縮緬葉台咲 (crepe; cp)

車咲牡丹系統などの基本となっており、葉は不定型で縮緬地または荒い砂摺地と呼ばれる細かな凸凹がある。花は花筒が折り返すため茶台のような構造をとり古くは茶台咲と呼ばれていたのが省略されて台咲となった。栄養状態、系統によって台の着き具合が異なり、一般的には肥料分を少なめに”いじめて”育てると台着きが良くなる。稔性は比較的高く親木としても有用である。対立遺伝子に葉が正常なcprというのがあったが現在では見られない。


1093 黄縮緬葉瑠璃筒白台咲。車咲牡丹の親木で、このように筒白だと台が目立って美しい。


510 青斑入縮緬葉紅筒白台咲。筒が白いので台が目立って良いが、台着きは良くない。


522 青縮緬葉淡桃台咲。この系統は台が小さく、台着きもよくない。


529 黄斑入縮緬洲浜葉茶筒白台咲。静岡の山中達生氏作出。洲浜性を入れた系統。色もよい。