔梗渦(s)様の変異であることを強く疑っていますが、それは置いておいて
2本は渦でないということですから、自然交雑したものです。普通は抜き捨てますが、余力があれば育ててみて次代の分離をみてみるというのもありです。
芽が出てすぐは、渦こびとの出物はわかりにくいのですが、しばらくすると明らかに小さいというか成長が遅く、子葉が分厚いのでわかります。
台咲出物系というのは、車咲も含めてでしょうか? 台咲牡丹は、縮緬葉台咲の親木から、牡丹が出てくるわけですから、子葉はみんな同じで、つぼみが付いてから、はじめて台咲牡丹がわかります。
車咲の場合は、縮緬葉台咲の親木の場合、立田子葉の車咲出物が4分の1分離してきて、それからさらに牡丹が分離してきます。
獅子、采咲の出物よりは見分けにくいので、難しいといわれますが、良く見ると立田は柳の弱いものですから、子葉がやや細く、子葉脈が目立ち、明らかに他の縮緬の子葉(野生型と区別できない)とは違うのでわかると思います。
錦葉ゼラニウムを30種類程度とは、なかなかのコレクションですね。
うちは管理が悪いので、丈夫なはずのゼラニウムも2年ほどで枯らして
しまいます。元気なのは、毎年10鉢強育てているアサガオだけです。
ゼラニウムはオシロイバナとともに、細胞質遺伝の研究に使われた古典的な
研究材料だと記憶していますが、今では使われていないのでしょうね。
あと、「谷間の雪」は私も栽培したことがありますが、周縁キメラによる
中斑ではなく、遺伝的な模様だと思われます。
国内にはあまり導入されていないようですが、ネットで調べると外国では
同様の中斑状の模様を持つ品種がかなりあるようです。
場所がないので手が出せないのですが、ゼラニウムもかなり魅力的ですよね。
にた先生
スカーレットオハラについてお知らせします。
この花は、昭和15年春(1940)に坂田商会種苗目録に、
「新種 赤花朝顔 2042 王 覇良(スカーレットオハラ) 30銭」
というように掲載されています。1939年(昭和14年)の全米品評会で
金牌を獲得しています。米国で発表されセンセイションを起こした種類です。
翌年の昭和15年春に坂田商会から発売されました。マーガレト・ミッチェル
の「風と共に去りぬ」は1936年に刊行され、主人公のスカーレット・オハラ
の名前をちょうだいしたようです。
スカーレット(scarlet)は緋紅色、深紅色(bright-red color)の意味であ
ることはご承知だと思います。
なお、このスカーレット・オハラという品種は、別の資料では、
「形の上では日本の朝顔と異なる所はありませんが、花の表面は光輝ある鮮紅色で、五曜は緋赤色をなし、直径三、四寸位あり、従来の朝顔に比し花保も非常に宜しく、曇天の日には夕方迄も凋れず、又洋紅色が時間を経ても変らないのが特長です。蔓仕立てとしてポール、垣根に宜敷く、又鉢植として室内に置けば、一日中観賞出来ます。」
と説明があります。かつて光化学スモッグの被害程度を調べるための材料として使用されたことはご承知だと思います。
シッグ様へ
津田仙および津田梅子についての掲示板を読ませていただきました。津田仙は、
「三都一朝」「両地秋」「都鄙秋興」の計7冊の版木(原版)を入手し、明治22年(1890)に津田仙編「都鄙秋興」の名で3冊 (上巻40品 中巻42品 下巻40品)を再版発行しています。しかし三書をばらばらに混用したようです。
この時使用した版木は、その後、他のものに用いたので絶版となったようです。
(仙台朝顔会会報 明治36年度 P.35)
津田仙は「朝顔 久会」の会員(明治34年5月発行の第3号及び7月発行の第5号には、麻布区本村町213番地に住んでいたことがわかる)であったので,次女の津田梅子も朝顔については父の影響もあり関心があったと思います。
渡辺先生:
スカーレットオハラについての詳細な情報ありがとうございました。私も、外国のサイトに由来を書いているのがあるかと思い探したことがあるのですが、見つかりませんでした。戦前には(それも大戦直前ですね)サカタから発売されていたのですか・・全米品評会(AASのことですね?)で入賞。昔からそうかなのかは知りませんが、今だと、全米およびカナダで栽培してちゃんと咲かないといけないので、AASに入賞するというのからもかなり丈夫な品種なのだと思います。植物生理学関係でほぼ唯一使われている、ムラサキ(violet)も花色がmagentaなのを除いては、青鍬形葉(dg)ですし、ほとんど同じと言って良いくらい似ています。
ところで、種苗登録についてちょっと調べていたのですが、スカーレットオハラも過去登録されていた形跡があります。15年しか権利を保持できないので、過去の品種はよくわからないのですが、紫獅子(青紫桔梗咲八重)アーリーコール(早咲)、サンスマイル(木立)、つばめあさがお(姫)、東娘(超巨大輪)、その他大輪咲数品種など登録されていたようです。現在登録されているのは曜白3品種(米田先生;サカタ)みたいですが、アサガオの特性審査基準を作られたのも米田先生でしょうか。興味のある方は品種登録のページを見てみてください。
詳細を覚えていませんが、斑入などを使った細胞層キメラの研究は、今井先生の論文を探しているときなど(戦前の論文)によく見かけます。
実はヤブコウジも安いので、昔から収集しておりまして、現在50品種ほど集めていますが、これらの8割方は周縁キメラの品種で、かなり不安定なものが多いですね。神戸の聖和大学の岡村はた先生が昔からヤブコウジを使ってキメラの研究をされてまして、手元に錦葉紫金牛図説(非買品?)という本がありますが、緻密な肉筆絵があり、各品種のレイヤーごとの詳細な記述があって面白いですね。紫金牛(ヤブコウジ)は明治期のブームのころは、一本、家一軒相当というバブルの時期もあったようですが、今だと一本300円から(笑)。
ところで、斑入り植物など集めておきながら、いまいち良くわかっていないのですが、谷間の雪(Happy Thought)のような、中透(中斑)は、GGWのような周縁キメラだと信じていたのですが、違うのでしょうか?この系統はたまに青葉が出てくるので、L3がL2に侵されてしまったものだと理解していました。遺伝的な模様だとすると、各レイヤーは均一になるため、アサガオの斑入りや、散り斑のような模様にしかならないと思うのですが。もちろん、周縁キメラにしても、そのレイヤーの葉緑体か、核遺伝子が突然変異を起こしているというのには違いないですが。
アサガオ図譜などでは、この周縁キメラのような覆輪斑など見ることができますが、今は残っていないですね。アサガオの斑入で残っているのは核遺伝子にコードされているv-1変異ばかりのようですが、昨年は葉緑体の突然変異体らしき系統を見つけてきました。これは恐らく母性遺伝すると思います。
津田仙についての貴重なお話、どうも有難う御座いました。
実は、昨年の暮れに“薔薇”に関心をお持ちの方から、突然インタヴューを申し込まれて2〜3時間位色々な話をした折り、“日本では人工交配が何時頃から始められたか”と訊かれました。
私は、アサガオについては、賀集久太郎らのこともチラトは浮かびましたが、手元にあった資料は明治30年1月20日の安田篤の“あさがほノ人工的異花受胎ニ就テ”(植物学雑誌代11巻)だけだったので、遅くともその頃までには人工媒助は行なわれていたと申し上げました。
一方、津田仙は明治9年以来、農学社から「農業雑誌」を発行し、“津田縄”を広めて人工媒助を奨励したしたとの記事を読んだ記憶があるので、「農業雑誌」を見れば、“人工媒助”について何か分かるのではないかとは思っております。
また、時をほぼ同じくして札幌農学校も設立されているので、メンデルの法則の再発見は1900年(明治33年)ですが、メンデルの法則に関わる“遺伝”とは別に、“育種技術”として、“人工媒助”が明治10年代には行なわれた可能性があるような気も致しますが、何か御存知でしょうか。
ゼラニウムの「谷間の雪」は、私も通販のリストで中斑と書かれていたため
周縁キメラだと考えて買ったのですが、しばらく栽培してキメラとは違うと
思うようになりました。
まず、最大の理由は、斑の切れが悪いことです。周縁キメラによる斑入りは
斑と正常部の境界がはっきりとした、いわゆる非常に切れが良い斑入りです。
しかし、「谷間の雪」は斑の境界がぼんやりとした切れの悪い斑でした。
また、周縁キメラによる斑入りは安定しているのですが、一度斑が消えれば
再び斑が入ることはありません。ところが、「谷間の雪」は枝の途中で斑が
消えても、再び斑が現れます。
これらの理由から、斑の安定性が高いことも含め、おそらく遺伝的な模様では
ないかと推定しました。この場合、自家受粉の種子を蒔けば同じ斑入りが出現
すると思いますが、スペースの問題などもあり確認しませんでした。
正直なところ、生物学も植物学も専門外なので、これはあくまで趣味の上での
推測ということでご理解下さい。
ところで、アサガオの母性遺伝による斑入りは私もとても興味深いです。ただ、
このタイプの斑入りは種子からの出現率が低いので維持が大変でしょうね。
が日本でいつ始まったかということには私も興味があります。一応、アサガオで最初の記録は、シッグ先生が書いていたように、賀集久太郎(明治28:1895) 朝顔培養全書のようです。私も元本は見たことがないのですが。そのしばらく後になると、朝顔会報などで、人工媒助を駆使して作り上げた種類云々という記述があります。
牛や蚕などの動物は、人間と同じで理解しやすかったせいか、異系統交雑は江戸時代後期ごろには少なくとも行われていたようですが、植物は自然発生説的な考えが支配していたせいか、はっきり人工交配をしていた記録というのを知りません。
植物のほとんど、いや全部が、自然交雑(または枝変わりなどの突然変異)および、子孫の選抜という作業で新品種が作られていたようです。椿などもブームが起こったのは、園芸植物としては早い時期で、いろいろな品種が実生や枝変わりでつくられているのですが、自家不和合性などもあるせいか、自然交雑と選抜によるものだと思います。
江戸期には、中国の陰陽五行説に基づく、作物の雄と雌の判別の奨励(作物ごとの男女ポスターというのを見たことがあります)は今から考えるとナンセンスですが、選抜の基準を農民に示すという意味では面白いです。
大蔵永常の再種方附録(1831)には、イネの花の解剖図があって、雄しべ、雌しべが存在することを示しているようです。また、明治21年(1888)岩手農商課が発行した本には、「米に赤米の起きる理由として、「イネの花のもろこしのごとき花へ付きたる蝶などが、その色を花蕊に移せるより生じたる・・・」とあるようですから、このころは識者は虫媒などで交雑も起こりうると考えていたのでしょうか(実際には風媒花ですが)。以上、渡辺先生も執筆している「日本人が作り出した動植物」から引用。
しかし、変化朝顔の記述等で、江戸時代の人がメンデルの法則を経験的に知っていた、とか、人工的に作り出されたなどという文を目にしますが、なんかニュアンス違うなあ・・と思います。
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津田縄をご存知ない方(ほとんどだと思いますが)に補足。縄の先に毛糸の束をつけたようなもので、これで花をなでると結実率が上がるということで広まった津田仙考案の道具。果樹などは自家不和合性が高いものも多いですからどのくらい効果があったか疑問ですが、現在も果樹農家の人は似たようなことをしていますね。
確かに人工媒助ですが、異系統交配の考えがあったかどうかはよくわかりません。
確かに、斑のサイズが葉によってまちまちですし、境目もギザギザです。ただ、途中で枝分かれした部分から全くの青葉になったものからは、斑はもう出てこないような気がしますが、経験値が低いので自信ありません。
葉緑体ゲノムの変異ではないようですし、なにか特殊な核遺伝子の変異でしょうか。もうしばらく観察してみます。
ところで、最近知ったのですが、葉挿しできる植物(ベゴニアとかセントポーリア)で切断面からカルスができて、再分化する場合、このカルスが単細胞由来のクローンである植物とそうでないものがあるんですね。前者の場合、変異が固定できるので、新品種を作れるみたいです(ただ劣性変異がホモにはならないと思いますが)。朝顔はできないだろうか・・・
前に花粉関係の本を読んだ時に、こんな話が出てましたが・・「自花不和合性の強い植物も同一個体の他の花の花粉を使うと不和合性が弱まる〜」また、こんな話も・・「遠縁で交雑が困難な場合、両者を接木してから交配すると不和合性が弱まる〜」@@@@@@@←この話ほんとでしょうか?葉の斑も花粉もボクの苦手分野・・。
専門家の参戦、お待ちしてます。(おまえは司会か?)
この分野では特定領域(B)が立ちあがっているくらいですから、薀蓄が傾きまくっている人も多いと思います。で、私も専門家じゃないですし、漠然と知っていることだけ書いてみますと・・
多くの植物の自家不和合性を決めているのが、S遺伝子座と呼ばれているもので、実体は、糖タンパクだったり、S-RNase(RNA分解酵素)の一種です(拒絶の段階で2タイプに分けられるらしいですが)。これらは塩基配列がそれぞれことなる対立遺伝子を色々もっていまして、同じタイプは拒絶するようになっています。多様性を保たないと種子ができないため、多様化選択の例だとして、進化学者の理論的研究なんかもありますね。
これのS遺伝子座の多型は、もちろん、遺伝的に決まっていますので、花が違ってもハプロタイプはいっしょですし結果は同じじゃないですか。ただ古い花粉とか柱頭だと、受精能力はあっても、S産物が分解しているとかあるのかもしれませんが。
接木で弱まるってことも、RNA等が台木から運ばれたりすることはあるみたいなので、なんらかの影響を及ぼすこともありえますが、この可能性もほとんどないと思います。
アサガオ・ヒルガオの仲間だと、多年生のものの多くが自家不和合性、一年生のものは、ほぼ自殖性ですね。そうじゃないと意味ないけど。
確かにメンデルの法則をどう捕らえるかはかなり厄介な問題だと思います。
日本では、“優性・分離・独立”の3つの法則として教えておりますが、西欧では、“Segregation of alleles”(Mendel's first law)と“independent assortment of different genes”(Mendel's second law)の2つの法則として定式化しております。
僕は、日本のは現象に、西欧のは機構に主な視点が注がれているような気が致します。
実は、昨年の暮れの“薔薇”に関心をもつ御方とのインタヴューでも、江戸時代の人がメンデルの法則を“経験的”に知っていたかどうかが話題となりました。
僕は、「メンデルの法則を西欧のように2つの法則としてとらえた場合、『もしも知っていたとしても』、交配を知らなかったが故に、半分の第2法則しか知らず、残り半分の第1法則は知らなかったはずだ」と答えましたが、最近出版された本では3つの法則を述べた後に、『もしも知っていたとしても』との仮定が抜け落ちて、単に“半分は知っていて、半分は知らなかったといえるだろう”と書かれております。
実際は、“経験的に知っていた”をどうとらえるかによって、かなり意味が変わるような気が致します。
すなわち、遺伝子という名の“element”が(elementであるが故に予測される割合で)分離するという“概念”としてとらえるのであれば、明らかにNOであり、単に変異(遺伝子)が“経験的”分離するというのであれば、YES と言えるかもしれません。
しかし、それは厳密には“概念”としてメンデルの“法則”を理解したことにはならないと思います。
ところで、マルバアサガオ(Ipomoea purpurea)の異系統交雑が10世代にわたって英国で試みられた記録が有ります。[Charles Darwin (1876) Effects of cross- and self-fertilisation in the vegetable kingdom. Chapter II. Convolvulaceae]
なお、Gregor Johann Mendel (1865) Versuche ueber Pflanzen-hybriden の発表はマルバアサガオの交配実験の公刊の10年前と相成ります。
閑散としていたここも、最近は多い日で、のべ200アクセスを超えるようになってきました(マックサーバですが、一応統計がとれるCGIがついております)。ちなみに、Windows 60%強、Macintosh 20%弱って状況です。
皆さまどうもありがとうございます。やはりアサガオ栽培の時期にはアクセスが増えます。写真などの内容は一昨年!のままですし(画像の編集がなげやりだし)、お恥ずかしい次第ですが、これからもよろしく。希望的観測では来年の栽培期までには立派なページにしたいですね。
>シッグ先生:いつもありがとうございます。大変勉強になります。私も人に聞かれるとメンデルの法則”みたいな”ものは経験的に知っていたとお茶を濁しています。
英語の遺伝学の教科書では、優性の法則がないのは何故?と高校で生物を勉強した人に聞かれます。遺伝子型を表現型にコンバートする際に、法則だとして扱った方が説明しやすいのは確かですが、どういう経緯でこうなったのでしょうか。
しかし、遺伝学も分子遺伝学と進んで、詳細がわかるにつれ、優性・劣性というのは、遺伝子ごとに決まっている性質ではなく、突然変異の具合によってどちらも有り得るので、メンデルの法則はオリジナルどおり2つで行きたいですね。今井先生はモーガンのところで学んだというのもあってか、アサガオの遺伝子記号はショウジョウバエと同じ表記のしかたをしますが、superscript(肩字)はワープロで打ちにくいので嫌です。そういう意味ではArabidopsis(シロイヌナズナ)では、遺伝子ごとに大文字・小文字を違えたりしませんし、対立遺伝子はーで結んで示すだけですし、一日の長がありますね。ん、意味が違うか。優劣はわかった方が便利ですが、それは対立遺伝子名を大文字小文字にすればよろしい。
アサガオの長ったらしい花銘は、嘉永安政期の図譜では、ほぼ完成していますが、個々のアサガオに品種名をつけていた文政期の番付の説明書きにもその走りが見てとれます。
文化文政期の本には、マニュアル部分があって、これから当時の人の考えていたことが推測できて興味深いです(歴博のプロジェクトは、くずし字を読めない私には非常に有用で大変感謝しております)。この時期はまだ自然突然変異が出てきたばかりで、年数を経ていないために変異が十分にシャッフルされておらず、偽連鎖のものも多く、仮に法則を導き出す目があっても雑音が多すぎて無理だったでしょう。実際、朝顔水鏡の花型と葉型の多面発現(連鎖)の図も、実際にはその突然変異が由来した系統の変異を引き継いでいるのも多く、間違いも多いですね。惜しむらくは嘉永安政期の図譜にはほとんどそういった記述が見られないことで、花の図と花銘から推測するしかありません。しかし、頭は西洋の学問にどっぷり漬かっているのでそれから推測したことが当時の人の考えを反映しているのかもよくわかりませんが。
注目すべきは、観賞用の出物の名称ですが、その出物を見ただけでは、(複合の結果、複雑になりすぎて)判別しかねるような、変異の名称が記されていることです。これは、その出物を生んだ単純な親木がもっている性質が出物にも引き継がれていることを観察していた証拠だと思います。
また、花銘を全部、握爪龍葉のような形容葉型にしてしまわないで、南天とか、林風とか付けているのも、これらの単純な変異が複合してできているということや、これらが、親木の種子から独立に分離していることを観察していたからだと思います。そういう意味では、確かに交配はしませんでしたが、自殖性で、なおかつ不稔変異をヘテロで維持という特殊なアサガオの事情がありますので、第一法則もかすってはいたのかなとも思います。ただ、嘉永安政期の図譜のアサガオは、複雑すぎて、再現性の高い系統は少なく、いろいろなものが分離してくる雑駁な系統として維持していたようなので、いずれにせよ法則性を見つけやすい環境にはなかったのかもしれません。明治後期以降のようにかなり純化された系統(9:3:3:1と分離してくる)として維持していたら、少しは違っていたのかもしれませんが。
西欧の哲学などから派生してきた科学と、日本の実学から始まった科学では所詮物の見方や考え方が違って当然ですが、私の簡単な世界観では(複雑なことは考えられないので;笑)以下のように考えています。西欧ではキリスト教による、万物は神が創ったものという考えが基本にあって、そのため、すべてに共通する法則性があるはずで、それを探っていった。日本では八百万の神と言うように、神様が適当に作ったので、共通性はないとして、個別に対応していった。
数学も日本では和算で江戸期かなり進んでいた分野だと思います。円周率の計算についても、一時期は日本の方が桁数が多く計算されていたり。が、しかし、やはり算術という(技)術であり、個別対応しかできず、発展性はなかったようですね。日本はCPUも昔は開発していたのに、結局複雑に統合されてくると無理なのね・・と少し悲しくなります。
シッグ様
蚕の交雑種の起源について、「外山亀太郎記念録」[昭和15年(1940)発行 非売品]に少し掲載されていますので解説をしながら紹介してみます。
@寛政2年(1790)佐々木宇八(蚕種家 信州上伊那郡南向村大草の人)
在来の夏蚕種に春蚕の一種を交雑し、数年の苦心飼育後、選択し「大草」種と命 名され、天保年間に好評を得た。
A文化7年(1810)山岸新左衛門(蚕種家 信州小県郡長瀬村の人)
奥州伊達郡産の「巻龍」(雌蛾)に、「白雪」種の雄蛾を交尾させ「白龍」と命 名した品種をつくり販売。「桃熟」ともいう。私の生まれ故郷(福島県伊達郡霊 山町)でも養蚕が盛んでした。本家には「養蚕茶話記」[明和3年(1766)]
が現在も所蔵しています。後編は天明3年(1783)に書かれています。しか し、内容的には養蚕技術が書かれています。
B弘化2年(1845)藤本縄葛(ときかず)(蚕種家 信州小県郡塩尻村の人)
藤本(1815〜1890)の交雑記録があります。
外山亀太郎(1867〜1918)の初期論文について
@卒業論文 「蚕の精子生成の研究」 この予報をドイツの学術雑誌に発表
(Preliminary note on the spermatogenesisi of Bombyz Mori L.
Zool.Anz.No.438.Ss. 20-24.1894)
A@を東京帝国大学農科大学報告で公にする。
(On the spermatogenesis of the silk-worm.
Bull.Coll.Agric. Tokyo Imp.Univ.vol.2.pp.125-157.Fl.2.1894)
その後は数多くの論文を書いている。
B「日本育種学会会報」第1巻第1号(大正5年11月 1916)が手元にある が、この中で、外山は「一,2のMendel性質に就て」としてメダカとアサガオに ついて書いている。Bの会報には、竹崎嘉徳の「朝顔の遺伝」について詳細な記 録が掲載されている。本研究は1911年から数年間に得た結果の一部を紹介し ている。本書P.85〜86にかけて今井喜孝が「メンデリズムの機械的説明法」
を述べている。
さて、安田勲先生のご尊父である安田篤先生の論文(植物学雑誌 第11巻 第119号 1897)に ついてですが、雑種第2代の分離をしないで終わったの は残念です。この論文の摘抄は、「朝顔培養全書後編」(賀集久太郎編著)にで ています。
次に、津田仙の「農業雑誌」についてですが、手元にありませんので後日調べて 連絡いたします。
朝顔の交配技術の発達史上で高く評価される書として、「朝顔集図」(天保3年(1832)があります。日比野蘇川著ですが刊本ではなく筆録したものです。雑 種性のものから、ある形質を保持しようとする試みが本書に記述されており、採 種と育種については特に具体的に紹介されています。
明治24年(1891)には、「牽牛花培養秘書」(大坂 吉田秋草園著)が育 種の立場から詳細に書いています。明治10年代の朝顔の育種については今の所 未確認ですので調べてみます。
僕もメンデルの法則は欧米のように第1、第2の2つの法則の方がスッキリとしているのに、日本では何故今でも3つの法則として教てるの?、どういう経緯でそうなってるの?、と不思議に思ってはおります。
また、入試などの試験問題も、今でも鶏冠の遺伝のようにレパートリーがほとんど決まっていて、学生サンの中には、理解をするよりも“鶏冠の遺伝”の場合の分離比は・・・と記憶して試験に臨む“要領のいい者(?)”もいるようで・・・・・(コレハ八当リデスネ)。
遺伝子記号も歴史的理由から生物種毎に違い、しかも高等植物と大腸菌の遺伝子を酵母に導入してとなると、チョット厄介ですね。
トランスポゾンも古典遺伝学の時代は、Dissociation とか Suppressor-mutator などと名付けられていたのが、分子遺伝学の時代になるとTam1, Tam3 などと何となく面白みに欠けるような気がしないでもありません。
勿論、Castaway, Ditto, Explorer, Gaijin, Stowaway, Tourist, 等々のような命名をする方々もおられますが、詩的センスも語学力もなければ、“無味乾燥路線”を行くより他に路はなさそうです。
ただ御承知のように、アサガオやマルバアサガオの場合は、Pharbitis か Ipomoea かの問題があって、やはり混迷してます。
どうも色々と有難う御座いました。
僕も「日本育種学会会報」第1巻第1号のコピーは持っており、それを読むと、当時はMendel性質、メンデリズム、メンデル律などと書かれていて、メンデルの法則という言葉もなく、また突然変異についても、“Mutationは最も普通には偶然變異と譯されて居るが又突然變異或は偶變とも云はれて居る”ので、“學術後の統一”を図る必要があると書かれています。
さらに、日本育種学会(今の遺伝学会の前身〕の第1回総会〔大正4年11月20日)の講演会では、外山亀太郎と竹崎嘉徳の外にも、石渡繁胤が“栗及朝顔の実験”について講演したとありますが、それ以上の記述は「日本育種学会会報」第1巻第1号には見当たらないようで、興味深いと思っております。
「朝顔集図」や「牽牛花培養秘書」には、“異なる系統間の人工媒助”についても記述されて居るのでしょうか。
“概念”としてメンデルの“法則”は別としても、育種技術としての人工媒助が高等植物で何時頃から始められたのかには、とても興味と関心を持っておりますので、どうか、今後とも宜しくお願い申し上げます。
農学的な個々の技術という事になると、根拠(それ以前に起源)の解らないものが、けっこうあるようですね。道教の影響を受けた古い時代の名残と思っていたのが、ルイセンコ的な冷戦時代の産物だったり・・。
メンデル vs. 江戸町人
ボクが趣味的に植物と係わっているだけだからでしょうが、その人の”考え”より何でそんな事に興味をもつようになったか(謎でしょうが・・)という事にどちらかというと関心があります。かつて変化朝顔の芸を競い合っていた人達についてもそうですが、当時としては全く受け入れられない学説のアイデアを掴んだメンデルについてもそうです。学校の先生でもあり、お坊さんでもあったメンデルにだけ見えちゃったモノ(惹きつけられた)・・。洋の東西を越えたフェティシズムの不可解を感じます。
サーバソフトとハードディスクを交換いたしました。ユーザにはなにも関係ないことですが・・
去年初めてヘブンリーブルーを育てたときにここのページを知り
以来楽しみに拝見させていただいています。
みなさんの専門的な話題にはなかなかついていけずにいる
素人の私ですが よろしくお願いします。
ことしは、フライングソーサーも手に入れました。。
最近の横浜はとてもいい天気が続きあたたかいので近日中には
種まきの予定です。
毎日新聞の朝刊の1面にゴッホの”タンギー爺さん”(ロダン美術館蔵)の背景の浮世絵の由来で、一つがアサガオの絵があって、これは今までは、有名な、2代目歌川広重の「三十六花選・東京入谷朝顔」が題材だと言われていたそうなんですが、違っていて、オリジナルの画が見つかったとか言う報道がありましたね。詳しくは
毎日新聞の記事
とゴッホの絵を見てみてください。
href="http://www.vangoghgallery.com/painting/p_0363.htm">Pere Tanguy
>abi さま: こちらこそよろしくお願いします。最初、この業界関係の方かと思いました(ABIは、最大手塩基配列決定装置のメーカー名です;(笑)。最近とくに
ヘブンリー・ブルー等のソライロアサガオは人気みたいですね。秋口によくローカル紙で、こんなにたくさんの朝顔の花が・・というような記事もよく目にします。
フライングソーサーは(多分)今年からサカタのタネ(横浜)が市販し始めたので、入手しやすくなったと思います。花持ちがよくて多い花性など、なかなかよい性質を持っていますから、もっとバリエーションが作られるといいですね。
>朝顔集図などの幕末の資料での人工媒助?に関する記述は私も大変興味があります。
「東京名所 いり屋」が原画だとは知りませんでした。どんな画か見たいです。
作者不詳ということですが、おそらく明治初期か中期のものでしょう。NHK取材
班がまとめた本には、「東都名所三十六花撰」の写真が掲載されています。この版画の原画は私も持っています。
「朝顔集図」を調べて見ました。該当部分(原文)だけを以下に転記しておきます。
「花の変化は其妙を極めたりしも、無闇に何れの種子をも撰ばず下種したりとて、
良花を得られるものニ非ず。故ニ親艸並ニ種子の撰択は一入用心注意あるべし。総じて変り花殊に重ね厚きもの、又は切込ミ深きものハ最早花の変化を極めしものにて、多くは種子を結ぶことなし。稀れニハ開化(花?)の終り梢ニ至り花咲きたるものニ種子を結ぶことあれども、之を下種して畢りて親艸と同一の花葉共ニ得かたく多くは並品ニ変化するものと覚晤(悟?)あるへし。然れどもこの種子より再び下種して最良なる種類を得ることあるべし。然らば如何にして変り花を継続し得るかと云ふニ例ヘバ牡丹獅子性のものなれば普通丸咲ものを出生し何の変化をも顕さ
ヽることあり。然れども此の種子こそ再び下種するときは親艸にニ同一なるもの、又ハ尚ほ優れたる花をも得ることもあり。」
その他、朝顔の結実には短日の条件が必要である。本邦では夏秋の候に短日となる頃は、気温も低下する。この低温は変化朝顔に対して蕊の弁化を抑制して、却て生殖機能を高め易くするものである。それと短日とが重って結実へ拍車をかける結果となる。それで開花末期になると、結実し難い品でも梢には稀に結実すると本書に記述されている。また、土拵の法、下し肥ひの法、下種の法、害虫の項を附加しているが、本書の価値は、1832年にすでに採種、育種について具体的に記述した点で評価されてもよいのではないでしょうか。
「牽牛花培養秘書」(波華 吉田秋草園著)について
まず、本書は筆録されたもので@「牽牛ノ花ヲ大輪ニ作ル法」とA「変化牽牛花ノ培養法」に分類されています。
@の目次 第一 土壌、第二 肥料、第三 種蒔及肥の用量、第四 育花(詳細な記述がある)、第五 潅水、第六 支柱(帽子造、行灯造が図示されている)、第七 双葉の内花色見分ケ
最後に、吉田秋草園が附記するところによると、すでに30有余年も経験していたようです。秋草園主人は先師・秋芳園より口授されたとも述べています。(明治24年初冬)
Aの目次 播種期限ノ事、種子選択ノ事、蒔床ノ事、蒔床用鉢ノ事 播種ノ量ノ事
種子発芽力ノ事、潅水及ビ肥料施用ノ事、移植ノ事、土壌ノ事、鑑定ノ事(詳細 の記述がある)、花色ト変化ノ関係(詳細な記述あり)、種子採収ノ事、接樹ノ 事、挿樹ノ事、移植器具ノ事、虫害ノ事
以上です。吉田秋草園主人は、当時、大阪市東区船越町一丁目に住んでいました。この他に秋草園の述べた記録もいくつかあります。
本書は国会図書館に所蔵されています。
小学生以来、久々に朝顔の種を蒔きました。実に25年くらいぶりです。
昨日、双葉になったのですが、鉢に植え替える時、
一体いくつづつくらい植えればいいのか思い出せず、
ヤフーで検索したら、こちらにヒットしました。(^o^)
こんなに熱い朝顔サイトを発見できて、なんだか幸せな気持ちになりました。
http://www.sound-beach.com/
小学校以来、25年ぶりと言うと私と同世代でしょうか。最近、日中は暑くくらいですが、ここも熱いですか? 確かに、最近では日本を代表するアサガオの先生方にいろいろ書きこんでいただいて、勉強になります。
植え替えですが、子葉が展開してすぐ植えかえるというのが基本のようですが、朝顔は割と植え替えに強いので、少々遅れても大丈夫です。
種苗店に平日の夕方行ったら、仕事帰りのOLらしき人が、一生懸命アサガオを物色していて、なんだか嬉しくなりました(口も出したくなりましたが、そこはぐっと堪えてですね)。今後ともよろしくです。
>朝顔資料館様:貴重な資料の内容を書いていただきありがとうございました。もうすぐ空港に行かないといけないので、戻ってきてじっくり読ませていただきます。 その見つかった、東京名所いりや(これは三十六花撰の模倣なのかもしれませんが)の画像をちょっとだけ掲載しておきます。その画像はここをクリック。
>朝顔資料館様:貴重な資料の内容を書いていただきありがとうございました。もうすぐ空港に行かないといけないので、戻ってきてじっくり読ませていただきます。 その見つかった、東京名所いりや(これは三十六花撰の模倣なのかもしれませんが)の画像をちょっとだけ掲載しておきます。その画像はここをクリック。
にたせんせい、先日は種子の譲渡ありがとうございました。
早く撒きたいのに仕事の都合で未だ撒けていませんが、毎日種子袋を見てはにやにや微笑んでしまい、同僚から気持ち悪がられています。
先年来貴HPを参考にさせていただいておりましたが、勇気を出して初めて掲示板に書き込みさせていただきました。
にたせんせい始め諸先生方、諸先輩方、これからよろしくお願い致します。
ほんとの出生は文系の人間なので、このHPの資料と掲示板は勉強になることばかりです。
某公園勤めの関係上、アサガオに関しても緑化材料の一つとして考えてしまう面もあり、近年様々な種苗会社からいわゆる「ガーデニング」の材料として使いやすいものが発売されていて、これでアサガオの良さを再発見してくださる方が増えればと、関西のはしっこでこっそり思っています(今春、昨年園内で採取した「スカーレットオハラ」の種子を配ったのですが、結構好評でうれしい限りでした。中輪でも多花性であること、花もちの良さ、冴えた紅色の花色、そしてやはり麗しい花名が受けたのでしょうか。植物にまったく関心のないお客様も多く来られる場所ですので)。
そのぶん、大輪系の種子の販売を打ち切る種苗会社もあるようで、それはそれで残念なのですが・・・。アサガオキャリアの浅いわたしですが、ある意味盆栽作りにも通じる手間暇かけてこその大輪系の妙味というものも、アサガオの大きな楽しみの一つと思いますから。外国種苗会社の直接輸入販売が活発な昨今、日本の大手種苗通販にこそ、ならではのものを求めたかったりするのですが。
複雑な気分です。
「園芸」という大きなくくりの中で、コアな「趣味」系と、あくまで景観として楽しむ「ガーデニング」系とに(大雑把なうえに主観的な分け方ですが)人口が分かれている現状、両方の領分を趣味の上でも仕事の上でも泳いでいる者として、両方の方々に公共の場で提案することの難しさを日々感じます(展示企画等にかかわる上で、ある程度不特定多数の方への「園芸」に対する提案を求められていると思っているので)。
もちろん趣味として増資の深い方々からは学ぶことのほうが多く、恥ずかしい思いをすることも多々ある日常なのですが。まだまだこれから勉強しなくては!
仁田坂先生へ
画像を拝見させていただきました。たしかにこれが原画ですね。
5花とツボミの位置と数、それに左上の蔓まで同じです。
右下に版元が「伊勢辰」までは読めますがその右はおそらく
住所でしょうが判読できません。教えていただけたら幸いです。
次に、手元に大正5年8月8日発行の「品種改良法」(宗正雄著)
東京 日本園芸会発行があります。640ページにわたり記述され
ており、育種法の基礎観念、育種法本論、各論にわかれています。
日本の遺伝学の歩みを調べる参考になると思いますがお持ちでしょ
うか。もしなければ郵送します。
次に、昭和11年11月25日発行の「遺伝学講義」(今井喜孝著)
もあります。本書の第1章 遺伝学の発達 のなかに仙台の第二高等学校
の教授であった故安田篤氏のことも記載されていますので、以下に該当部
分のみをお知らせいたします。
「氏は菌類の専門家ではあるが、氏の若年の頃朝顔の交雑を試み、その遺伝
研究を行って得た結果を明治30年の植物学雑誌に発表された。氏としては
恐らくほんの片手間にやられたものだったらしく、充分力の入ったものでは
なかったが、明治30年と云へば1897年のことであるから、若し氏が遺
伝学に特に関心を持たれて居たら、或はメンデルの法則の再発見の名誉を擔
ふ者が日本人であったかも知れない。」
なお、今井喜孝博士著書目録(単行本)及び論文目録を森脇大五郎先生の依頼
により作成してあります。論文の方は九大にもあると思います。単行本は全部
で17冊あります。その他に「本朝生物綺談」(未刊遺稿)もあります。
また、森脇大五郎先生が都立高等学校長の時に、門下生一同代表として今井
喜孝氏への弔辞の原稿(昭和22年11月30日)もあります。
フト思いついて10年以上も前に手当り次第に乱読した本の中で、手元に残っていた内の1冊を探し出して、眺めていたら以下の様な記述を目に致しました。
“人工交配によるイネの新品種育成に最初に取組んだのが滋賀県農事試験場であった。場長の高橋久四郎が在来種の「神力」と「善光寺」を交配し、選抜、固定を進めて明治31年に「近江錦」を育成している。これが我が国の交雑育種による第1号品種となったが、メンデルの遺伝の法則が再発見される2年前であった。(山本文ニ郎:こめの履歴書/品種改良に賭けた人々)
「近江錦」育成のための交配、選抜、固定にどの程度の年月をかけたのかは不明ですが、安田篤の“あさがほノ人工的異花受胎ニ就テ”(植物学雑誌代11巻:明治30年1月発行)とほぼ同年代なので、この頃には人工媒助はある程度はポピュラーになっていたようですネ。
ただ、イネやムギなどの作物の育種は、1909年に遺伝子型(Genotype) と表現型(Phenotype)の概念などを導入したデンマークのヨハンセン(Wilhelm Ludwig Hohannsen)がメンデルの法則が再発見された3年後の1903年に提唱した“純系(分離)説”により各地の農事試験場(明治26年の西ヶ原の試験場設立以後各地に支場や県農試が設けられ)などが在来種の純系分離を行って、純系型の交配母本つくる方向に行ったようです。
ですから、メンデルの法則が再発見される以前に、自殖性のアサガオやイネなどで人工媒助が行なわれはしましたが、在来種は遺伝的に十分に固定してはいなかったので、イネなどの作物の場合は純系分離を行ったと思われ、イネの場合は“人工交配”を取入れた近代的品種改良を組織的かつ系統的に行うようになったのは、明治37年に農商務省農事試験場の機内支場に種芸部が設けられてからとのことです。
この在来種の純系分離を重視するあたりは、イネとアサガオの育てる人々の関心の違いを反映していて、興味深いと感じました。
なお、話題になっている「日本育種學會々報」第1巻第1號(大正5年/1916年)に、外山龜太郎と共に“朝顔の遺傳”を公刊した竹崎嘉徳の仕事は、農事試験場の機内支場で行なわれたようです。
農商務省農事試験場の“機内支場”は、“畿内支場”の誤りです。
こんにちは、仁田坂さん。
譲って頂いた朝顔の種植えました、
同時にサカタのタネの超巨大輪朝顔も植えました、
子供の時のように、芽が出るのが楽しみです。http://www11.freeweb.ne.jp/diary/masu901/page6a.html
お礼申し上げますとともにご報告です、廣島の裕でした。
家の光協会発行の「こめの履歴書」(山本文二郎著)がたまたま家にありましたので早速該当個所を読みました。滋賀県農事試験場長の高橋久四郎が在来種の「神力」(しんりき)と「善光寺」を交配、選抜、固定をして明治31年に「近江錦」を育成していますね。高橋久四郎は明治30年(1897)に「蔬菜草花栽培全書」(東京興農園発行)を書いています。この書の第3編第3章 一年草の最初に牽牛花(78)P.311〜P.321の中に朝顔の記事が少しでていますが、人工交配については触れていません。明治33年(1900)に東京三田育種場発行の「新四君子」という本には、薔薇、朝顔、花百合、菊花が紹介されています。朝顔の項の中に、媒助法が記述されています。
次に、津田仙がウィーン万博(1873年)出張中、当時の科学的農芸理論の世界的権威ダニエル・ホイブレンク(Daniel Hoobrenk)から農業技術の講義と実習の指導を受け、帰国後「農業三事」を著作出版しています。「学農社」を開校、「農業雑誌」を発刊し、穀物中心の農業から西洋野菜や果樹に方向転換するように農民たちに呼びかけています。また農業関係の著作(農業新書・菓実栽培・健康学・酒の害)や翻訳書なども出版し、農業改良に業績をあげています。また、学校教育、キリスト教の宣教に啓蒙活動に足跡を残しています。「農業雑誌」の内容は、農業関係記事以外に米国の農時報告なども転載しています。津田は事業家でもあっが、やがて学校も廃校となりました。後日、内容を調べて連絡いたします。最初は月刊でしたが、月2回となり、やがて3回となっていますので、愛読されたことがよくわかります。晩年は鎌倉の別荘に隠棲していたが、明治41年(1908)4月24日、鎌倉の別荘への帰途、車中で脳溢血で急逝しています。
話はかわりますが、マルバアサガオにはアサガオと同じようなツバメはあるのでしょうか。5月に蒔いた中にツバメの子葉を3本みつけました。どなたか連絡していただけませんか。
出張しておりまして、レスが遅くなりました。すみません。
>たまぎく様
人や、品種を「コアな趣味系」と「ガーデニング系」に分ける考えは私も賛成です。前者では大輪や変化系、後者では、スカーレットオハラや、ヘブンリーブルーなど、花もちの良い丈夫な品種、曜白もどちらかとこの系統でしょうか。また、最近よくみる、宿根性のアサガオ(indica等)も庭の背景などに似合いそうです。
私はどちらかというと前者なのでしょうが、最近、そのコアな方に向いた人が増えているように思います。しかし、品種改良という意味からは、曜白以外では、あまり進歩が見られないのかもしれませんね。朝寝坊の方が増えている現状では、花もちが良い品種がたくさんできるともっとアサガオも見直されるかもしれません。
もうすでにリンクははずしてしまいましたが、あれは新聞のスキャン画像ですが、オリジナルの新聞を見ても、画像が荒くて、なんとか町一丁目としか読めません。及川茂・日本女子大(比較文化)が確認したと書いてありますので、その方がオリジナルをお持ちなのかもしれません。
今井先生は単行本もいろいろ出版されていて、遺伝学の普及に努めたようですが、僕はほんの一部しか読んだことはありませんが、特に、モーガンが白眼を発見したくだりがあるということで五風十雨(随筆)など読んだことがありますが、先生の幅広い興味や知識を伺い知ることができて、面白いです。
「品種改良法」はもちろん持っておらず、興味がありますが、お手を煩わせるのは申し訳ありませんので、いつか見せていただければと思います。
人工交配のはじまりを探る記述、興味深く読ませていただきましたが、その中で気になる人名として滋賀県農事試験場場長、高橋久四郎氏が出てきます。同一人物?は、浪速蕣英会で活躍されて、唐桑刷毛目絞車咲牡丹等すばらしい花を発表されていますが、イネの知識を生かして、アサガオでも人工交配して品種育成を行ったのでしょうか・・
昭和の東京朝顔研究会の会員名簿を見ると、住所は大分になっていますが、退職後田舎に戻ったのでしょうか・・
朝顔について検索していて、ここを見つけました。
とても専門的な内容のHPなので、こんなことを書き込むのは、失礼に当たるかも知れないのですが、もし、御存じでしたら教えて下さい。
朝顔は、地域によって、一番花の咲く時期も違うと思うのですが、皆さんのお住まいの地域では、例年、いつ頃、一番花が咲きますか?
また、もし、朝顔の花芽形成に最低必要な暗期や、花を咲かせるのに最低必要な短日処理日数を御存じでしたら教えて下さい。お願いします。
今日の朝日新聞・夕刊にDNAのメチル化とトランスポゾン転移活性の関係についてチロット出てますね♪
日本は割と横長いので、またあまり北だとアサガオはよく育たないので、日長条件はほぼ同じだと思います。花芽が分化するのに必要な限界暗期の長さは、瀧本先生等の研究がありますが、毎日繰り返す場合は、つまり通常の栽培では、温度に関係なく、9−10時間程度の暗期が必要なようです。1回だけ暗期を与える場合は、温度の大きく影響されるようで、低温だとより長い暗期が必要とされるようです。一般的には、どんな系統でも16時間も暗室に入れておけば1回で花芽を分化します。また木立など、系統によって、早咲きの系統があり、これは日長感受性が馬鹿になっているわけではなく、短い暗期でも花芽を分化するようになっています。
他に、根の発育を制限して、水も少なめに育てると、日長によらず花芽が分化します。
普通の条件では、五月上旬に種子を播いて、7月下旬に初花という系統が多いと思いますが、うちでも早いものだと6月中旬から咲き始めるものもあります。サクラでは、染井吉野というクローンが全国に広がっていますので、遺伝的な差はほとんど無視できるので、サクラ前線というのが成立しますが、アサガオの場合は、遺伝的な差が大きいので、なにか標準系統があるといいかもしれません。
>title:一番花
にた様、ご教示、ありがとうございました。
実は、今、子供が夏休みの自由研究に朝顔の開花について調べようとしているのですが、去年、オシロイバナで同様の実験をした際、準備不足&時間不足で良い結果が得られなかったので、今年は最初から、生育条件をしっかり決めて育てようと、実験計画を練っているところなのです。(今、苗は双葉です)
また、判らないことが生じましたら、質問に伺いたいと思います。
よろしくお願いいたします。
手元にある稲学大成(第三巻)遺伝編のIV研究の史的考察、第1章イネの遺伝学の歴史によれば、
“イネの遺伝研究のスタートは極めて早い。メンデルの法則の再発見(明治33年)のわずか2年後に星野(1902)が「粳を糯に配して得たる胚乳成分の変化」を発表してイネのキセニア現象を記述するとともに、各種植物での交雑実験を行い、併せて植物遺伝に関する文献の紹介を試みたことは、知る人ぞ知る同氏の功績である。”
とあります。
前半は食味にも関係深いモチ性のWaxy 遺伝子座のwx変異体に野生型のWxの花粉を用いた交雑に関する記述かと思いますが、後半が具体的に何を指しているのかは、少し調べてみないと分かりません。
どなたか御存知でしょうか。
なお、最近話題となっている日本育種学会については、
“1914年に、育種学研究の中核を目指して日本育種学界が135名の会員をもって発足した。しかしその後の歩みははかどらず、機関誌の日本育種学会誌はわずか2号(1915年)で廃刊となった。この学会はその後組織を改め、1920年に日本遺伝学会として再出発した。これが[にた先生も評議員として御活躍の]現在の遺伝学会の誕生である。・・・・・日本遺伝学会の遺伝学雑誌第1巻第1号の発刊は1920年5月であるが、その内容の主なものはイネの遺伝子分析である。すなわち赤米色素の遺伝(加藤・石川)、紫稲葉色の遺伝(竹崎)、・・・・・・・”
とあります。
この竹崎とは、勿論「日本育種學會々報」第1巻第1號に、“朝顔の遺傳”を公刊した竹崎嘉徳のことで、彼の発表論文の題目は「紫稲の葉色の遺伝に就いて」で、以後イネの遺伝学の発展に大いに貢献しておられます。
イネとアサガオは、“Agriculture”と“Horticulture”、“Mass production”対“手作りの逸品”、“市場占有率や作付面積を競う”のに対して“花芸を競う”等々、一見対比できそうですが、当時は両刀使いの方々も多かったのではないでしょうか。
東京朝顔研究会会報(1)、浪華浪速蕣英会雑誌(2)、暁芳会会誌(3)などを調べてみました。(1)では明治36年〜明治39年は横浜市伊勢町2丁目の官舎に住んでいたようです。明治40年〜大正2年までは大阪府東区木野町12番地に。大正3年〜大正7年までは千葉県千葉町裏長洲949番地に。大正8年〜大正13年までは大阪市外天王寺町85番地に。最後に記載されているのは、昭和8年〜昭和9年で大分県速見郡朝日村(現速水郡日出町)です。おそらく退職後郷里へ戻ったと思われます。後日、日出町(ひじまち)へ問い合わせてみます。また、「朝顔の栽培」という本以外に「朝顔培養法」も刊行したようですが未見です。この本は大正3〜5年に高橋久四郎が千葉県千葉町農工銀行裏の葉原方に住んでいたときに著述したものと推測します。(暁芳会会誌 第4号 大正4年度による)
(1)は全巻手元に揃っていますので(1)を中心に調べ、(2)は明治44年〜大正5年までありますので参考にしました。
勘違いしないで下さいね。
14日(月)に千葉・佐倉でごいっしょさせていただき飲みました。
そのことです。
私は、その前の土日と風邪気味で薬を飲んで早寝していたことを忘れてごいっしょさせていただき飲み歩いて、家についたら2時半でした。
翌日、やっとの思いで出勤し、二日酔いがさめてきたら、今度は風邪をぶりかえしてしまい、週の中ほどで休んでしまいました。
その上、18日(金)午後に長男(小1)が交通事故に遭い、幸い頭部の傷も打撲ですみ、手足も骨折せず打撲ですんだのですが、思い返すと大変な一週間でした。
でも、
朝顔の方は順調に育っています。
家、市民農園に次ぐ第3の栽培地として、妻の行っている教会の庭(というか空き地)に植えさせていただくことになりました。こちらは正木中心にします。変化朝顔というものを知ってもらうことと、変化朝顔に少し興味を持たれた方からのリクエストに来年お答えできるようにと考えたからです。
にたせんせい・朝顔資料館さまなどなどみなさんから頂いた種で、自分も自分の身近な人も楽しめるなんてこんなに幸せなことはありません。
と感じ、この一週間の身の回りの出来事も吹き飛んでしまいそうです。
やっぱり夏はいいですねえ。
そして、朝顔はいいですねえ。
では、また。
研究室の親睦行事で、金・土と、九重(九州の山岳地帯;大分)に行っておりました。涌蓋山(1500m)に登ったのですが、死ぬほどつらかったですね。しかし、途中リタイアみたいなことになると一生言われそうなので、頑張ってみました。翌日は遊園地で、ジェットコースターやらなにやら、乗りまくりまして、ますます弱ってしまいました。現在は筋肉痛で泣いています。
>大塚さま:佐倉ではお世話になりました。あの時は、予約していたビジネスホテルに行っても誰も出てこなかったので、ロビーの椅子で朝まで寝てすっきりしました。いろいろ大変な一週間だったみたいですが、ご子息が軽傷でなによりです。
>朝顔資料館さま:いつもすばやいレスありがとうございます。うちには部分的な資料しかないため、詳細な解説大変ありがたいです。やはり、仕事ではイネ・趣味では変化朝顔栽培をされていたのですね。
>シッグ先生:星野勇三氏のことは、近代日本生物学者小伝(平河出版)などにちょっと出てくる程度しか知りませんでした。実際、イネ以外何を使って実験されたのでしょうか。私も興味あります。戦前までのアサガオ会のメンバーには、各界の重鎮やら、学位を持った方など、いろいろおられたという話を聞きますし、ある意味、高尚な雰囲気だったのでしょうか。
今年はうちの若い衆がアサガオの講習会に行くと思いますが、よろしくお願いいたします。